2022 北海道林道探索ツーリング 8月2日(火)雨のち曇り 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
6日目[3]  釧路市「釧路 Kushiro→ 釧路市「釧路 Kushiro もどる  






ガソリン給油量 3.0L 給油回数1回 ガソリン代 516円 走行距離 17.0 km / ダート走行距離 0.0 km トップへもどる


お、これは北海道産のコンブだな。売られていたのは利尻産と根室産。「利尻二番切り出し昆布」は600円、釧路産と記載された「貝殻(棹前昆布)早煮昆布」は350円、「貝殻島産長根」は270円、「釧路早煮昆布」は350円となかなかリーズナブルな価格で、道内各地のお土産屋の販売価格と比較するとかなり安いです。

ちなみに「貝殻島」は、根室市納沙布岬の沖合3.7キロに位置する北方領土の歯舞群島に含まれる島。周辺の海域は「なが昆布」「あつば昆布」「猫足昆布」などと呼ばれる良質なコンブの宝庫になっていて、1963(昭和38)年に結ばれた民間協定の昆布採取協定に基づいて、ロシアに入漁料を支払って昆布漁が行われているそうです。







豊富な品揃えで眺めているだけでとても楽しい珍味系の乾き物も充実しています。値段は380円〜1080円とピンキリですが、酒の魚には最高! ラインナップは以下の通り。ちなみに「輪花花」は「わっはっは」と読みますが、イカの薫製らしいです。

ほっけ薫製1188円、輪花花1080円、焼貝ひも1080円、ほっけ薫製スティック1080円
オホーツク産帆立貝ひも1080円、みりんたこ1080円、赤唐寒鱈1080円
ポンたら540円、帆立貝ひも380円、鮭ハラスとば380円
にしん薫製380円、くん製風味ししゃも380円







おお、オヤジ憧れの高級おつまみ、ホタテの燻製やら干し貝柱類が店頭にぶら下げられた状態でたくさん売られているじゃないですか。「帆立薫油漬」は貝柱が7、8個入って1080円と価格も高いですが、しかし、噛めば噛むほど口中に広がる旨味と味わい深さはまさに絶品! あぁ、これ全部爆買いしてえなぁ!







厚岸産のカニやホタテを使用した「たらばかにカレー(中辛180g702円)」や「ほたてカレー(中辛200g648円)」もありました。しかし、値段はやっぱり高くて、それは食堂で普通のカレーが1皿食べられてしまうほどでした。







釧路和商市場の場内にはフルーツが所狭しと並べられた果物専門店もありました。海の幸系もうは十分に眺めたので、今度は果物系を眺めてみます。







うわぉ、カラフルで鮮やかな色彩が散りばめられた店頭はまるで宝石箱みたい! スイカにブドウ、モモやプラム、サクランボ、ナシなどが並んでいますが、しかし、これらのフルーツは本州産。そのためか価格も高くて、「ナシ(幸水)」は1個480円、「スイカ(8分の1カット)」は600円もします。







おぉ、見つけたぜぇ! 果物専門店ではスイカやナシではなくてこいつを探していたのですが、すなわち北海道特産のメロンです。店頭に並べられていたのは富良野産でしたが、しかし、値段の高いこと! 「富良野産やまとうメロン」は2玉6800円、「北海道産富良野メロン」は2玉5800円となっていました。

メロンは食べたいけど、2個売りでは多すぎるし値段も高いし・・・と悩みますが、でも大丈夫。店頭では8分の1にカットされた「富良野産やまとうメロン」が380円で売られていました。さっそく食後のデザートに食べてみることにします。





北海道グルメコレクション No12 富良野産やまとうメロン 380円 [ 釧路和商市場 / 釧路市 ]
おお、カボチャのように濃いオレンジ色をした果肉は香りも芳醇、
口に含むと水々しくてとても甘いメロンだな!

いわゆる「ふらのメロン」には複数の品種があってこれは「やまとうメロン」という品種ですが、
ふらのメロンは全般的に糖度が高いのが特徴。
糖度は「夕張メロン」の11〜12度に対して富良野産は15度前後もあります。

知名度と果肉のジューシーさではライバルの「夕張メロン」に負けますが、
甘さだけは富良野産メロンの方が上なんだよな。


勝手どんぶりよりも、もう少しお安く手軽に釧路の味覚を楽しみたいという場合はこちらをどうぞ。寿司、ラーメン、どんぶりとなんでもござれな市場内食堂です。主な定食メニューは以下の通り。

