田代山線

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■駐車スペース脇から延びる登山道入口です。車は止められてはいるものの、辺りには人っ子一人いません。皆さん登山中なのでしょう。ちなみに、田代山湿原までは徒歩でおよそ2時間ほどかかるとのことで、ブラブラと休憩がてらに行ける距離ではなさそうです。ここは登山道の入口と無数に掲げられている標識類を眺めるだけに留めておきました。
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■猿倉登山口を後にして先へと進むことにします。登山口のすぐ先は左急カーブになっており、そこの路肩には看板が掲げられていますが、春先には「積雪のため通行止」の文字が、通行可能期間中には「県道栗山舘岩線 大型車の通行はご遠慮下さい」との文言が記されています。加えて、ここには通行可能期間中には路肩の注意を促すコーンが並べられており、春先にはそれが無い代わりに、ちょうどこの地点から残雪がチラホラと目に付くようになってきました。



 ←いつもそこにある看板ですが、時季により記載内容が微妙に変わります。
■登山口を過ぎると、連続した登り坂で県境の峠を目指して一気に登坂していきます。ここからは標高が急激に高くなっていくようで、そのため、春先には溶け残りの残雪がいよいよ目立つようになってくるようです。
■この登坂区間は激坂こそないものの、九十九折りで標高を稼いでいるため、右に左にと盛んにカーブを繰り返していきます。これは秋口の様子ですが、ここまでやって来ると木の葉はすっかり枯れ落ちて紅葉はすでに終了。あとは初雪を待つ、といった雰囲気です。
■ダートは九十九折りで登坂して進みますが、カーブとカーブの間にはちょっとしたストレート区間が現れ、県境の峠までは、ほぼその繰り返しとなっています。画像写真は春先の様子ですが、秋口と見比べてもほとんど変わりはなく、共に木立は冬枯れしていました。標高の高いこの付近では春は遅くて秋は早いので、やや大げさですが、四季の巡りは冬→夏→冬といった感じです。




 ←こちらは秋口ですが、春も秋も景色的にはほとんど変わりありません。
■カーブ地点は山陰で日陰になりやすく、また吹き溜まりやすいのか、進むほどに残雪が目立ってきます。そして、とあるカーブ地点にて行く手の路面を覆い尽くす残雪塊がいきなりテンコ盛りに! 
■カーブ手前からは全面積雪状態に見えていましたが、幸いなことに、まだそこまでには至っていないようです。ここは路面の半分が覆われていたのみで、まだまだ前進可能状態でした。その先はどうだか分かりませんが…。
■九十九折り区間のカーブに挟まれたストレートを進みます。残雪で路肩の斜面がユルくなったのか、根こそぎ倒れてしまった倒木などもポツポツと見かけるようになりました。
■中には路面を遮断するような大きな倒木もありましたが、ノコでカットされており、ここはすでに復旧済み。もしも倒木がそのままであったなら、おそらくここで前進不可となっていたに違いありません。まったく有難いことです!
■残雪や倒木など、行く手の前方のみ気にしていましたが、ふと後方を振り返ると残雪を頂いた山の眺めが見えました。やはり山裾は春でも山頂付近ではまだ積雪の残る冬状態で、いかにも寒そうな光景です。ジッとしていると寒さが身に染みるので、ここは早々に先へと進みます。




 ←秋の探索時には、この付近でも工事でしばらく待たされました。
■「うげぇ…!」ひょっとしたら県境までは行けるかも…、と僅かに期待していたのですが、それは少々甘かったようです。とあるカーブ地点で山積みとなった積雪が現れてしまい、ついに前進不可状態に! 県境までは目と鼻の先だというのになんてこった。む、無念…。
→状況を確認する!
→突破を試みる!
■XRでの突破は諦めるしかありませんでしたが、とりあえず残雪を越えたその先の様子だけ眺めておきました。それにしても無数に刻み込まれたタイヤ跡の多いこと! 皆さん、考えることはどうも同じようで、まるで魚止の滝に行く手を阻まれた鮭のように突破を試みられたようでしたが…。
■で、およそ1年半の月日が流れてリベンジの時がやって来ました! 行く手を阻んでいた残雪の壁はもちろんありません。あれほど苦しめられたのがウソのようで、「ここがあの時の…」と感慨ひとしおで何事もなく先へと進みます。県境の峠はもうすぐそこです。
■県境の峠直前のカーブ地点です。周囲にはクマザサとねじくれた低木しか生えておらず、いかにも高所の峠らしい荒涼とした雰囲気で、前方の切り通しのすぐ先が県境になっています。






 ←春先の探索時にはこの地点まで来れたのですが…。あの時は悔しかったなあ。
■切り通しをカーブで曲がった地点にある栃木県日光市との県境に到着しました。ここには特に駐車スペースや広場があるわけでもなく、路肩に標識と、カーブを曲がりきった地点にゲートが設置されているのみです。
→さらに田代山線を進む!
→もう飽きた…
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