これがかつて埼玉県秩父市にあった懐かしの千鹿谷(ちがや)鉱泉。

千鹿谷鉱泉の歴史はとても古くて開湯はおよそ450年前の1569(永禄13)年のことで、
江戸時代は「秩父七湯」の一つに数えられていたらしいです。
滑らかで肌触りの良いトロ味の効いた湯の素晴らしさは埼玉県の温泉ではトップクラスで、
宿泊すれば24時間入浴可だったのも嬉しい鉱泉宿でした。

秩父地方の林道探索ついでに何度も泊まったものですが、
宿を訪れるたびに女将さんが、
ここ千鹿谷鉱泉が1884(明治17)年に自由民権運動で農民が蜂起した、
いわゆる「秩父事件」の舞台になったことをよく話していたことが懐かしく思い出されるぜぇ。

ちなみに宿の前の道は全線舗装の千鹿谷林道になっています。

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