藤指林道 / Fujisasu |
林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 探索日 2020.08.20 / No.S-035 |
[ 所在地 ]小鹿野町 [ 状態 ]ピストン半ダート [ 接続林道 ]- [ 分岐林道 ]- |
残存ダート、眺望ポイントもあるが、崖崩れの頻発で末端区間は落石まみれでガレまくり! |
小鹿野町の行き止まり県道である県279号線両神薄「大神楽」地区にある藤指林道の起点にやって来ました。この時は県道末端で接続する不動滝林道の探索を終えて県道を引き返す途中でしたが、行きがてらに林道入口を確認していたので、帰りがけの駄賃で立ち寄ったという次第です。具体的な場所は小鹿野町営バスの「藤指橋バス停」が目印かな。 | |
藤指林道の林道標は県道から数メートル進んだ地点に逆オムスビタイプのやつが設置されていました。林道好きならよもや見過ごす失態もないと思いますが、県道からは見えにくいので注意が必要。また、ここには林道標と並んで「大神楽 ←藤指」と記された道標も設置されていますが、これがなにを示しているのかイマイチよく分からなかったです。「大神楽」とはこの場所付近の地名であり、林道の先に「藤指」という小字地名があるってこと?
→ 林道標を眺める! |
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いざ藤指林道に入線するとすぐに林道名由来の藤指沢の流れが寄り添ってきます。路肩のすぐ傍は流れに面した崖になっていて転落防止のガードレールが設置されていましたが、過去の崖崩れて破壊されてしまったのか、設置されていない箇所もあったりします。
→ 藤指沢を眺める! |
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なぜかやたらと濁りまくっていた藤指沢の景観を横目に眺めつつ進んでいくと、藤指沢を左岸に渡るコンクリ橋が現れました。お約束で沢の流れを眺めますが、水の濁りの原因は河川工事だったことが判明。橋上からガガガと重機の騒音が鳴り響く現場がよく見えましたが、林道はここから沢筋を離れて山中をガンガンに登坂していくみたいです。
→ 藤指沢(上流 / 左)を眺める! → 藤指沢(下流 / 左)を眺める! |
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左岸へとコンクリ橋を渡って山中の急峻な斜面を登坂していきますが、ここも土砂崩れに見舞われた区間みたいです。路肩の脇は落ち込む崖なのに、そこだけ不自然にガードレールが設置されていません。路面は撤去後に残った大量の土で覆われており、ここは舗装路なのにまるでダートのように見えている始末。ここ、雨が降ったらドロドロ間違いありません。 | |
九十九折の切り返しでガンガンに高度を上げていきますが、道すがらの擁壁には斜面からずり落ちてきた砂礫がテンコ盛り! でも土砂崩れではないのでここはそのまま放置されているみたいだな。いかにも山岳林道らしいシーンが続きます。
→ 左の路肩を眺める! |
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エンジンにものを言わせ、幾度となく切り返しをながら急勾配を登っていくと、やがて奥秩父の山々を見渡せるビューポイントが出現! 林道の脇が不自然に開けた草原になった場所であり、地理院地図にも「藤指」という地名が記されている地点ですが、ここってもしかして廃村化して消滅した集落でもあった場所? まだ両神村だった頃の藤指には「楠木正成の子孫」という伝説があったそうですが、それを考えるとかつて集落があったような気がします。
→ 眺望を眺める! |
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や、やられた! 絶好のビューポイントからの眺望をしばし堪能して前進再開すると、嬉しいことに鋪装が途切れてダート区間が出現しました。大半は舗装されているけど、林道末端にダート区間が残存しているという、この辺りのピストン林道ではたまに見受けられるパターンですが、しかし、行手はあからさまにガラガラで荒れた状態。もちろんWRの機動力をもってすれば余裕で前進できますが、付近の林道を探索しまくり、日中の真夏の酷暑で大いに汗もかいた状態での立ち入りは正直しんどいです。というわけで「夕刻も近いから」との口実で己を納得させてこれ以上の前進は遠慮しておくことに決定。所詮、藤指林道はピストンだし、それになによりも早く本日のお宿「国民宿舎両神荘」に向かいたかったので・・・。
→ その先の様子をうかがう! → 振り返る! → 探索終了! |
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