猿喰一号支線

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■そのまましばらく進むと、路面が叙情に土質になってきました。正確には砂利の上に厚く堆積した落ち葉が腐葉土状態になっているようで、ややぐちゃぐちゃとした感触です。雪解けの春先はドロドロ状態になってしまうのかもしれません。
■腐葉土状態のダートをトロトロ進んでいくと、雪の吹き溜まりのようになったY字分岐が現れました。左折側は幅員がぐっと狭まっている様子からどうも作業道らしく、 ここは右折して進みます。積雪に残されていたタイヤ跡はそのどちらにも向かっているように見えたこともあり、加えて作業道も見た目には荒れていないため、一瞬、どちらに進むべきか惑わされてしまいました。
→作業道の様子をうかがう!
■吹き溜まりとなったY字分岐にて右折側の本道の行く手を眺めてみると、おそらく林業関係の車両だと思われますが、雪面に残されていたタイヤ跡は意外にも、ここで切り返すように反転していました。ここより先の区間には積雪後、誰も立ち入っていない様子です。それは積雪のためというより、本日が暮れも押し迫った12月30日であるということに理由がありそうですね。
■分岐を後にしてさらに前進しますが、両脇を樹木の壁状態で完全に囲まれた陽の差し込まない薄暗いダートが続きます。方向感覚が分からなくなるので、一体どこをどちらに向かって進んでいるのだろうか…、といったところです。
■「あぁ、また分岐だ…」植林地帯ではその隅々まで作業道を通すため、枝分かれ式に分岐を繰り返しているのをよく見かけますが、そうなると、どこまでどれが本道であるのか分からなくなりがちです。仮にその全てに林道標が立っているのなら、全部をたどってみる気にもなりますが、作業道じゃあねぇ…。 ここもその幅員の広さから右折側が本道であると判断、 左折している作業道の様子をうかがってから、本道沿いに進路をとっておきました。
→作業道の様子をうかがう!
■分岐地点にて本道だと思われる右折方向を眺めてみます。分岐直後は積雪まみれの吹き溜まり状態でしたが、やはりこちらが猿喰い1号支線本道に間違いないようです。ここより先にはやや山道じみた雰囲気が漂っていましたが、ここまで来たのだから進むしかないでしょう。
■路面はビッシリと落ち葉に覆われて、その下が砂利なのか土なのかも区別が付かないフカフカダートが、その後もまだ続いています。これで幅員が小径程度に狭まったなら少々ヤバそうですが、そのようなこともなかったのが幸いでした。
■「やっぱりな…」雰囲気的に山道じみてきた頃から、もうそろそろか…と思っていましたが、案の定、行く手がいきなりプツリと途切れてしまいました。広場も何もなくやや唐突気味ですが、ピストンとはこんなものだと納得します。ここは展望がききそうなようにも見えますが、藪が邪魔をしてそれも不可。早々に今来た道を引き返して猿喰1号支線の探索は終了です。
→探索終了!
→引き返して猿喰支線(周回ルート)に向かう!
→引き返して岡見分線(周回ルート)に向かう!
→行く手を眺める!
→振り返る!