橋梁上から眺めた伝上川上流の光景です。
ここでまた地震の話になりますが、
長野県西部地震によって御嶽山の南斜面が崩壊したことによって
発生した岩屑流(岩屑なだれ)がここを直撃、
それは時速70〜100kmもの高速でこの伝上川を流れ下ったそうです。
ちなみに、岩屑流は伝上川を流下するにしたがって高さを増していったようで、
伝上川が下流にて濁沢に合流するまでは伝上川をそのまま下る流れと、
谷底から100m以上もある左手の尾根を超えて隣接する濁沢を流れる2つの流れに分かれていたとのこと。
両岸の荒々しい浸食は大規模な岩屑流の名残ですが、
かつてにわかには信じがたい地獄絵がここには展開したのですね。
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