ガソリン給油量 8.4L | 給油回数3回 | ガソリン代 1478円 | 総走行距離 269.1km / ダート走行距離 64.4 km | トップへもどる |
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路面には雑草が1本も生えておらず、想像に違わず極上な走り心地の良さをみせつけるリルラン林道ですが、この林道は道123から糸魚沢林道とを連絡し、そして接続する糸井沢林道はR44へとつながっています。 道道から国道への抜け道的な存在でもあるリルラン林道は付近一帯の林道群の幹線的存在であり、厚岸周辺ではメジャーな1本だけあってオフバイクの通行量もそこそこあるようです。小砂利質の路面には先行する同業者のタイヤ跡も残されており、安心してWRを走らせていきますが、すると現れたのがこの左折分岐地点です。 |
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とりあえず分岐に立ち止まって周囲を見渡してみますが、すると右の路肩に色褪せて古ぼけた立て看板がありました。もはやここがリルラン林道であることは疑いの余地がありませんが、野立ての立て看板タイプの林道標には、念を押すかのように直進する本線を示して「リルラン林道」の文字が記されているのを発見!
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そして分岐の左折側ですが、こちらは桜の木林道になっています。つまり、先ほど通った登喜岱林道との分岐を直進するとこの場所にたどり着くというわけですが、しかし、そこには行く手を塞ぐチェーンゲートが! リルラン林道から桜の木林道の登喜岱林道分岐までは僅か900mほどですが、チェーンゲートによってリルラン林道〜桜の木林道間は乗り継げなくなっていた模様。しかも、ゲートの傍には林道標と思われる立て看板が立っているのですが、記載文字が消滅してそこが桜の木林道であることが確認不可能な状態に陥っていたし・・・。 |
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というわけで桜の木林道〜リルラン林道間は乗り継げない残念な現状を確認したら、リルラン林道を前進再開します。すると700mほどで今度は右折分岐が現れました。路面には右折していく林業トラックのタイヤ跡が無数に刻み込まれていましが、そちらは延長4.5キロほどで道123へと連絡するコマドリの沢林道です。
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分岐にはリルラン林道の林道標(左)および、「糸魚沢林道3km→ ←道道3km」と記されたリルラン林道のルートを示す道標(右)がありましたが、すでに朽ち果てたのか、コマドリの沢林道を示す林道標を見つけることができなかったです。
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うひょ〜! コマドリの沢林道に進むと道123に戻ってしまうので、分岐は直進してルリラン林道本線を進みますが、それにしても広大な森のまっただ中をアップダウンで貫くダートの走り心地の素晴らしいことよ! いつの間にか晴れていた青空のもと、緑の森をダイナミックに貫くダートはまさに北海道の林道という感じですが、現在地点は厚岸湖と「火散布沼」に挟まれた丘陵地帯に広がる森のまっただ中。そんな森の中を厚岸町「糸魚沢」方向へと進んでいます。 |
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そしてたどり着いたのが糸魚沢林道にT字で突き当たるこの地点。すなわちリルラン林道の終点であり、左折するとおよそ9キロでR44(厚岸町糸魚沢)に、右折すると6キロほどで道123(浜中町「藻散布」)へとそれぞれ抜けられますが、ここはひとまず右折して道123に向かいます。
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糸魚沢林道への合流地点に設置されていた立て札タイプの林道標。付近の林道標はこのタイプが多いらしく、それはそれで結構なのですが、風雨に晒された木製の板は朽ちてしまいやすく、すぐに記載文字がかすれて判読不可能になってしまうのが欠点なんだよなぁ。そのため林道名確認不可に陥っている林道がどれほどあることやら・・・。
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リルラン林道から糸魚沢林道へと乗り継ぎ、本気の走りで浜中町藻散布にある道123への林道出口までやってきました。場所は「散布トンネル」の厚岸町側入口の直前地点ですが、たどり着いたら間髪を置かずにUターンで今来た道を引き返します。 リルラン林道分岐地点から道123までダート往復12キロ、時間とガソリンの無駄な行動にも思えますが、糸魚沢林道を全区間完走するためには仕方ありません。 |
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糸魚沢林道の道123側の入口を確認したら、今来た道をその引き返して舗装されたS字急カーブの急坂を登坂していきますが、右手には藻散布の集落と海が見えています。
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急坂を登っていくと散布トンネルの真上辺りでY字分岐が現れ、そこで路面はダート化しています。糸魚沢林道は左折で、右折側にもダートが延びていますが、そちらに進むと再び道123に戻ってしまうので要注意。
