最高の走り心地でビギナーでも安心してダートを満喫、道すがらの景観も素晴らしい! |
↑稜線伝いのフラットダートは最高の走り心地! 延長距離も長くて林道ビギナーからベテランまで楽しめます。景観的にも素晴らしいですよ! |
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平成の大合併で伊那市となった旧高遠町から旧長谷村とを結ぶ林道で、現在(2014.05時点)完全完抜け化に向けて延長開設工事中。したがって2区間に分断されており、ここに紹介するのは高遠区間。高遠市街地から入線すると、途中の五郎山登山口までは舗装されており、以降の区間がダートとなっている。稜線伝いに延びるコースは道すがらの南アルプスの眺めが特に素晴らしく、極めて快適な極上のフラットダートも一度走ったら忘れられない。長野県ではぜひとも訪れておきたいAランクの1本である。 | ||
[所在地]伊那市 [路面状況]半ダート / ピストン(2014.05 時点) [接続林道]女沢林道 [分岐林道]馬越林道 [コース]R152号線「白山トンネル」そばから「分杭峠」付近とを結ぶ |
長野県の言わずと知れたメジャーである長谷高遠林道の高遠側の入口です。長野県に来たら見逃すことのできない1本ですが、そのアプローチはいたって簡単。R152号線を茅野市方向から「美和湖」方向に進み、高遠市街地にほど近い「白山トンネル」の出口すぐの地点で左折します。するとすぐに左折して舗装路状態で開始する長谷高遠林道の入口(正確には終点)が現れます。道しるべと共にひし形とブルーの鉄板タイプの林道標が立っているので迷うことはまずあり得ません。なお、長谷高遠林道は現在(2014.05 時点)2区間に分断された状態にあり、それらを完抜け化させるべく途中で延長工事の真っ最中。というわけで、今回の長谷高遠林道の探索ですが、まずは2区間のうちの高遠側区間からスタートですよ。
→道しるべを眺める! |
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なかなか素晴らしいと評判の長谷高遠林道ですが、序盤は味気ない鋪装区間がダラダラと続いてしまいます。これは林道入口の道しるべにあった五郎山登山口まで続くことから、登山者の四輪でのアクセスの便を図ったものと思われますが、はっきり言ってイラつくだけでした。 | |
五郎山の登山口に到着しました。遊歩道のような山道が階段で斜面を登っています。登山口といっても、ハイキングコースのような感じでしたね。山裾の高遠市街地は観光客でそれなりに賑わっていましたが、ここ、訪れる人の姿はまったくありませんでしたよ。
→登山口を眺める! |
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ダラダラとした舗装路が続くのも五郎山登山口まで。そこを過ぎるとお待ちかねのダート区間が開始します。素晴らしい南アルプスの眺めと共に、ちょっとズルズル気味な砂利ダートが出迎えてくれるでしょう。「おーしッ、行くぜぇッ!」と、いやが上にも期待に胸が踊ってしまう瞬間です!
→南アルプス! |
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サンサンと照りつける太陽で白く輝く砂利ダートは予想通りの走り易さでした。およそ標高1.000〜1.200mの稜線沿いに進む林道コースに目立つ勾配はほとんどありません。快適なフラットコースがどこまでも続きます。この走りやすさもまた長谷高遠林道高評価の要因ですね。
→上空を眺める! |
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全線フラットコースで実に走り心地の素晴らしい長谷高遠林道ですが、やはりここも山岳ダートです。途中にはこのように岩石が頭を出したガタガタ区間もありました。荒れているというほどでもないですが、ちょっとばかしここは走りにくかったかな。
→?! |
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これも林道では珍しくはない光景。どうやらダートを覆い尽くすほどの土砂崩れがここで発生したみたいです。すでに復旧済でしたが、路肩には大量の砂礫が高く積まれ、路面は岩屑にまみれていましたよ。う〜ん、いかにも林道らしいこの荒々しさがなんとも言えません! | |
そこかしこにビューポイントが連続、飽きることのない長谷高遠林道ですが、ここからの眺めも素晴らしかったです。ここからは美和湖対岸の山裾の家並みをパノラマ状態で俯瞰することができました。一々立ち止まって眺め入ってしまうため、全然距離が稼げませんよ。あはは。
→景色を眺める! |
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素晴らしい景色を味わいつつ進んでいくと、がんじ絡めにビニールテープが張り巡らされた区間が現れました。それと同時に立看板が乱立し始めます。せっかくの林道風景を損ねるそれらでしたが、それなりの理由があったみたい。山国の長野県ならではと言ったところでしょうか。
→立看板を眺める! →立看板を眺める! |
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適度にカーブしたコースが実に気持ちのよいダート。右手の真新しい法面は土砂崩れかなにかの復旧跡でしょうか。緑化またはコンクリで保護された区間が交互に現れました。この林道では路面維持の手入れが厚くなされているようです。 | |
この不自然な路面の盛り上がりはかつての土砂崩れ跡ですね。ぼこんと乗り越えますが、その後に通行した車両によって固く慣らされ、その痕跡は完全消滅しつつあるようです。長谷高遠林道では、なにか自然災害などが発生してもその復旧は比較的早そうな気がします。
→上空を眺める! |
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前方視界も良好で心地よいカーブが続きました。ギャギャーンとかっ飛ばしたいところですが、路面は意外と砂利深かったりするので、ここは腕の見せ所でしょう。あまり調子に乗り過ぎるとブレーキでリアがズッてしまい、ヒヤっとさせられます。 | |
ギャギャーーンッ!! エンジンにものを言わせてここは一気に加速! 知らず知らずに寝かせ気味となりますが、そのたびにリアがズッて冷汗の連続でした。うむ、実に楽しいですが、なにがあってもおかしくはない林道では安全第一で自粛せねば! | |
でも「自粛せよ」と言う方がムリとも思える高速巡行区間が続きます。ここではその必要もないのに、ついつい限度を越えた加速をしちゃいました。その結果、自分の腕では曲がりきれないカーブの手前で慌てて一気に減速、リアが左右にズリまくりの繰り返しでしたかね。そういう意味でもオフを満喫できるのが長谷高遠林道の魅力ですよ。 | |
おや、なにやら前方に峠のような地点が! でもその手前にはごっそりと大きく崩れたような跡がありますね。ここ、もしかしたら過去に大規模な土砂崩れでも起きたのかもしれません。落ちるような斜面に突き出た路肩路肩が真新しいコンクリートで固められています。これぞ林道といった荒々しい雰囲気がとてもイイ感じ!
→さらに長谷高遠線を進む! →もう飽きた… |
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