太平洋に突き出た断崖絶壁な岬と灯台。 名前の「サタドー」とはインドを中心とした南アジアの人々が深い信仰を持つ ヒンズー教の教義で「地獄」を示す言葉らしいです。 岬の断崖絶壁は古代の噴火によって流出した溶岩流が激しい波浪に洗われてできたもので、 赤黒く焼けただれた溶岩特有の景観が広がる岬の様相はまさに地獄・・・。 名称の由来はそこにあるんですね。 また、三宅島の文化は薩南諸島をはじめ南方の国々から伝えられた黒潮文化であることに加えて、 古来より三宅島近海では異国の船が難破、 多くの異国の人々が救助されて上陸した記録があることから、 サタドーという地名はそれら異国の人々が名付けたとみるのが妥当らしいです。 「なにゆえヒンズー教と三宅島・・・?」と思ってしまいますが、 だいたいそのようなワケとなっています。 ちなみに三宅島には「極楽」を意味する「ナタドー」という地名もありますよ。 → 出発する! |