神妻神社で林道探索の無事を祈願したら佐久間林道の探索を再開します。ざっとおおよそですが、神社を過ぎた辺りが全行程の中間地点。前半は菖蒲根山の山腹を回り込んで進んできましたが、今度は「戸口山(とぐちやま / 1026.7m)」の山腹に取りついて、西から北西にぐるりと回り込むようにして進んでいきます。と言っても、それがわかるのは地図上での話。実際にはこれまでと同様に似たような景色が続くだけで大きな変化はありません。やっぱり単調でダラダラなアップダウンの舗装路が延々と続きます。
→ 眺望を眺める! |
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眼下にJR飯田線「中部天竜駅」周辺の町並みを見下ろすビューポイントを後にして、まだ遠い終点を目指して佐久間林道を先へと進でいくと、いきなり林業系の作業小屋らしき建物が現れます。小屋自体はなんの変哲もありませんが、その傍で佐久間林道の林道開通記念碑を発見しました! 佐久間林道についての情報を得るべく立ち止まって眺めておきます。
→ 林道開通記念碑を眺める! |
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林道開通記念碑を眺めて前進再開します。するとやがて現れるのが左に分かれていく半場林道の分岐地点。半場林道に進むとJR飯田線「中部天竜駅」前に退出ことがきますが、残念ながら半場林道は全線舗装されているのでそのつもりでね。
→ 道標を眺める! → 林道標(半場林道)を眺める! → 半場林道の様子を眺める! |
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どこまでも同じ森の景色が続く中、単調な舗装路をひたすら淡々と進んで徐々に標高を下げていきます。途中で沢を跨ぐ「さかいはし」を渡りますが、ここは立ち止まって眺めるほどの景観でもなかったな。それよりも早く終点にたどり着きたいと思うだけでした。 | |
しかし、対向車とまったく出会わないな〜。佐久間林道の入口がある佐久間町浦川から出口のある佐久間町大井までは、山裾を天竜川沿いにR473号線で移動した方が格段に早いので、用もなくわざわざ林道経由で移動する酔狂な車がいるわけもなかったですよ。 | |
半場林道分岐地点から標高を下げること375m、ひたすら進んで下って標高165mまで下りてくると、右の斜面を登坂していく舗装分岐が現れます。分岐しているのは戸口南林道。佐久間町戸口集落の生活道路も兼ねたピストンですが、残存ダート区間があるので、佐久間林道の長い舗装路に飽きたら是非とも立ち寄っておきたいところです。なお、ここには半場林道の林道標が設置されていて画像にも写っているのですが、どこにあるのか分かります?
→ 林道標(戸口南林道)を眺める! |
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戸口南林道分岐を過ぎると、長かった佐久間林道もようやく終わりの気配が見えてきます。道沿いにぽつりぽつりと佐久間町戸口集落の民家が現れ始め、右手には天竜川対岸の景色が見えてきます。ここまで来ると完全に一般生活道路の雰囲気でした。
→ 景色を眺める! |
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天竜川左岸の佐久間町戸口集落を通り過ぎると、天竜川を右岸に渡る幅狭なトラス橋の「戸口橋」を渡ります。天竜川を跨ぐ集落の命綱ともいえる大切な橋ですが、ここも「林道」なんだよなぁ。林道終点は橋を対岸に渡った地点ですが、足もすくむほどの高さがある橋上から見下ろす天竜川の景色は素晴らしいので、ここは立ち止まって眺めておきましょう。
→ 天竜川(右 / 下流)を眺める! → 天竜川(左 / 上流)を眺める! |
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延長距離18887m、延々と続いた舗装路をたどってようやくたどり着いた佐久間林道の終点がここです。すなわち戸口橋のたもとに位置する佐久間町大井「舟戸」の1車線国道R473号線との突き当たり地点。ここにも林道標が設置されていて、林道名と延長距離、幅員だけが記載されています。というわけで18キロ以上も舗装区間が続いた佐久間林道の探索はここで終了。ちなみに探索当日はこの後、林道入口のある佐久間町浦川まで戻る必要があったのですが、さすがにバカ正直に味気ない舗装林道をそのまま引き返す愚は犯さなかったです。佐久間林道がダートであったならば話は別ですが、エンジンにものをいわせた走りで時間短縮を図り、天竜川沿いのR473号線経由で引き返したのは言うまでもなかったな。
→ 探索終了! → 振り返る! |
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