今回の探索で進むことにした右コースの入口はこんな感じ。すぐにややキツい登り坂で一気に登坂しますが、といっても登り詰める高低差は14mほど。その後はなだらかな下り坂がダラダラと続くみたい。寒水沢沿いの鬱蒼とした樹林を進むの左コースよりも標高が高い地点を進むため、道すがらに明るい雰囲気と眺望が期待できるかもしれません。 | |
分岐直後の急勾配を登り詰めると、明るい雰囲気の漂うヒバの森の中にワダチダートが延びていました。路面もフラットに落ち着いた感じでとても走りやすく、静寂な林道の雰囲気がとても良かったです。木材搬出の林業トラックも最終土場よりこちら側は通行しないらしく、車はもちろん、1台のオフバイクともすれ違うこともなかったしね。 | |
真夏の森の気温は暑かったですが、立ち止まらなければさほど気にもならず、見上げるほどの樹高のヒバが林立するの森の中をエンジン音も軽やかに進んでいきます。自然色豊かな森の中を進むのはそれだけで気持ちが良いものですが、おそらくこの辺りの森も伐採予定に入っているんだろうなぁ。やがて林道沿いに土場が開設されて、森の木々も切り出されていくのでしょうが、まだ作業は行われていないので、道すがらの森の雰囲気はとても良かったな!
→ 周囲を眺める! |
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そんな感じで明るい森の中を気分良く進んでいくと、やがて巨大な鉄塔が現れて高圧送電線が頭上を横切ります。各地の山奥の林道を探索していると、とてつもなく深い山岳地帯で高圧線が延びているのを見かけて驚くことがたまにありますが、高圧送電線の鉄塔風景って林道と意外とマッチするんだよな〜。思わず立ち止まって眺め上げてしまいました。 → 鉄塔風景を眺める! |
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はるばる北海道までつながっている送電線の鉄塔風景をしばし眺めたら前進再開。徐々に標高を下げていく緩い下り坂で森の中ををゆっくりと進んでいきます。さすがに山奥なので路面にも夏草が茂っていましたが、ダートは相変わらず走りやすくて廃れた雰囲気はほとんど感じられず、時たま現れる森の中のストレート区間は実に爽快でした。 | |
その後もなだらかな下りが続く森の中のダートを軽快に進んでいきますが、やがてダートの左折分岐が現れます。「すわ、支線林道か?」とも思ってしまいますが、これは先述した左ルートの合流地点。すなわち寒水沢伝いに下ってきた別ルートがここで再び合流しているんですね。なので支線林道を示す林道標は設置されていなかったです。
→ 左折分岐の様子を眺める! |
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両ルートの合流地点を振り返るとこんな感じ。見た目的には向かって右折している左ルートが本線っぽく見えており、向かって直進方向の右ルートは若干支線林道のように見えていますが、どちらに進んでも行き着く先は同じ。しかし、逆方向から初めて訪れたらそんなこと分かるはずもないので、分岐のどちらに進むかでかなり悩んでしまうと思いますよ。 | |
両ルートの合流地点を過ぎると、その後はもう坂道らしい勾配は現れず、以降はほとんど水平なコースが終点まで続きます。林道の左手には寒水沢下流の奥内川が寄り添い、終点はもう近いと思いながら進んでいくと、やがて山小屋チックな管理小屋の立つ堰が現れました。山岳区間を下り切って一区切りついたところなので、休憩がてら付近を眺めておきました。
→ 堰を眺める! → 付近を調べる! |
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林道沿いに設けられていた堰を振り返るとこんな感じ。真夏のギラつく陽射しが眩しくてよく見えていませんが、水門で奥内川の水が堰き止められている状態が分かりますね。堰の脇は路肩が膨らんで広場のようになっていましたが、日陰もなくて熱中症に陥りそうなクソ暑いこの場所に人の気配が全くなかったのは当然だったかな。 | |
堰を過ぎるとやけに砂埃っぽいジャリダートの水平コースが森の中に続きました。路肩のすぐ傍には堰から続く様子色がダート沿いに延びています。もう終点は近いと予想しながらラストスパートで元気よく進んでいくと・・・。 | |
やがて森の樹林が途切れ、行く手にただっ広い水田地帯がパッと開けます。青森県津軽地方のブランド米「つがるロマン」を栽培しているのかどうかは分かりませんが、林道沿いの用水路はこの水田を潤していたわけですね。そしてこの広大な水田地帯を横切って北海道新幹線の高架橋が真っ直ぐ延びているのが見えていましたよ。というわけで、寒水沢林道の終点はもうすぐそこですが、一体どのような終点になっているのかと思いながら進んで行くと・・・。 | |
田圃の脇の農道のような砂利の未舗装路に突き当たって寒水沢林道は終点を迎えます。しかし、周囲には広大な水田地帯が広がっているだけで民家もなく、林道を示す林道標もここには設置されていませんでした。林道入口の目印が皆無なので、寒水沢林道へのアプローチは津軽あすなろライン(県26号線)側からが断然おすすめになっています。というわけで引き続き県26号線沿いの林道を探索すべく、今来た道を引き返して寒水沢林道の探索はこれで終了!
→ 探索終了! → 振り返る! → 右折側を眺める! → 左折側を眺める! → 景色を眺める! → 付近を調べる! |
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