2022 北海道林道探索ツーリング 22日目
  2022 北海道林道探索ツーリング 8月17・18日(月・火)晴れ 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
21・22日目  苫小牧市「苫小牧港 Tomakomai Port→ 商船三井フェリー乗船「自宅 」 もどる  









ガソリン給油量5.09L 給油回数2回 ガソリン代992円 総走行距離  181.6 km / ダート走行距離 0.0 km トップへもどる


乗船時刻が近づくと、係員の指示に従って商船三井フェリー「さんふらわあふらの」の停泊している位置まで岸壁を移動して順次乗船券のチェックを受けます。







乗船時刻になりました。船体脇腹に設けられたランプウェイからバイクごと乗り込みますが、これでついに北海道ともお別れ。やべぇ、乗りたくねぇ・・・。







船内に入ったら指定の車両甲板までスロープを降りていきますが、イメージとしてはタワー駐車場を上階から下にぐるぐると回りながら降りていく感じでしょうか。そして待ち構える係員に指示された地点に止めると、駆け寄ってきた係員によってバイクはスピーディーかつ手際よくロープで床に固定されます。







バイクを止めたら車載荷物を抱えて客室デッキに上がりますが、出航後は車両甲板には立ち入れないので荷物の持ち出し忘れのないようにしてください。







予約していた客室は往路と同じ5階にあるコンフォートタイプの寝台です。寝台は上段と下段があって指定された寝床は下段でしたが、上段は寝台への出入りに梯子を上り下りしなけばならず、下段の方が楽なのでちょうどよかったです。







寝台に荷物を置いたらサッパリすべくさっそく展望浴場に向かいますが、展望浴場はコンフォートクラスの寝台がある同じ5階にあるので移動も楽チン。タオルは船内案内所で120円で売っていたような気がします。







三井商船フェリー「さんふらわあ ふらの」の展望浴場です。入浴時間は乗船直後〜23時までと、朝は6時30分〜大洗到着の30分くらいまでだったかな。脱衣所には無料の鍵付きロッカーがあって、浴場にはサウナもあってシャンプーとコンディショナー、ボディーソープが備え付けられていました。

そして考えることは誰しも同じで、乗船後すぐに入浴する人が多いみたい。乗船開始と共にすぐに混雑しますが、夜遅い時間とか大洗到着間近はガラ空きだったかな。ちなみにタオルは船内案内所で販売していたと思いますが、バスタオルの貸し出しはやっていないのでそのつもりで。







プハァ〜、風呂上りのビールが最高に旨いぜぇ! 展望風呂でサッパリしたら自販機で缶ビールを購入。5階のプロムナードの窓際の椅子に腰掛けて窓の外を眺めながら喉を潤しますが、フェリーはまだ苫小牧港を出航していないようだな。







うわ、夕日が眩しいな! ビールで喉の渇きを癒したら出港の瞬間を眺めるべく甲板に出てみましたが、夕陽が物凄く眩しかったですよ〜。







夕陽に赤く染まる苫小牧港のフェリー接岸バース。刻一刻と出航時刻が迫ってきますが、蛍の光が流れて船と岸壁との間にテープが渡されて涙のお見送り・・・なんてのは、今時はないみたいだな。







甲板を横切って反対側を眺めてみますが、「さんふらわあふらの」のすぐ後方には19時発の仙台行き「きたかみ」が停泊しているのが見えていました。そしてその後方から静かに音もなく近づいてきた白黒の船は日本通運の貨物船「ひまわり9」。







出航待ちの「さんふらわあふら」を尻目に一足先に苫小牧港を出港するひまわり9。ひまわり9は日通の北海道航路の貨物船で、東京〜苫小牧、釧路港間の北海道航路をひまわり7、8と3隻体制で往復していますが、あれは東京行きですね。

そういえば苫小牧に向かう途中、襟裳岬で沖を航行する貨物船を見かけましたが、どうやら釧路行きのひまわり7か8のどちらかだったみたいです。







思わず見上げてしまった真っ赤な巨大な煙突ですが、「さんふらわあふらの」は全長199.7m、型幅27.2mで航海速力24ノット。総トン数は1万3816トンの旅客船兼自動車航送船で、就航年は2017(平成29)年10月ですよ。







船名の「さんふらわあ」は「株式会社商船三井」のグループ会社である「株式会社フェリーさんふらわあ」が運航するフェリーのブランド名。この会社のフェリーには必ず描かれているロゴですが、大輪の花のように光線を放つ朝の太陽が水平線から立ち昇る姿をモチーフにしているそうです。







甲板を適当に散策していたらこのような場所に来てしまいましたが、やや、ここは沈没時など緊急時の脱出集合場所じゃないですか! 床には赤ペンキ文字で「シューター乗込み口 旅客脱出集合場所」と記されていましたが、船に乗る以上、100%の絶対安全はあり得ねーからな。







甲板上の思い思いの場所に陣取ってのんびりと過ごす乗船客。しかし、大洗到着まで一晩中甲板で過ごす人はまずいないと思います。一晩中海を眺めて甲板で過ごそうと目論む方は多いと思いますが、結局は風が強かったり眠れないわで船内に入って過ごすことになります。







おや、人目につかぬこのような場所でビール片手に海を眺める乗船客が。しかし、この場所でのヤニはイカンですなぁ! 海を眺めながら吸いたい気持ちは分かりますが、船内にはちゃんと喫煙ルームがあるのでそちらでね。







いよいよ出航時刻になりました! 急いで甲板の岸壁側に駆け寄り、他の大勢の乗船客と一緒になって身を乗り出すようにして出航シーンを眺めます。







全ての係船ロープが外されると横滑りする感じで静かに離岸開始! 甲板に鈴なりになった乗船客は一様にして、岸壁と船体との間に現れた水面を覗き込みます。







船体が岸壁から離れ始めると、その後は急速に横移動で離岸していきますが、苫小牧港の出口はフェリー発着場から南西方向(画像左方向)に位置しています。なので、あるていど離岸したら今度は舳先を左方向に向けて回頭していきます。







後方を振り返って離れゆく岸壁を眺めるとこんな感じ。あれほどたくさん乗船待ちしていたバイクや乗用車はもはや1台もおらず、ものの見事に岸壁は無人状態。そこにはフェリーターミナルの建物から延びる長いタラップが取り残されているだけでしたが、船が出航した直後の岸壁ってガラ〜ンとしてほんと淋しいんだよな〜。
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