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長南町の県148号線「水沼」地区にある蔵持水沼林道の起点にやって来ました。林道名は「蔵持」および「水沼」の両地区名から命名されていますが、正確には林道区間は水沼地区内で完結しています。終点からは「連絡道蔵持〜水沼線」にそのまま接続しているので、早い話が水沼地区から蔵持地区方向を結ぶ林道ということですね。
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県道に面した水沼地区側の起点から眺めた行く手の様子。林道標は存在せず、泣きたくなるほど一般道にしか見えない状況は予測していたものの、まさかここまで林道臭さが感じられないトホホな状況だったとは・・・。「ユートピア笠森→」と記された青い看板が目印となりますが、ここはすぐそばにある県道沿いの「水沼バス停」を目指せばすぐに分かります。
→付近を調べる!
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さっそく林道区間へと乗り込ませていただきますが、路面は幅広な舗装路で水沼地区の住民の生活道路となっています。そんな蔵持水沼林道が開設されたのは昭和55(1980)年のこと。「裸の季節」であの松田聖子さんがレコードデビューした年ですよ。
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なお、林道の開設は昭和55年年ですが、もちろん道そのものはそれ以前からあって、道が「林道化」されたのが昭和55年ということですよ。当初は未舗装林道でしたが、3年後の昭和58(1983)年に舗装されてしまったみたい。水田伝いに続くこの舗装路がまだダートであった頃の様子はもはや想像もできません。
→景色を眺める!
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その後しばらく進んでいくと、両脇から森が迫って水田のある谷津は狭まってきます。すぐそばには「野見金山(180.2m)」があり、林道はこの後、先細りする谷津のどん詰まりからそこへと向かって登っていくみたい。
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どん詰まりの水田を過ぎて山林内へと進んでいくと登坂区間が開始しますが、すぐにこのような左折舗装路の分岐が現れます。その正体は「山田谷林道」ですが、付近を調べてみても林道標はおろか道標の類いはなにも存在していません。恐るべし、長南町の林道。これじゃあ、絶対にそうであるとは気がつかないぜぇ!
→山田谷林道の様子を眺める!
→山田谷林道に突入!
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山林内に続く坂道をダラダラと登って進みますが、ここまでやって来ると林道としての雰囲気が感じられてきます。と言ってみても、よくある山林内の舗装林道のそれですけどね。その先の終点を目指して淡々と前進するのみでした。
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断続的に続く坂道を登っていくと、その途中にも水田がありました。斜面の僅かな場所を切り開いてここでもお米を作っているのですね。ここ、おそらく昔は低規格な農道だったのでしょう。実質は農道整備ですが、名目はその方が資金の得られやすい「林道開設」としておいたこの林道の過去がちらほらと見え隠れします。なのでここ、林業とは全然関係ないし。
→水田を眺める!
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水田の脇を抜けてさらに進んでいくと,右手の斜面の上に小さな祠が見えてきました。林道沿いに神社でもあるのでしょうか。
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右カーブの坂道を登って祠の正面に回り込みました。手持ちの県別地図にはちょうどこの辺りに「浅間神社」との記載がありましたが、でもこれはそれじゃないみたい。寂れた祠の脇の石碑に「滝不動尊」と記されているのを発見しました。
→祠を眺める!
→付近を調べる!
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滝不動尊の祠を過ぎてそのまま少し登っていくと、左折分岐のある地点が現れます。道はさらにそのまま続いて、ここには「関東ふれあいの道」を示す道標が設置されていますが、蔵持水沼林道はここが終点となっている模様。もちろん林道標は設置されていないので、そうであるとはまず分かりません。ちなみに右折側は林道ではないですが、ここを下っていくと左手に岩撫林道の入口があったりもします。
→道標を眺める!
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というわけで水沼林道の探索はここで終了ですが、この先にも「連絡道蔵持〜水沼線」の舗装路がそのまま続いています。道標にも記されている通り、ここを道なりに進むと「野見金公園」を通って「ユートピア笠森」へと至ってそのまま一般道へと退出できます。また、その先には蔵持林道の入口があるので、蔵持林道を目指すのであれば、ここは野見金公園見物がてらにそのまま進むのがおすすめかもしれません。なお補足しおきますが、ユートピア笠森はただの宿泊施設なのでそのつもりで・・・。
→探索終了!
→振り返る!
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