鍬木田一本木II林道 / KuwakidaippongiII 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2018.12.30 / No.F-214 
 [ 所在地 ]塙町 [ 状態 ]完抜舗装 [ 接続林道 ]- [ 分岐林道 ]梅ヶ久保林道
 林道名にローマ数字が使用されているのが珍しいが、訪れても全然楽しくない残念な舗装林道

町西河内から棚倉町に向かって県75を北上すること1.1km、塙町東河内「荒屋」にて右折していく道がありますが、そこを右折して道なりに荒屋の集落内を進んでいくと、最奥の民家を通り過ぎたこの地点にローマ数字表記が入る林道名が珍しい鍬木田一本木II林道のBP、すなわち起点(ビギニングポイント)を示す林道標が現れます。
→ 林道標を眺める!
→ 振り返る!
木田一本木II林道に入線するとすぐに赤坂川のささやかな流れが寄り添ってきます。林道はこの赤坂川伝いに緩く遡って終点に至りますが、すれ違った地元車が放つ、「やつはここでなにをしている?」と訝しがる視線が猛烈にイタかったなぁ・・・。
さになんの変哲もなく見るべきものも特にない舗装路。それが鍬木田一本木II林道ですが、町の面積の8割を森林が占める塙町では林業が基幹産業であり、それゆえ奥久慈木材流通センターおよび製材工場への原木供給の流通路として開設されたらしいです。
っかく訪れたので林道沿いに流れる赤坂川を眺めてみましたが、鍬木田一本木II林道は原木供給の輸送路であると同時に地域住民の生活道路として位置付けられており、そんなつまらん林道なので、わざわざ立ち止まって眺めるほどの景観でもなかったです。
→ 赤坂川を眺める!
晦日も差し迫ったクソ寒い師走の12月30日に、しかも味気ない舗装林道でなにをしているのだろうと苦笑するしかなかったですが、ダラダラと続く鍬木田一本木II林道のアスファルトをたどっていくと・・・
ぜか観光スポットでもないのに東屋が出現。春には赤坂川沿いで桜が観賞できる超ローカル観光スポットだったような気もしますが、今は年末の真冬だからなぁ・・・。
して四阿を通り過ぎた直後に右折分岐が現れますが、実はここは密かに半ダートピストンの梅ヶ久保林道だったりします。しかし、林道ライダーが偶然ここを通りがかることがあったとしても、まず梅ヶ久保林道の存在には気がつかないと思います。なぜなら・・・?
→ なぜなら?
→ 梅ヶ久保林道の様子を眺める!
→ 梅ヶ久保林道に突入!
ヶ久保林道分岐を過ぎて再び単調なアスファルトをたどって進んでいくと、やがて林道終点がある一本木集落の水田が見えてきます。ここまで来れば終点は近いですが、それと同時に僅かに感じられた林道くささもここで完全に消滅。
して県75と県242とを結ぶ町道に突き当たって鍬木田一本木II林道は終点です。突き当たりを右折した120m先には鍬木田一本木林道の起点があるので、鍬木田一本木林道に乗り継げばさらにその終点で寅卯平蕨平林道および殿山林道、そして岡田一本木林道のいずれかに乗り継ぐことが可能。また、左折すると豊田・湯沢林道および入山細茅林道の入口が現れるので、ここはどちらに進んでも林道だらけですが、ただし、そのいずれもが林道ライダーが近寄りもしない全線舗装済みのマニア向け林道なので覚悟してくださいね。あはは。
→ 探索終了!
→ 振り返る!
→ 林道標を眺める!
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