2025 紅葉林道探索 〜 矢板の超高密度林道ラビリンス攻略編 〜 11月8日(土)晴れ 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
1日目  自宅 → 矢板市「ホテルルートイン矢板 Hotel Route-inn Yaita もどる  






ガソリン給油量 9.35L 給油回数 3回 ガソリン代 1652円 宿泊代 8900円 総走行距離 255.4 km トップへもどる
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今年も秋の紅葉林道探索ツーリングの季節がやってきましたが、出撃準備は探索エリアの2万5千分の1地理院地図(高原山、塩原、関谷、西那須野 / 各435円)を「日本地図センター」のネットショッピングで購入することからスタートします。

地図が届いたら、探索候補の林道の位置が分かるように道筋を赤ペンでマーキングしていきますが、これがだいたい出発の3週間前くらいだったです。







そして林道をマーキングした地理院地図を持ち運びしやすいように四つ折りにして透明クリアファイルに入れれば最初の準備は完了! 適当な林道探索ならある程度大雑把な県別地図でも事足りますが、やはり高密度林道密集地帯を探索攻略するには最高の正確さを誇る地理院地図が必須だと思います。

ちなみに地理院地図はスマホでネット閲覧できますが、地図として持参すると林道へのアプローチやルートを確認する時など、様々なシーンでとても便利です。







続いて確認しておくべきことは紅葉林道ツーリング中の天候。日程は11月9日〜12日を予定していますが、矢板市の1週間前時点での天気予報はおおむね晴れとのこと。これならば探索期間中は秋晴れの林道探索が期待できそうです!







しかし、それはちと考えが甘かった。出発前日の予報では初日の天気が雨時々曇りに変わっているじゃやないですか! なお、初日は夜明け前の午前3時に自宅を出発して高速移動で現地入りする計画でしたが、1時間予報を見てみると・・・。







オーマイガっ、なんと、明け方から夜遅くにかけて傘マークがずらりと! これはもうただでさえ寒い秋の早朝の、しかも雨天高速走行が約束されたも同然ですが、この時期の雨天高速走行は体力的、精神的にかなり過酷です。

というわけで通常ならば雨の日を避けて日程をずらせば良いのですが、紅葉林道探索という性質上、それをすると紅葉最盛期の絶妙なタイミングを逃す可能性が大きいです。また、初日以降は全て快晴予報だったので、初日は確実に雨が降ることは分かっていましたが、構わず紅葉林道探索ツーリングに出撃することを決定!







しかし、今回のツーリングでは雨天走行を前提とした防水防寒ゴム長や防水手袋などの防水アイテムは使いません。だって初日以降は全て晴れの予報なので、こんなの履いていったら現地で明らかに邪魔になりますよね。







というわけで出発当日、着替えと地図、デジカメをぱぱっと詰め込んでパッキングはあっという間に終了しちゃいました。嵩張る赤い防水バックがあるのは防寒ウェアをあれこれと持参していくから。防水アイテムはともかくとして、この季節の林道ツーリングではさすがに防寒だけは疎かにできないのでね。







荷造りが終了したら自宅を出発。最寄りの高速インター入口に向かう途中でガソリン満タンにしておきますが、ハイオクL / 176円で2.06L / 363円で入りました。







最寄りのインターから高速に乗り、首都高速湾岸線に乗り継いで「大黒PA」で早くも最初の休憩タイム。そしていつも俺専用にしている場所にWRを止めさせていただきますが、実は今回の紅葉林道探索では計画の変更点が一つあります。

さすがに冷たい秋雨の降る中、早朝の高速走行は耐えられそうにないので予定を前倒しして前日に現地入りすることにしておいたんですね。というわけで今日は11月8日の土曜日で、予定は矢板市の宿に移動するだけ。なのでゆっくりとお昼ちょっと前に自宅を出発したというわけですが、その辺は計画に固執せず臨機応変に対応っす!







