所林道バラフジ支線 / Tokoro-rindo barafuji-shisen 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2017.12.30 / No.T-017 
 [ 所在地 ]那珂川町(旧馬頭町)[ 状態 ]ピストンダート [ 接続林道 ]所林道 [ 分岐林道 ]-
 古式ゆかしい林道標が出迎えて小砂利質ダートが走りやすい植林地帯を登坂するピストン

珂川町(旧馬頭町)の県232号線大内「光崎」から、同じ県232号線沿いの矢立「追之入」とを結ぶ所林道から分岐する所林道バラフジ支線の入口です。所林道を光崎側から入線して道なりに進むと3本目となる支線林道で、直角に右折分岐している入口には古ぼけた旧式タイプの林道標が設置されているので見過ごすことはまずないと思います。
→ 林道標を眺める!
面から眺めた所林道バラフジ支線入口の様子です。冬枯れで寒々とした薄暗い山林の奥に向かって、廃れた感の漂う落ち葉まみれのダートが延びており、よく眺めると所林道から所林道バラフジ支線へと曲がるワダチ跡がデルタ形に刻み付けられていました。ここ、どうやら林業関係の車両とか、地元の軽トラなどがたまに立ち入っているみたいだな。
ート出現! 林道標設置地点から15mほど先に国有林林道ではお馴染みの踏切式ゲートが出迎えてくれましたが、嬉しいことに探索時にはとうの昔に廃ゲート化されていた模様。サビて古ぼけた支柱が虚しく残骸を晒していただけで、自由通行状態になっていましたよ。
ざ入線させていただくと、すぐに左の路肩に小さな沢が寄り添ってきました。バキバキな細かな倒木と冬枯れした藪にまみれて流れはほとんど見えていませんでしたが、沢伝いに遡っていくのはピストンではよくあるコース展開。所林道バラフジ支線もそんな感じですね。
晦日を明日に控えた師走の林道の寒さはかなりのものがありましたが、それでも真冬の林道は冬枯れで樹木は葉を落とし、藪も枯れているので見通しも効き、真夏の頃のようなムワっとした重苦しい雰囲気がないのが良かったです。暑さや湿気で汗をかくこともなく、血を吸う虫もいないので、余計な煩わしさを覚えることなく純粋にダート走行が楽しめました。
サコソと路面の落ち葉を踏みしめながら軽快にワダチダートを進んでいきますが、それにしても「バラフジ」とは妙な林道名だな。漢字ではどのように表記するのか分かりませんが、もしかして地元の方しか知らない現在の住居表示からは消滅した小字地名? カタカナ表示の林道名ってたまにありますが、それだけでなんとなく訪れたくなるから不思議です。
砂利質で走りやすいのはいいけれど、冬の山林内をゆく所林道バラフジ支線はやっぱり寒かったなぁ・・・。路面の水溜りもガチガチに凍りついていましたが、気温は摂氏0度くらいだったかな。肌を刺すようにキーンと張り詰めた冷たい空気感が心地良くもありますが、でも本当に寒いのは林道内ではなくて、風を受けて走る一般道の移動中だったりします。
の後も特に問題もなく順調にのんびりと、真冬の林道の心地よい静寂さを味わいながら所林道バラフジ支線を進んでいきますが、やがて前方に開けた空間が見えてきます。ピストンではお約束の車両の回転場となった広場であり、それが現れたということは、これまでの経験上そこが終点だとみて十中八九間違いないです。
林道からの分岐地点からおよそ3キロ弱、たどり着いた所林道バラフジ支線の終点がここでした。周囲にはスギやヒノキ林が広がるだけでなにもない山林内にポッカリと切り開かれた場所であり、その先には踏み跡程度の山道もなかったです。回転場の地面は大量の落ち葉と冬枯れしたベージュ色の雑草で覆い尽くされていましたが、きれいに藪刈りされたのか、延び放題で荒れた様子はなかったです。というわけで、入口からぱっと見した限りでは廃れているようにも見えていた所林道バラフジ支線の探索はここで終了!
→ 探索終了!
→ 引き返して所林道に向かう!
→ その先の様子を眺める!
→ 振り返る!
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