林道ゲート脇のクマザサの藪で一面に紅葉していた「アオダモ」。
アオダモは北海道から九州までの冷涼な山地に生えるモクセイ科の落葉高木で、
植栽物は庭木としても人気があって、
テニスのラケットやイチローのバットの素材にも使われていましたね。

庭木としてはくすんだ色の紅葉に失望する声もよく聞かれますが、
しかし、ここで見かけた野生のアオダモノの見事なまでの紅葉は一体どうしたことでしょう!

僅かに紫味を帯びた明るい紅色をした紅鶸(べにひわ)色から
黒味を帯びた深く艶やかな燕脂(えんじ)色で魅せる色彩の美しさにハッとさせられますが、
そりゃあ、植栽物にここまでの美しさを求めるのは無理があるかと・・・。

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