土曜日のお昼過ぎの首都高速ですが、うむ、大した渋滞はないみたいだな。予定としてはこのまま高速湾岸線を進んで辰巳JCTから高速9号深川線→高速6号向島線→高速中央環状線→高速川口線と乗り継いで東北自動車道を目指します。

ちなみに二輪の首都高速の料金は以外にお高くて1590円。以前は神奈川県と東京都の境に乗り継ぎ料金所があって、東京埼玉区間700円(神奈川区間は500円)を支払ったものですが、現在は料金も値上げされて入口での一括徴収となっています。







辰巳JCTで高速9号深川線へと左折した直後に現れる「辰巳第一PA」で二度めのピットイン。辰巳JCT内にあって湾岸線から箱崎方面に向かう上り線限定のPAで、東北道、常磐道方面に向かうさいはいつも立ち寄るPAです。







東京都江東区に位置する辰巳PAから見えているタワマン群。以前はタワマンの夜景をバックに愛車を撮ることが流行り、クルマ好きの聖地になっていたのですが、長時間駐車や駐車スペースの占拠、急加速などの迷惑行為が問題となり、現在は夜景を遮るフェンスが設置され、PA出入口に段差が設けられています。







セアカゴケグモにご注意下さい
【特徴】
・黒色
・体調約1cm
・腹側に赤色の砂時計模様

絶対に素手で触ったり、触ったりしないでください。
なんと! 最近は各地で「クマ」が大いに話題をさらっていますが、そういえば以前はオーストラリア原産の毒蜘蛛「セアカゴケグモ」でも大騒ぎしていたな〜。なので地面への座り込みは止めた方がいいですが、毒の成分は神経毒。噛まれると徐々に痛みが四肢全体に広がりますが、適切な治療を行えば死ぬことはないですよ。







ハイスピードな首都高速クルージングを楽しみつつ、首都高で都心を北上して「浦和本線料金所」に到着したのは午後1時くらい。ここからは栃木県の矢板ICまで道なりに東北道を進むのみですが、川口JCT〜矢板IC間の距離は120.2km。どんなにゆっくり走っても2時間もかかりません。







矢板IC目指していざ東北道へと進撃を開始しますが、そういえば今回は去年の紅葉林道探索ツーリング(迷宮林道群と「木曽越峠」を目指して)で使用したハンドルカバーは装着しなかったです。目的地は関東地方に含まれる栃木県であり、また極寒な夜間走行もしないのでそこまでの必要性はないのでね。







東北道に入って最初のSAの「蓮田SA」には午後1時35分に到着しました。そのままGSに直行して給油。ハイオクL / 203円で3.81L / 773円入りましたが、それにしてもSAのGSってガソリン価格がやたら高いんだよなぁ!

おりしも世間ではガソリンの暫定税率廃止(2025年12月31日)に向けて補助金が徐々にアップされていく最中でしたが、それまでのリッター10円の補助金が15円にアップされるのはツーリング帰宅翌日の11月13日から。ちぇ、補助金アップのスケジュールを5日間ほど早めてくれればハイオクL / 198円になっていたのにねぇ・・・。







最後の休憩ポイントである東北道「上河内SA」には午後2時53分に到着して2回目の給油。ハイオクL / 202円で3.48L / 703円入りましたが、ここまで来たら矢板の市街地で給油した方が絶対に安いのですが、面倒くさいのでここで済ませます。







上河内SAではこのような看板を発見。あの有名な松尾芭蕉さんがかつて旅したルートと高速道路のルートを重ね合わせた表示がされていましたよ。







午後15時15分、無事に矢板ICに到着! 高速料金2800円を支払って高速を降りますが、出発を1日前倒ししたため、のんびり快適な高速移動となりました。

ふと、予定通り、明日の夜明け前に出発していたらと思ってしまいましたが、確実に途中で雨に降られて全身濡れネズミに陥っていたでしょうね。真夏のツーリングならばそれも一興ですが、秋の寒い季節にそれは自殺行為かと・・・。







高速を降りて矢板の市街地に入ったら、まずはJR東北本線矢板駅にほど近い地元スーパー「ヨークベニマル矢板店」に向かいますが、これは晩メシの買い出し。







晩メシの買い出しを済ませ、東北本線(上野東京ライン)の線路をアンダーパスで潜って矢板市街地の西側の外れに移動。R4号線沿いにある今宵の宿「ホテルルートイン矢板」にチェックインしたのは午後16時20分でした。

無料バイキングの朝食が付いて大浴場があるホテルルートインは、ここ近年よく使うビジホですが、紅葉シーズン真っ盛りの休日前日に当日予約でシングルが予約できたのはラッキーでした。そして明日は確実に雨が降るというのに、ツーリング中らしき宿泊者のバイクが2台駐輪されていたのがちょっと嬉しかったな。







ホテルルートインのシングルルームはネット予約の会員価格で1泊8900円。お値段的には宇都宮駅周辺にもっと廉価なビジホが多くあるのですが、すでに満室で当日予約は無理でした。それにそもそも、宇都宮泊まりだと翌朝に宇都宮〜矢板間の雨天走行が強いられるので、今回のケースだとホテルルートイン一択だと思います。







