ダート沿いにで見かけたツタウルシの鮮やかな赤の紅葉。
秋に色づくのは広葉樹だけではなくて、
ツタ植物やツル植物だってこのように見事に紅葉します。

ツタウルシはその名の通りツル性で、
ツルから出た気根で太い樹木の幹に巻き付きしがみついてビッシリと樹皮を覆い尽くすのが特徴。
樹木に巻き付いた「赤い円柱」が織りなす美しさは
カエデやモミジなどの樹木の紅葉とは一風異なってまた格別なんですね。

ただし、紅葉の鮮やかな赤の美しさとは裏腹に、
うっかり触ってしまうと「かぶれ」を引き起こす危険な植物なので要注意!
危険な植物には「食べて中毒を起こすもの」「花粉症の原因となるもの」「触れて皮膚炎になるもの」がありますが、
ツタウルシの場合は「かぶれる」といった言葉で表現される遅延性の接触性皮膚炎であり、
しかも毒成分(ウルシオール)の強さはウルシの中では最凶らしいです。

「ウルシ」というと漆の木を想像しがちなので、
かぶれるなどとは夢にも思わず、
うっかり手に取って触るなどの事故が発生してしまうわけ・・・。
しかし、通りすがりに眺めるだけならば季節を感じさせてくれる最高の景観が楽しめますよ。

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