ワッカリベツ林道 / Wakkaribetu 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2022.07.31 / No.H-026 
 [ 所在地 ]豊頃町 [ 状態 ]完抜ダート [ 接続林道 ]- [ 分岐林道 ]上砂川林道・基幹作業道旅長峠線・安骨森林道・砂川林道
 近在の林道へと乗り継ぐことで「プラスα」で長距離ダート走行が楽しめる南十勝のメジャー林道!

頃町「長節」地区にあるワッカリベツ林道の入口にやって来ました。ワッカリベツ林道の西3kmほどのところを並行して延びる千望山林道出口からはほど近く、十勝平野南部における林道探索のセオリー通り南糠南林道→農野牛林道→千望山林道の順に乗り継いできたわけですが、淋しい長節集落の酪農農家の家屋を眺めつつ、林道名由来の「ワッカリベツ沢」伝いに拓かれた牧草地帯を進んでいくと、やがて路面がダート化。ここにワッカリベツ林道を示す林道標や道標は設置されていませんが、事実上の起点とみなしてもいいと思います。
→ 振り返る!
いうわけで長節集落最奥の民家前からワッカリベツ林道の探索はスタート! しばらくは道すがらに連なる牧草地を眺めながらワダチダートを進んでいきます。
がてワッカリベツ沢伝いに拓かれた牧草地は途絶え、ダートは豊頃丘陵の鬱蒼とした森の中に入っていきます。林道沿いに広がる森は豊頃丘陵の一端、それも海抜は僅か50mほどしかない森ですが、それでいながら鬱蒼とした雰囲気はまるで太古の森を思わせるほど! 北海道開拓時代以前の原生林じみた独特の趣が色濃く漂っていました。
道標発見! ダート開始地点から森の中を進むことおよそ1.5kmで林道右手にワッカリベツ沢に設けられた浄水場のような施設が現れますが、ちょうどそのタイミングでワッカリベツ林道を示す林道標が現れました。これでようやく「ここはワッカリベツ林道である!」ことが現地確認できましたが、ワッカリベツ林道は基幹的存在であるためか、青く塗られた横長方形をした大きな鉄板タイプの林道標が立派でした。
→ 林道標を眺める!
→ 付近を眺める!
道標で林道名を現地確認したら前進再開しますが、するとやがて現れたのが怪しいこの左折分岐。「すわ、未知なる支線林道の出現か!?」と思いきや、林道標や道標の類はなにも設置されておらず、その正体は名無し系作業道と思われましたが、分岐直後に藪に埋没して廃道化していたのは予想通りだったです。したがってここは直進してワッカリベツ林道をさらに進む以外に選択肢はなかったのですが、それなのに・・・?
→ それなのに・・・?
→ 左折ダートを眺める!
ぃ、慌てさせやがって・・・。行手を遮るチェーンゲートの出現に一瞬凍りつきましたが、慌てずによく眺めてみると、チェーンに鍵は掛かっていないことが判明。うふふ、ここはどうやらセルフで外して通過後に元に戻しておく方式だったみたい。
ェーンゲートをセルフ開閉で失礼させていただき、鬱蒼とした森の中をワッカリベツ沢伝いにその源流部へと遡って行きますが、すると途中で真新しい純白の砂利がズルズルに敷かれてた区間に遭遇。ボコボコに傷んだ路面を修復した跡ですが、このことからもワッカリベツ林道は定期的に路面維持作業が行われるだけの林業車両の通行があるみたいです。
の後、ワッカリベツ沢の源流域を通り過ぎると平坦コースは終わり、標高214.2mの「カンカン山」の少し南に位置する標高200mほどの「旅長峠」に向かって登坂区間が開始します。しかし、険しさを感じるような急勾配は現れず、あくまでダートはなだらかでした。
在地点の標高はおよそ150m。なだらかにイイ感じに蛇行しながら旅長峠に向かって徐々に高度を上げていくワッカリベツ林道のダート。広大な道有林の自然色豊かな森の雰囲気は素晴らしく、まったりとした森林浴気分で気分良くWRを進めていきます。
の後、勾配区間を登り詰めて標高180mに達した地点でY字となった分岐が出現! 路面状況的には左右どちらも同じであり、はっきり言ってここはどちらに進路を取るかでかなり悩んでしまうと思いますが、結果から述べるとワッカリベツ林道本線は右折方向で、左折方向は上砂川林道になっています。なお、ここに上砂川林道を示す林道標は設置されていませんが、その代わり分岐の股の地点に古寂びた鉄板タイプの道標が立っています。
→ 分岐の股を眺める!
→ 上砂川林道の様子を眺める!
ぼけた道標によって右折方向がワッカリベツ林道であることを確認。左折していく上砂川林道もかなり気になりましたが、途中で出現する未知なる林道をその都度つまみ食いしていては時間がいくらあっても足りません。なのでここは涙を飲んで右折します。
幹作業道旅長峠線発見! 上砂川林道分岐から進むこと僅か150mで今度は右折していくダート分岐が出現しましたが、右折しているのはワッカリベツ林道に並行して豊頃町長節に至る基幹作業道旅長峠線であることは、傍に設置され作業道標からすぐに分かります。
→ 作業道標を眺める!
→ 付近を探る!
→ 基幹作業道旅長峠線の様子を眺める!
ッカリベツ林道に並行して長節方面に戻っていく基幹作業道旅長峠線の存在もかなり気になりましたが、時間の関係上、分岐は左に進んでワッカリベツ林道の探索を続行。というわけで、ここでは上砂川林道および基幹作業道旅長峠線の分岐が連続するので、初めてやって来た場合は進むべき方向に悩んでしまうかもしれませんが、でも道標および作業道標をよく眺めれば進むべき方向を間違えることはありません。たぶんですけど。
在地点の標高はおよそ208m。ワッカリベツ林道の最高所区間を進んでいきますが、この辺りが旅長峠でしょうか? しかし、眺望が望めるような峠らしさは皆無。通りがかっただけではまずその存在すら気がつかないほどの超ドマイナーな「峠」らしいっす。
→ 路面を眺める!
ったー、安骨森林道発見! 旅長峠を越えると、その後は「カンカン山(214.2m)」西側の山頂直下を緩い下りコースで通過していきますが、その手前で安骨森林道の右折分岐が現れました。チェーン封鎖されていましたが、安骨森林道へと進めば豊頃町「安骨(あんこつ)」および「旅来(たびこらい)」方面に通り抜けられるみたいだな。ちなみに分岐には古くてくたびれ果てた道標と安骨森林道を示す林道標の2つが存在しています。
→ 道標を眺める!
→ 林道標を眺める!
→ 安骨森林道の様子を眺める!
→ さらにワッカリベツ林道を進む!
→ 探索中止!
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