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日高山脈の懐奥深くへと分け入る「様似町」の様似パンケ林道(町)から分岐して「フチミ川」沿いに遡っていくフチミ林道の起点です。幌満湖上流に展開する広大な林道ネットワーク網を探索後、帰りがけの駄賃で突入することにした林道ですが、見ての通り起点はダートが左右に分かれているだけで、林道標はもちろんのこと道標すら設置されていませんでした。ちなみに画像では前方右(幌満湖方向)から手前が本線の様似パンケ林道(町)で、前方左手がフチミ林道になっています。
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ほのかにうっすらと夏草のワダチができていて、硬く締まって走りやすいフチミ林道のダートを進んでいくと、起点から350mほどの地点で左折ダート分岐が現れました。山中の伐採現場にでも向かうありふれた名無し系のダート分岐かと思いましたが、「はいそうですか」とそのまま通過するわけにはゆかず、周辺の路肩の藪を探ってみると・・・?
→ 付近を探る!
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王子林道分岐を直進してさらにフチミ林道を進んでいきますが、すると右手に幌満湖上流の幌満川の流れが寄り添ってきました。路肩の木立が邪魔で流れはよく見えていませんが、林道はその水際に沿って遡っていくみたいです。
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起点を出発すると、しばらくは幌満川を挟んで対岸の様似パンケ林道(町)と並行するようにフチミ林道は延びていますが、やがて幌満川支流の「フチミ川」沿いに東に進路を変えて山中奥深くへと分け入っていきます。地図上では終点までの推定延長距離はおよそ7km。探索しがいがありそうで、当然ながらフチミ林道を末端地点まで探索したかったのはやまやまでしたが、すでに幌満湖上流の林道群を散々走り回った後なのでガス残量が心許ない状況であり、今回はここらで勇気ある撤退を決意! だって最寄りのR336まではおよそ14km、直近のGSエまでだと25km近くも離れているのでガス欠に陥ったらもう最悪なので・・・。
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というわけで、その先に進みたい誘惑に耐えて潔く今来た道を引き返しますが、そういえば林道退出の途中で幌満川を渡って対岸の様似パンケ林道(町)戸へと連絡する橋があったので立ち止まって眺めておきました。ここから橋を渡って対岸の様似パンケ林道(町)に乗り継げれば、かなりのショートカットになるのですが、しかし、それは物理的に絶対不可能となっています。なぜって橋は老朽化によるためなのか、すでに廃止されていたのでね。
→ 廃橋を眺める!
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廃橋を眺めて今来た道を引き返し、様似パンケ林道(町)に退出して今回のフチミ林道の探索は終了。というか、距離にしたらおそらく終点までの7/1ほどしか進んでおらず、はたしてこれがフチミ林道探索と言えるかどうかは疑問ですが、しかし、僅かな距離とはいえ入線したからこそ未知なる支線林道である王子林道を発見できたので、まあいいか! 末端地点までの残り区間はまたいつの日かの宿題にしておきますよっと。
→ 探索終了!
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