三宅島酒造
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  神着エリア
  神着エリアの見所スポット
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     19 ナダード
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     21 焼場
     22 三宅島内燃力発電所

蔵元らしからぬ小洒落た建物の三宅島酒造

神着から三池港方向に都212(三宅一周道路)を進んでいくと、途中の美茂井地区にある 昭和4(1929)年創業で三宅島唯一の蔵元「三宅島酒造」です。ぱっと見したところ酒蔵らしからぬ外観で、洒落たモダンチックな建物は島カフェかレストランなのかと思ってしまいますが、元はホテルだった建物ということでそれも納得。店内はギャラリーとしても利用され、ここでは焼酎の試飲ができます。

元々、三宅島には5つの蔵があって4銘柄の焼酎がありましたが、後継者不足などによって次々と廃業。「雄山一」を製造していた伊ヶ谷酒造(現三宅島酒造)以外の蔵は全て看板を下ろしてしまいました。唯一残った伊ヶ谷酒造も、杜氏の体調不良や噴火による全島避難によって休業を余儀なくされましたが、平成20(2008)年に工場新築移転を機に伊ヶ谷酒造から三宅島酒造に改名して現在に至っています。





限定焼酎「喜島三宅」はクサヤにも良く合います

三宅島の焼酎は、戸時代末期、鹿児島県の丹宗庄右衛門という貿易商が藩の密貿易に加担した罪で八丈島への島流の刑に処せられたとき、寄港した三宅島で故郷からサツマイモの苗と焼酎製造の道具を取り寄せて島民に製造方法を伝授したのがルーツ。それまでは僅かに細々と日本酒を作っていただけだったとか。

そんな三宅島酒造が製造するのは米麹の麦焼酎で、度数は25度で日本酒にも似たまろやかな味わいの「雄山一(おやまいち)」。三宅島で焼酎と言ったらこれであり、島内の宿には必ず置いてある焼酎ですが、それ以外にも三宅島の芋で造った芋焼酎「喜島三宅(きとうみやけ)」という限定焼酎もあります、でも喜島三宅は三宅島で製造されているのではなくて、三宅島産の芋を使って鹿児島で造られているみたいだな。

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