夜明島線

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■「路肩崩落だ!」夜明島川沿いにダートを進んでいくと、川岸に面した路肩がごっそりと…。幸い通行には支障はありませんでしたが、もしもここが通行不可であったならば、六郎沢線経由でひたすら延々と引き返す事態となるところでした。これも夏の集中豪雨の傷跡でしょうか。
→現場を眺める!
■それにしてもこの夜明島線は長いですね。路面的には走りやすくて快適ですが、いくら進んでも深い森の同じ景色が続きます。そう言えば、手持ちの地図ではこの付近に「高松ノ岩」という見所があるはずなのですが、すでに通り過ぎたのか、そのようなものは全く気が付きませんでしたよ。
■「やった、支線発見!」全く気が付きもしなかった「高松ノ岩」を過ぎてしばらく進み、とあるコンクリ橋を渡った直後に右折する大堀内線なる支線林道を発見! やはり延長距離のある林道では支線もザクザクであり、相次ぐ支線林道発見に林道標ハンターとしては嬉しい限り…だな! 
→大堀内線の様子を眺める!
■大堀内線の分岐地点を過ぎてさらに進むと「?」なものが構築してありました。林道ではヘンな物や意味のないものが時たま見受けられますが…。
→振り返る!
■「や、やられた…!」で、さらにダートを進んでいくと行く手に純白のコンクリ舗装が…。まさか山深い森吉山系のこのような林道にまで舗装化の波が押し寄せていたのかと思うと、ガックリきてしまいます。あ〜あ、現実は無情だなぁ。
■と思ったのですが、それは少々早とちりでした! なんと、ここはダイナミックに沢を跨ぐ沈下橋となっていたようです。コンクリ路面の左右の薮が沢筋となっていて、通常時には路面下の導管を、そして増水時には路面上を濁流が流れるという寸法になっていたのか!
→沈下橋右手(上流)を眺める!
→沈下橋右手(下流)を眺める!
→薮を眺める!
■沈下橋を過ぎるとしばらくは夜明島川の水際コースが続きました。夜明島線はコース的には全線に渡って川沿いに延びているのですが、川縁にここまで接近して併走する区間はこの付近のみ。そしてそこには川面に向かって発生した路肩崩落の修復跡などもあったっけ。
■美しい夜明島川の渓流沿いの森の中にダートは続きます。川沿いコースは見た目的には涼しげで夏場にはぴったりなのですが、それは日陰地点に限ったことでしょう。それでも湿度が高いので不快指数は察して知るべしですが、前方に見えているあの強烈な陽射し区間よりはマシという程度かも…。これは何度でも述べますが、東北だって夏場の林道は本当に蒸し暑いですよ。
■その後も夜明島川沿いに渓流コースを進んでいくと、やがてとあるコンクリ橋手前の材木の集積された左カーブ地点に支線分岐が現れます。入口に掲げられた林道標によれば小堀内線とのこと。林道名にもなっている小堀内沢に沿って延びる草深そうなピストンです。
→小堀内線の様子を眺める!
■小堀内線分岐を過ぎてダートは夜明島川左岸に位置を移動。少し開けた伐採跡地などを過ぎて引き続き川岸際のコースが続きますが、路肩には釣り師向けの遊漁規則の看板などがあったりします。でも、ここでは釣り師の姿や、そのクルマには全く遭遇しなかったな。
■その後、夜明島川の水際から離れてさらに進むと、「長者沢」とのみ記された木杭の設置された分岐が現れました。これは名無し系もしくは作業道の類であると思われます。延長距離の長い林道なので、当然ながら名のある林道以外の「用のない分岐」も無数に存在するということか。
■高速巡航も可能な快適なダートはその後も続きます。ただし、景観的には同じような景色がどこまでも続くので、変化に欠けるというか、やや単調気味であるため、ここは一気に駆け抜けるハイスピード走行を楽しむべき区間かもしれませんね。
■その後、オンロードバイクでも十分に走行可能なほど固く締まったダートをハイスピード気味に進んでいくと、やがて左手に鋭角に切り返す支線が現れす。入口には「森林は水と空気の源」と記された林野庁東北森林管理局の大きな看板が掲げられているので、ここはすぐに分かりますが、路肩の林道標に記されていたのは「専用林道起点」の文字のみ。その正体はピストンの早稲山線なのですが、この付近の林道ではしばし見られる不親切な記載のされ方です。これじゃあ、一見さんには何林道であるのか分からないし…。
→早稲山線の様子を眺める!
■早稲山線分岐を過ぎてもダートは途切れることなくさらに続きます。雰囲気的にはもうかなり山を下ってきた感じであり、もうそろそろ一般道の証である舗装路が現れてもいい頃合いだと思われましたが、行けども行けども未舗装路は続きます。
■「怪しい分岐!」どこまでも続く夜明島線のダートを一路終点目指してその後も進みますが、とあるコンクリ橋の手前で怪しく左折しているダート分岐がありました。途中で見かけた「水源かん養保安林」看板によれば、もう支線分岐は存在していないはずなのに…。
→左折ダートの様子を眺める!
■「終点?!」で、怪しい分岐のあったコンクリ橋を渡った直後に、いきなり終点を示す林道標が現れて夜明島線の林道区間は終了。ここは鹿角市の「桃枝」地区とのことですが、周囲は相変わらずの鬱蒼とした深い森であり、民家などは全く見当たらず「なんでここが?」といった感じです。唐突すぎる気もしましたが、そうなっていた以上は仕方ないでしょう。というわけで、すこぶる快適であった夜明島線の探索はここまで。ちなみに、ここから先は林道区間が終了したからといって舗装路に変わることなく、まだしばらくダート区間が続いています。
→探索終了!
→引き返して六郎沢線に向かう!
→さらに続くダートを眺める!