馬越線 / Magoshi 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2014.05.04 / No.N-036 
  ひたすら登るか下るかの単純コースながらも、途中で望める眺望だけは素晴らしい!


↑ひたすら下るか登るといった連続勾配の林道ですが、路面的にはいたってまとも。なおかつ途中で望めるビューポイントが素晴らしい林道です。
谷高遠林道からR152号線沿いの「馬越」地区とを結ぶフルダートの林道。現在(2014.06時点)、接続する長谷高遠林道はピストン状態にあるため、一般道との連絡ルートとしての通行価値は非常に大きい。長谷高遠林道側から入線するとすぐに下りコースがスタートするが、この勾配区間は全線に渡って途切れることなく続く。逆コースで登りの場合は、まさに息をつかせぬ感じで一気に登り詰めている。それでも路面的にはいたってまとも。連続勾配さえ気にしなければなんてこともない。途中で望める南アルプスの景観や、山裾に広がる展望など景観的には優れた1本である。

 [所在地]伊那市
 [路面状況]全線ダート / 完抜け
 [接続林道]長谷高遠林道  [コース]長谷高遠林道(高遠区間)から
      「馬越」地区(R152号線そば)とを結ぶ

在、完抜け化工事の真っ最中である長谷高遠林道(高遠区間)ですが、工事区間の手前に現れるのがこの馬越林道の入口。ここは山裾のR152号線への退出林道であると同時に、未完成区間をパスして再び長谷高遠林道(長谷区間)へと向う際の迂回ルートにもなっています。長谷高遠林道が完抜けしていない現状(2014.06現在)では、非常に通行価値の高い林道といえるでしょう。ちなみに、馬越林道の林道標はこの先の一般同退出地点にのみ設置されています。
谷高遠林道延長工事の現場事務所脇から馬越林道のダートはスタートしています。と、同時にこの地点は南アルプスを望む絶好のビューポイントになっているのですが、生憎、無骨な現場事務所がそれをちょっと邪魔していたのは仕方のないことか。
→南アルプス!
→南アルプス!
→展望を眺める!
アルプスの絶景を心行くまで堪能してから馬越林道へと乗り込みます。山腹の急斜面にへばりつくようにしながら下って行きますが、ダートは穏やかでとくに険しさを感じることもなく、見通しも良好で走りやすい状態でした。のんびりと下って進みます。
かけとは裏腹に、かなり急な斜面沿いに下りコースが続きますが、序盤は距離を稼ぎながら少しずつ降りていくような感じですかね。明るさに満ちた雰囲気の中、左手に下界の展望を眺めつつ下って進めるので、ここはかなり爽快な区間です。
→展望を眺める!
→展望を眺める!
り返しの急カーブを交えつつさらに下っていきます。今回は長谷高遠林道側から入線したので全線下りのみのコース。「一体どこまで下れば気が済む?」といった感じですが、知らず知らずにスピードが乗ってしまうのでそこは要注意ですね。
肌の急斜面沿いに下っていく馬越林道。一般道ではないので転落防止のガードレールは設けられていませんでしたが、その代わり待避所が設けられている地点もありました。といっても、ここはそんなに四輪が走るとは思えませんが。
こは土砂崩れの跡。それまできれいであった砂利ダートが土塊まみれになっていましたよ。急斜面沿いに延びる林道なので、ちょっとしたタイミングでヤラれてしまうみたいです。ちなみにここは林道入口で見下ろしていたこの地点。逆にここから斜面の上手を眺め上げてみると、林道入口にあった現場事務所が小さく見えています。
→見上げる!
か頭上に林道入口を仰ぎ見て、その高低差を実感してから先へと進みます。林道入口からこの先の終点まで直線距離にすれば1kmほどしか離れていないと思われますが、実際に走る距離はとてもそんなじゃきかないですね。というわけで、馬越林道はガンガンに下っていく林道でした。
離を稼ぐべく遠回りしてダートは延びているので、山裾の終点まで後どれくらいの距離があるのか読めませんが、次第に林道沿いの森が鬱蒼としてくるので、標高的にはそれなりに下って来たことだけは分かってきます。
がて右手の樹林が途切れて「馬越」地区の民家が見えてきました。およそですが、林道入口からここまでの高低差は200m。馬越林道の終点はもうすぐそこといったところでしょう。
、民家を右手に眺めて少し進むと馬越地区の一般舗装路に合流して馬路林道はエンドです。そして長谷高遠林道側には設置されていなかった林道標がここには設置されていましたよ。なお、ここは左右のどちらに進んでもすぐにR152号線へと退出できます。ちなみに、馬越林道経由で長谷高遠林道(長谷区間)を目指すのであれば、ここは右折した方が早いです。
→探索終了!
→引き返して長谷高遠線(高遠区間)に向う!
→振り返る!
→トップへもどる 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