岩瀬林道 / Iwase 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
岩瀬林道 [1] [2] [3]
「林道重機だ!」そんな感じで、驚くほどの深山地帯でありながら整備の行き届いたダートを順調に進んでいきますが、前方にて路面補修中のパワーショベルと遭遇! どうやら砂利を撒いて路面に発生した水溜まり跡の窪みを均していたようです。「まさか、通れない?!」と一瞬焦ったものの、そこは身軽なオフバイク。重機を路肩ギリギリに寄せて作業の方が快く手招きで通してくれました。地道な路面補修作業があってこその快適ダートです。「ごくろうさまです!」と頭を下げて目と目で挨拶を交わして現場をやりすごします。
して通りがかったのがここ、田代岳への登山道入口地点です。幅員が広がって小さな駐車スペースが設けら、そこに無数の道標や看板がこれでもかと乱立していましたが、この場所は「大広手登山口」というらしく、登山道は「大広手登山道」であるとのこと。探索時には登山者の車や姿はなくてひっそりと静まり返っていましたよ。登山に興味はないので登山道に立ち入るつもりはなかったですが、せっかくなので休憩がてら看板類を見て回ります。
→ 看板を眺める!
→ 看板を眺める!
→ 道標を眺める!
→ 道標を眺める!
→ 道標を眺める!
→ 大広手登山道を眺める!
→ !?
広手登山口を過ぎてさらに進むと、景色が変わって道すがらに山々の見晴らしがきくようになってきます。標高600m地点を越えて田代岳山腹の稜線地帯に至ったようで、林道から青森県との県境にまたがる広大な白神山地の山深い森の景色を眺めることができたんですね。しかし、ここは人里遠く離れた山岳地帯。路面的には走りやすいものの、その一方で荒ぶる山岳ダートならではの光景を目撃! 崖崩れの直撃か、それとも冬の積雪にヤラれたのか、路肩のガードレールがグニャグニャに折れ曲がったままで放置されていたんだっけ。
→ 景色を眺める!
にもガラッと岩石が落ちてきそうな岩壁。路肩にばらばらと散らばる無数の岩屑。そして飴のようにひしゃげて打ち壊されたガードレール。惚れ惚れとさせられる荒々しくも素敵な光景であり、山岳ダートに相応しい雰囲気がプンプン! いいなぁ、岩瀬林道は。林道ライダーがオフバイクで駆け抜けるステージとして申し分ありません!
→ 岩壁を見上げる!
→ 路肩を見下ろす!
岳ダートならではの荒々しい雰囲気は抜群でありながら、それでいて荒れやガレもなく実に快適であった岩瀬林道のフラットダート。力みなぎるオフバイクならではのダートランが堪能できたことは言うにおよばず、風を全身に受けて駆け抜ける爽快感は格別でした! ここ、岩瀬林道では突出して爽快さの味わえるハイライト区間だと思います。
してようやく到達したのが「ロケットエンジン燃焼試験場」への入口。道標と看板が設置されているので間違える心配は全くありませんが、前方左手が岩瀬林道本線、右手に下っていくのが試験場方向となっています。もちろんそこをを眺めずして岩瀬林道を進むなんぞあり得ませんが、実に初探索から2年がかりであったな・・・。遅ればせながらようやくその入口へとたどり着きました!
→ 道標(左・岩瀬林道本線側)を眺める!
→ 看板(右・ロケットエンジン燃焼試験場側)を眺める!
→ ロケットエンジン燃焼試験場に向かう!
ケットエンジン燃焼試験場正門まで往復、そこから施設を眺めてから入口分岐へと戻って岩瀬林道の探索を続行します。するとすぐに大川目川の支流の沢を渡りますが、橋を渡った地点のたもと左の路肩が田代岳(1177.9m)へ「荒沢登山口」入口となっていました。木々の生い茂る山深い地点なので手前からだとよく見えていませんが、通りがかれば必ず分かります。ただし、登山道入口のこの地点に駐車スペースはありません。だから試験場正門手前に駐車場が設けられてたのか。通りがかりついでに田代岳登山系の看板と道標を眺めておきます。
→ 荒沢登山道入口を眺める!
→ 看板を眺める!
→ 道標を眺める!
→ 道標を眺める!
→ 道標を眺める!
→ 沢を眺める!
「おぉ、やったぜぇ!」なんと、林道沿いにロケットエンジン燃焼燃焼試験場がよく見渡せる地点が現れたじゃないですか! 試験場正門からではまったく見えていなかった施設の様子がここからはバッチリ! これで岩瀬林道走破とあわせて「ロケットエンジン試験場を眺めたい!」との本懐をようやく遂げられました。ここは正門よりも眺めは格別にいいです。
→ ロケットエンジン燃焼試験場を眺める!
ケットエンジン燃焼試験場を過ぎると気がつくことが一つあります。それはダートの路面規格が微妙に落ちてきていることで、試験場を過ぎると林道を通行する車両も極端に減るということ。すなわち試験場までのダートはロケットエンジンの陸送路であり、その他に各種資材運搬車の通行があることをもって維持管理されていますが、以降の田代相馬林道接続地点までは手厚い路面の維持管理もされなくなるんですね。したがって僅かずつですが、路面のガタガタ感が増してきます。
ういうわけで、より険しい山岳ダートの趣が増してきた岩瀬林道。林道右手に位置する大川目川の源流のさらに上手をいったん右手に大きく回り込み、それから左に転進、青森県との県境の長慶峠へと連なる三ツ森山(949.4m)山頂付近の山腹をかすめての山越えコースが続きます。致命的に荒れたりガレているわけではないものの、路面には拳大の石が大量に散乱してそこそこ走り難かったりもしました。
川目川源流部を越えて人里遠く離れた山中のまっただ中を前進中。林道には人の気配という者が全く感じられず、たしかにこれならクマが出没しても不思議のない雰囲気ですが、林道ライダー専用アビリティ「とんずら」を獲得した林道ライダーには関係ありませんね。逆に人気の途絶えたようなダートのそんな静寂さが嬉しかったです。
→ 路肩を眺める!
→ 路肩を眺める!
天時に雨水が林道を流れる影響でしょうか。路面の土が流出してゴツゴツな石ころまみれな区間も。画像での見た目では大したこともないように見えていますが、実際はかなりケツにきてしまう振動っぷりでした。ハンドルバランスを失って転倒しないようにして下さい。
盤区間の快適岩幅広状態がウソであるかのように両路肩の夏薮で閉塞感抜群なダート。真夏のこの時季は薮の茂みから発生するムワッとした熱気が立ち込めて風通しも最悪です。でもこれこそが真夏の深山地帯の林道の姿であり、立ち止まると高温多湿な空気に全身を包み込まれてすぐに玉の汗が吹き出します。ガサゴソと薮からクマが出てきそうだし・・・。
の後、閉塞的な真夏のダートを景観的なものは望めないまま進んでいきますが、「関係者以外立入禁止」の燃焼試験場の警告看板がここにもありました。ここから試験場は見えませんが、看板は試験場へと至る道筋の数カ所に立てられているみたい。
「ジープ沢?」各地の林道探索ではたまに首をかしげてしまう変わった地名に出くわしますが、ここで「ジープ沢」なる標識板が樹木に括り付けられているのを発見。「ジープって四駆の?」なわけないですが、なんだこれ?
→ 標識板を眺める!
→ ジープ沢を眺める!
→ さらに岩瀬林道を進む!
→ 探索中止!
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