特製海鮮丼3000円、うに・いくら丼2800円、うに丼2400円、いくら丼1650円、
刺身定食1400円、鉄火丼1100円、いか刺し定食1100円、
牛丼1000円、さば一汐焼定食1000円、焼肉定食850円、メヌキ焼定食800円、
鮭定食800円、たらみそ焼定食800円、糠さんま定食800円、ほっけ定食800円、
一夜干しさんま定食800円、豚ロース焼定食800円、ぶた丼800円







こちらは市場内にある惣菜屋さん。焼き魚、肉じゃが、サラダ、酢の物、煮物など多種多様なメニューがオール150円で販売されており、弁当類も450円くらいで販売されていました。近所のスーパーで売られている惣菜と比べて、美味しさと値段の安さはまったく比較にならないと思います。眺めているそばから売れていきました。

このお店でも勝手どんぶり用の酢飯が売られていて、量によって段階的に値段が上がっていく(120円→180円→240円→300円→360円)システムは他の店と同じでしたが、酢飯の量と値段は店ごとに微妙に異なるみたい。10円でも20円でも安いのがいい方は、市場内の店を一通り眺めてから酢飯を買う店を選ぶことをおすすめします。







あー、それから市場の中にはお肉屋さんが1軒ありました。魚介市場の中にある肉屋で肉を買って帰る観光客はまずいないと思うので、これは地元用のお店かな。釧路和商市場の中ではさすがに存在感が薄かったです。







そんな感じで市場の中をぐるぐると10周くらいしたら、眺めるものもなくなったのでイートインの片隅でしばし休憩。満腹状態で歩き回ったのでダルくなっちゃった。







市場を出ると外ではまだ雨が降り続いていました。次は歩いてすぐそばにある釧路駅に行ってみようとい思いますが、よく眺めたら市場の建物にはセイコマ釧路和商市場店が併設されていました。別に用事はなかったですけど・・・。







釧路和商市場から釧路駅に向かって歩いていくと、駅近の一等地だというのに入口が封鎖された厳重封鎖物件がそこかしこに・・・。向かって左側、廃墟マニアが喜びそうな建物は複合商業施設「釧路パルコ」跡。以前はホテルサンルート釧路も入っていたビルですが、街のあんまり過ぎる廃れ具合になんだか切なくなってきますなぁ。

この寂れ方の原因は、おそらく「太平洋炭礦」の閉山、そして漁業の衰退だと思いますが、かつて釧路の駅前には「丸ト北村」や「丸三鶴屋」などの百貨店が立ち並び、ケンタッキーや映画館、若者向けのショップもあったのにね〜。







釧路駅の改札前にやってきました。せっかく時間があるので列車に乗って車窓から雨の釧路湿原でも眺めようかと思いましたが、本数が少なすぎてダメでした。

しかし、廃線ラッシュで魅力的なローカル線があらかた全滅してしまい、北海道の鉄旅も今はつまらんですね。釧路駅では、かつて高校生の時に利用した札幌〜釧路間の寝台急行「まりも」を思い出しましたが、とっくの昔に廃止されているし・・・。







閑散とした駅中にある「レフボン釧路駅店」に入ってアイスコーヒーを注文。レフボンは道内各地にチェーン展開するベーカリーですが、カウンター席に座って雨の駅前通りをぼーっと眺めて時間を潰します。







アイスコーヒー1杯で40分ほど過ごしてから駅を出ます。北大通を「幣舞橋」に向かって歩いていきますが、釧路の街には十字ではなくて円形をした交差点「ラウンドアバウト」があるみたい。それを示す行き先表示板が掲げられています。







釧路駅から雨の中を歩くこと1キロくらいで「釧路川」を渡る幣舞橋のたもとに到着。でもこの雨なので、観光客はおろか歩いている人も全然いませんでした。







釧路観光のお約束で釧路川の岸辺から幣舞橋を眺めてみます。北海道三大名橋の一つに数えられて釧路市のシンボルにもなっている幣舞橋は、釧路川の最下流に架かるヨーロッパスタイルの橋。現在の橋は1976(昭和51)年に完成した5代目とのことですが、この雨のなかではじっくり眺める気も起きなかったぜぇ・・・。







あまり遠くまで歩いていっても仕方ないのでそろそろ宿に戻りますが、帰りは釧路の飲み屋街「末広町」を通ってみます。釧路といったら「炉端焼き」なので、繁華街の一角はやたら炉端焼きの店がひしめき合っていました。

実は昨夜の質素なサバ味噌弁当に懲りて、今日と明日は当初の予定通り素泊まりにすることに決めてあります。そして今夜の夕食は居酒屋メシと決めてあるので、炉端焼きの店を品定めしながら歩いているというわけ。







末広町の飲み屋街で見かけた歩道を泳ぐ鮭。歩道にカニやホタテが描かれるよりも、やっぱり鮭のほうが絵になりますなぁ。

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