まだ黄緑がかっているクロモジの黄葉です。

クロモジは山地に生えて高さは2〜6mになるクスノキ科の木。
野山で黄色く黄葉する低木の代表的存在で、
派手さはないもののすっきりと澄んだきれいな黄色が目を惹き付けます。

クロモジ油を含む枝は折ると爽やかな良い香りを放ち、
葉を揉むと香るため昔は神事に使われました。
今度林道で見かけたら枝を折って葉を揉んで香りを嗅いでみて下さい。

また、クロモジの枝を削って作られた楊枝は上等ものとされ、
千葉県君津市久留里は江戸時代からクロモジの楊枝「雨城楊枝」が特産品ですね。

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