名称由来の不明であったジープ沢を過ぎて深山度を増す岩瀬林道のダート。コース的には白神山地の山中に平行するように流れる2つの川、「大川目川」と「登川沢」とに挟まれた尾根を横切って山越えしている最中。しかし東北の山岳ダートはやたら延長距離が長いなぁ。いくら進んでも終点となる田代相馬林道接続地点が現れません。 | |
いわば分水嶺を越えるような感じでウネウネと山中を進んでいきますが、視界に入るのはどこまでも続く前後左右に広がる濃密な森の緑のみ。ガタガタ道をたどる閉塞的な区間が連続しますが、しかしここで山深さを実感できるビューポイントがあったんだっけ。長丁場となった真夏の暑いの山越え区間で一息つける地点でもありました。
→ 景色を眺める! |
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分水嶺のような山越え区間を進んでいくと、やがてダートは早口川最上流の登川沢源流に向かって僅かな下りに転じます。といってもそれは帰宅後に詳細な地理院地図を眺めて初めて分かる話。林道は真夏の濃密な緑に包まれているので、実際には現地ではどこをどのように進んでいるのか具体的にはさっぱり! 起点からどれほど進んできたかもあやふやです。事前に把握していたのは、最終的に田代相馬林道へと突き当たるということくらいですよ。 | |
しかし、ダート区間開始地点付近に掲げられていた「上荒沢分岐手前1キロ手間、路肩崩落のため、早口ダム・大野へ通り抜けで来ません」看板の箇所ってどこだったんだろう? 警告で脅されても実際にはなんでもなかったことってよくありますよね。気がつかないままここまで進んできてしまいましたよ。通り抜けできないどころか、路肩では薮刈りの実施された痕跡を発見。どうやら林道は最低限の路面維持はなされているようだな。 | |
そしてようやくたどり着いた左右に延びる田代相馬林道(早口林道)への合流地点、すなわち岩瀬林道の終点に無事に到着しました! 実は平成18(2006)年の田代相馬林道探索時にこちら側から入線しようとしたのですが、掲げられていた「当分の間通行出来ません」看板に脅されて諦めた過去があっただけに、感慨深いものが込み上げて仕方なかったです! というわけで岩瀬林道探索はここで終了ですが、右折すれば県境の長慶峠までは僅かの距離。せっかくなので久しぶりに訪れてみることにしましょう。その日の行動予定上、そのまま田代相馬林道経由で弘前市街へと抜けられれば都合も良かったのでね。ちなみにここで左折すれば早口ダム経由で秋田自動車道「二井田真中インター」付近に退出できます。
→ 振り返る! → 田代相馬林道に突入! → 長慶峠(田代相馬林道)に向かう! → 探索終了! |
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