部屋で旅装を解いたらすかさずホテルの大浴場「旅人の湯」に直行! 熱い湯に全身を浸して高速走行の疲れを癒します。昔は大浴場付きのビジホってほとんどなかったものですが、それを思えば今は便利な世の中になりました。







旅人の湯
旅人の湯は厚生労働省認可の医薬部外品、ラジウム温浴剤が溶かされた人工温泉です。
ラジウム温浴剤により入浴水は軟水化され、水当たりが柔らかく肌に潤いを与えます。

また、ミウネラル分が皮膚を刺激して、
発汗作用を施し血液中のコレステロール、乳酸、毒素といわれる老廃物を汗とともに排出します。
更に血行を良くして新陳代謝を活発にし、自然治癒力を高ます。
無職無臭ですので、好き嫌いがなく、どなたでも毎日ここちよくご利用になれます。

効能(認可番号17D第447号)
リウマチ・神経痛・ぢ・冷え性・腰痛・疲労回復・うちみ・しっしん・肩こり
人工温泉の効能はともかくとして、気分的には大浴場ってのは旅人気分が感じられていいやね。結局、客室の狭いユニットバスは1回も使わなかったし。







大浴場で旅の埃を流したら部屋に戻って晩メシ&晩酌タイムです! おかず兼つまみの惣菜は夕方の割引セールになっていたやつメインで、栄養の組み合わせも関係なく、おっさんに欲望のまま好きなものを選ばせるとこうなります。

自社製麺の五目あんかけ焼きそば(429円→386円
肝醤油添付アルゼンチン産刺身用マツイカ(321円
蒸し鶏穂先メンマ和え(321円)、つぶわさび(割干入り / 321円→260円
適塩レシピの切り昆布の煮物(248円→223円

合計 1611円







晩酌はほろよいシリーズの中でもお気に入りの「ほろよいレモみかん」でスタートしますが、クセのないレモンの爽やかな酸味とミカンの甘味のバランスが絶妙で、「今日はレモンサワーじゃねーな」という気分の時にぴったりですよ。

アルコール度数は3%と低めなリキュールで、まあジュースみたいなものですが、お酒が強くない人にもおすすめかな。メーカー希望価格は141円ですが、ヨークベニマル矢板店でお財布に優しい126円で売られていたので買っちゃった!







続いては富川酒造店の「富美川純米酒カップ」をいただきます。富川酒造店は元々精米を家業としていた初代が矢板の庄屋が営んでいた酒蔵を借り受けて酒造りを始めたのが始まりで、1913(大正2)年に創業したここ矢板の酒蔵なんだよな。

その富川酒造店が米作りも含めて、丹精込めて造り出す富美川は淡い琥珀色をした美味い地酒ですが、地元スーパーでの発売価格はちょっと高くて484円。でも矢板を訪れたからには呑まないわけにはいかねーぜ!







ふぅ〜、ヨークベニマルで買ったイカとツブを肴に呑む辛口な矢板の地酒が五臓六腑に染み渡るぜぇ。しかし、今日は林道を1本も探索していないというのに、贅沢して地酒カップなんか呑んじゃっていいのかな?







晩酌後、ホロ酔い気分でホテルの外に出てみましたが、ここ矢板市でも11月ともなれば夜は一桁代まで気温が低下するのでやはり寒かったです。でもそのおかげで栃木県でも11月に入って紅葉の色づきが一気に進み、今が見頃になったというわけ。







その後、フロント脇に備え付けのコーヒーマシンで無料飲み放題の熱いコーヒーを部屋にお持ち帰りして・・・。







晩メシ後はベッドに寝っ転がってBSで放送していたつげ義春原作の「無能の人」を眺めつつ就寝。こうして紅葉林道探索の第1日目は高速移動に徹し、ビジホで無能の人を鑑賞しただけで終了しましたが、やはり問題は明日の天気なんだよな。

予報では雨はザーザー降りにこそならないみたいですが、一日を通して降ったり止んだりの状態が続くとのこと。基本的に林道探索は難しそうな気配が濃厚ですが、雨は本降りではなさそうなのが唯一の救い。

また、明日は一時的に雨が止む時間帯もあるらしく、その瞬間をうまく突けば林道探索も可能な一方で、一日中雨に降られてしまう最悪の事態もありえます。その場合、ろくな防水装備もないまま冷たい秋雨の一日を過ごす過酷な状況に陥りますが、それについては秘策を練ってあるのでたぶん大丈夫! まあ、明日はなんとかなるさ!

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