美深歌登林道 / Bifukautanobori 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
美深歌登林道[1][2][3][4]
の後、徳志別川を渡る「山女橋」が現れました。いつもの習性により橋上でいったんストップしましたが、デジカメを構える僅かな時間がもどかしく、結局ここは山女橋からの景色を眺めることなくもタッチアンドゴーで即座に発進!
砂利区間の鬱憤を晴らすべく、エンジンにものをいわせた時速???km / hのハイスピード巡航で突き進んでしまった「ヒャッハー状態」な極上高速ダート区間! 正直、そこまで飛ばす必要はないのですが、しかし、ここを通りがかってその誘惑に抗えるオフライダーは絶対にいないと思います!
かし、延長距離37kmは伊達じゃねーな! エンジンにものを言わせたハイスピード巡航でガンガンに突き進んでみても、途切れることなくひたすらダートが続いて一向に終点にたどり着かないのは、さすが世に聞こえし美深歌登林道というべきか。
面状況をあらためて確認してみると、路面は硬く締まり、その上に敷かれた砂利は小粒でガタガタ感はなく、また、その砂利は路面上に薄くまぶされた程度でズルズルな感触もない状態。よくありがちな水溜り跡による窪みもありません。それでいながら直線と緩いカーブが続いて見通しが良いので飛ばせてしまうんだよな! そのような状況なので、枝幸町区間の後半は景色云々よりも、純粋に走りを楽しみたい区間なんですね。
かし、楽しい時は永遠には続かず、やがてダートが途切れてアスファルト区間が出現。すぐその先で道120に突き当たって終点なのかと思いきや・・・?
→ 振り返る!
想に反して舗装区間を少し進むとダートが復活。そしてすぐ前方に右折ダート分岐が見えていて、路肩の道標には「↑歌登28km 27km仁宇布→」と記されていますが、標識に記されている歌登から仁宇布へのルートは、現在は使われていない道120の峠越えをする旧道区間だったりします。そんなわけで美深歌登林道の元々の終点は、旧道に接続するこの地点だったと思いますが、「天の川トンネル」を通る道120に新ルートができたことに伴い、現在の林道出口は旧道道区間を歌登方向に直進した先に移動しています。
標のすぐ傍で右折分岐している仁宇布方向への旧道区間の入口です。現在の道120は天の川トンネルで一気に歌登〜仁宇布間を結んでいますが、トンネルができる前は未舗装のハードな峠越えルートだったそうで、その旧道区間の入口がここ。そしてかつての美深歌登林道はここで道120に合流して終点となっていたんですね。
→ 旧道区間の様子を眺める!
→ 路肩を調べる!
いうわけで旧道の右折分岐は直進しますが、復活したダートはすぐに途切れて再びアスファルト舗装となり、最終的には1.8km進んだ先で現在の道120に突き当たって美深歌登林道は終点となりました。延長距離の長さも申し分なく、フラットダートから厄介な深砂利、そして高速ダート区間まで多彩な路面状況で楽しめた美深歌登林道探索もここで本当に終わりですが、しかし、この1.8km区間は厳密には道120の旧道区間。厳密な林道終点は先述した仁宇布方向への右折分岐地点だと思いますが、厳密な林道区間にこだわらない方には別にどうでもいい話。事実上の終点はここになっています。
して林道出口を仁宇布方向に振り返るとこんな感じ。すぐ先で橋を渡って500m先の天の川トンネルに向かっているのが道120の新ルートで、右手が美深歌登林道に向かう道120旧道区間の入口になっています。厳密には道道の旧道区間の入口なので、ここに美深歌登林道を示す林道標が設置されているはずもないですが、しかし、結局美深町から枝幸町までの間のどこにも美深歌登林道の林道標はなかったな〜。なお、美深歌登林道は風烈布道とセットで探索されることが多いですが、風烈布林道に向かう場合は林道出口を右折。天の川トンネルを通り抜けた先700mで左手に林道入口が現れますよ。
ちらは林道出口の歌登方向。人家は全くなくて鬱蒼とした森がひたすら続いているだけですが、歌登方向からやって来た場合は、林道入口から300m先にある「牽牛駐車公園」パーキングでUターンするようにすれば間違いありません。ただし、パーキングを見逃して天の川トンネルまで進んでしまったら行き過ぎなので注意!
→ 探索終了!
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