美深歌登林道 / Bifukautanobori 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2022.08.10 / No.H-007 
 [ 所在地 ]美深町・枝幸町 [ 状態 ]完抜ダート [ 接続林道 ]- [ 分岐林道 ]町道加須美峠函岳線
 フラットダートで北見山地を横断、函岳ダートにも通じる魅惑の長距離林道ここにあり!

680の終点が1本道状態で美深町側の起点になっている美深歌登林道の入口にやってきました。この林道はその名の通り美深町から枝幸町の歌登(旧歌登町)とを結ぶ全線ダートの長距離林道で延長距離はおよそ37kmほど。R40を名寄美深道路「美深北IC」から音威子府村方向に1.9km進んだ地点の交差点を右折してJR宗谷本線の踏切を渡ると、やがて道680に合流するので、その後は道道を終点まで進めば美深歌登林道の入口にたどり着きます。
→ 道標を眺める!
→ 付近を調べる!
→ 振り返る!
ざ美深歌登林道のダートに突入させていただきますが、路面はつい先ほどまで降っていた雨によってビチャビチャな状態。探索時には雨はすでに止んでいたものの、ペトペトな泥跳ねで脚廻りが茶色くコーティングされてしまうのがストレスでしたが、泥跳ねを嫌がってここで撤退したら、次はいつ再訪できるか分からないので構わず前進!
るとすぐに林道右手に「右の沢川」が寄り添ってきます。ダートはその水際伝いに延びていますが、雨上がり直後なので右の沢川はやや増水気味。
→ 右の沢川を眺める!
の後、右の沢川伝にしばらく進むと、切り返しの急カーブで今来た方向に引き返すように180度で反転します。それと同時に右の沢川から離れて、深い緑の森に覆われた山中をダラダラと登坂していくコースに変わりました。
道の東に位置する右の沢川と、西に流れる美深パンケ川に挟まれた山中の真っ只中をなだらかペースで登坂していく美深歌登林道の砂利ダート。この林道は函岳山頂への観光ルートにもなっているので、ダート道道にも劣らない良好な状態が保たれているみたいです。路面維持でしっかりと砂利が敷かれているせいか、雨天直後でもダートが水溜りだらけとか、マディ地獄に陥っているようなことはなかったですよ。
上がりなので地面は濡れていますが、それでも極めて良好な路面状態が続く美深歌登林道の快適ダート。路面状況的には申し分なかったですが、しかし、地理院地に記載されている道すがらの分岐ダートはことごとく廃れており、通りがかってもほとんど気が付かない状況だったような気が・・・。そして林道標が設置された名のある支線林道分岐はなくて、事実上の1本道状態になっていたのが惜しかったです。
道よりも高規格な道道ダートを思わせる快適ダート状態が続きます。オフバイク的には整備がなされ過ぎている感も否めませんが、これならば一般観光客のレンタカーや、オフバイク以外のバイクでもさほど問題なく進めるでしょう。
だらかな登り坂が続いてダートの標高が300mに達すると、その後は水平コースになりますが、やがて「入口から6km地点」標識が出現! いつの間にか林道入口から6kmほど進んできたみたいですが、しかし、加須美峠までは17kmなので先はまだまだ長いです。
や?! 美深歌登林道を前進するにつれてなんだか周囲が白くガスってきましたが、まさか雨雲じゃないだろうな。しっぽりとした水墨画の風情がある「霧」ならばいいですが、しとしとな雨だけはさすがに勘弁だぜぇ・・・。
深歌登林道ほどの長距離林道ならば支線林道もたんまりあって然るべきであり、地理院地によれば、この区間では分岐ダートがいくつも存在し、かつそれらが網の目状に相互に接続し合っているはずなのですが、しかし、それらしい分岐がちっとも現れません。やはり支線ダートはことごとく藪に埋もれてしまったらしく、分岐を確認できないまま美深歌登林道を進んでいくのがもどかしかったです。
んな感じでその後どれほど進んだでしょうか。やがて「滝ノ沢橋」が現れましたが、渡っているのは美深パンケ川支流の「滝ノ沢」。橋のたもと地点が水溜りまみれでビチャビチャになっていましたが、橋上には水溜りから溢れた泥水が溜まっていて、いつものお約束で沢を眺めるために欄干に近づいた途端シューズが泥まみれに・・・。
→ 滝の沢を眺める(右手 / 上流方向)!
→ 滝の沢を眺める(左手 / 下流方向)!
ノ沢橋を渡って少し進むと、道すがらには全く見えていませんが、その後は美深パンケ川沿いにその源流方向へと進んでいきます。すると人里遠く離れた人跡稀な北見山地の真っ只中にもかかわらず、そこに現れたのがこのストレート区間でしたが、さすが北海道の林道。緩いアップダウンと遥か先まで見通せる状況がいいね!
のストレート区間をエンジン音も軽やかに進撃していきますが、しかし、オフバイクはおろか、1台の車とも出会わないなぁ。昨夜と今朝方に雨が降り、そして今は雨が止んだ直後なので、この時点ではまだ美深歌登林道を通って函岳を目指そうというツーリングライダーはいないみたいでしたが、でも今日はもう雨は降らない予報。たぶん雨が止むまで様子見していたライダーがこれから続々とやってくるのだと思います。
トレート区間を進んでいくと、その先でやがて現れる右カーブの手前で再びコンクリ橋を渡ります。橋名は「一ノ沢橋」で、跨いでいるのは「一ノ沢」ですが、地理院地では美深パンケ川と記載されていますが、源流部では一ノ沢と河川名が変わるのでしょう。
→ 一ノ沢を眺める(右手 / 上流方向)!
→ 一ノ沢を眺める(左手 / 下流方向)!
ンクリ橋を渡って美深パンケ川の左岸に移ったら、そこでも長さ300mほどのストレート区間がまたしても現れます。道すがらに眺望などは望めませんが、このようなストレート区間はその後も頻繁に現れるのでこれ以降は一々報告しませんが、しかし、そのおかげでハイスピード巡航も可能であり、なかなか楽しめてしまうのが美深歌登林道なんだよな!
→ さらに美深歌登林道を進む!
→ 探索終了!
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