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分岐を左折して糸魚沢林道のダートに進むと、すぐに林道ゲートが現れますが、もちろんゲートはオープン状態。常時閉鎖がデフォな本州の林道とは違って、ここは路肩崩落とか倒木など、よほどのことがない限り閉じられることはないと思います。
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林道ゲートの脇に設置されていた「入林箱」です。なんだか小鳥の巣箱のようない入林箱ですが、山菜採りや登山、魚釣り、ハイキングなどのレジャーや、事業に伴う調査・測量、学術調査、登山大会、自衛隊の演習や訓練、さらには狩猟で山に立ち入る場合に必要事項を記して入れておく箱ですが、では林道探索の場合はどうなんだろう? ちなみに近年は林道動画を撮影する方も多いですが、もしも林道でドローンを飛行させる場合は、「無人航空機の飛行実施申請書」でも入れておくのかな? |
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道123からリルラン林道分岐地点に向かって引き返し中。標高45〜55mほどの起伏が果てしなく続く丘陵地帯の森をアップダウンでのんびりと進みますが、すれ違う車もなくて林道はとても静か。糸魚沢林道はメジャーな林道なので通行量が多いらしいですが、通行車両の絶対量が少ないので、結局、車とは1台もすれ違わなかったな。
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支線ダート発見! フラットな小砂利質の極上ダートが続いて気分良くWRを走らせていきますが、すると現れた右折分岐がここ。残念ながら探索時には鉄骨材を支柱としたチェーンゲートで封鎖されていましたが、おそらくこれは糸魚沢林道から分岐して火散布沼南西の岸辺付近に向かう延長1.5キロほどのピストンだと思います。
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ゲートの支柱の脇にはドス黒く変色して腐食した林道標らしき立て札がありましたが、記載文字はもはや判読不可能。でもその代わりに「林道維持工事」の区間標が設置されており、それによれば右折ダートは「44林班施業道本線4号」だとのこと。 ずいぶんと長ったらしい名称ですが、どこにも「林道」の文字は記されておらず、よく眺めると「施業道」と記されています。施業道とは作業道の道路区分の一種であり、要するにこの右折ダートは作業道というわけか。 |
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施業道「44林班施業道本線4号」の分岐を過ぎておよそ3.6キロ、ようやくルリラン林道分岐まで戻ってきました。先ほどは左手のルリラン林道から手前に進んだので、今度は分岐を直進して糸魚沢林道をR44側の終点まで一気に探索します。 ルリラン林道分岐から道123まで往復したことによって、糸魚沢林道の走り残し区間はなくなりましたが、往復12キロか。北海道までやってきて我ながらようやるわ・・・。 |
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ルリラン林道分岐を後にして厚岸町と浜中町の境界線伝いにのんびりとWRを走らせることおよそ1.2キロで、今度は右折する風潤林道の分岐に差しかかります。 分岐の手前には「↑糸魚沢8km →北の沢7km」と記された黒茶色にサビた道標が設置されていましたが、それによれば風潤林道経由で、浜中町の「火散布」から「茶内」とを結ぶ道599に抜けられるようです。しかし、糸魚沢林道を探索半ばで離脱するわけにはいきません。分岐は直進して糸魚沢林道をさらに進みます。 |
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そして道標と共に路肩に設置されていた糸魚沢林道を示す古ぼけた林道標。うむ、どうやら糸魚沢林道は現在進んでいるルートで間違いはないようだな。
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右折していく風潤林道のダートです。本線の糸魚沢林道と比べて遜色のないフラットな小砂利ダートが森の奥に延びていましたが、風潤林道→町界林道と乗り継いでも一般道に退出でき、また、地理院地図にも糸魚沢林道→風潤林道→大谷地渡林道→糸魚沢林道のルートで周回可能(実際には無理!)な道筋が記されています。 というわけで、この分岐地点は付近一帯の林道群を一網打尽に探索するさいの要となる地点。立ち入りたい誘惑に駆られましたが、隅々まで探索調査するとなると、自分の性分からして、それだけで今日は終わってしまうことは火を見るよりも明らかなので、ここはパス。当初の予定通り分岐は直進して糸魚沢林道本線を進みます。 |
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分岐に設置されていた立て札タイプの古ぼけた林道標。林道名はまだ余裕で確認できますが、しかし、幅員と延長距離を記した文字はすでに消滅寸前・・・。 新しい林道標への迅速な更新作業が望まれますが、そういえば林道標の支柱にはクマ注意の警告ビラが括り付けられていたんだっけ。確かにこの辺りは森のクマさんの生息密度も高そうで、ダートにはブリブリな落とし物をたくさん見かけたな〜。 |
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風潤林道の分岐を直進して、途中、道すがらに現れる伐採跡地などを眺めながら糸魚沢林道をさらに前進します。ここでも路面に刻み込まれたオフバイクのタイヤ跡も確認できましたが、しかし、探索時にすれ違うことはありませんでした。
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