ガソリン給油量 10.9L | 給油回数4回 | ガソリン代 1918円 | 総走行距離 296.2 km / ダート走行距離 58.9 km | トップへもどる |
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弘道林道のダートに乗り込むと、しばらくは原野に開かれた広大なトウモロコシ畑を眺めつつ、耕地の中に点在する森を通り抜けながら進んでいきます。この区間の林道は農道も兼ねているらしく、小砂利がきれいに敷き詰められた路面は至って走りやすく、いわゆる林道くささはちょっと低いかな。
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道すがらに広がっていたトウモロコシ畑とその先に広がる伐採跡地。山腹斜面の木々が区画に沿って整然と伐採されているのが一目瞭然で、伐採跡地の斜面をジグザグに駆け登る作業道群がここから丸見えでした。
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林道沿いに壁をなして連なるトウモロコシ畑ですが、これはサイロで発酵させて牛の飼料にする「デントコーン」。まるで密林のジャングルのように密生していますが、このようなトウモロコシ畑には森のクマさんが潜んでいることがあるそうです。 そのようなクマさんは「冬眠に備えてトウモロコシを食べて畑の中で寝る」を繰り返すそうで、紋別市では、明治時代に7人が犠牲になった「三毛別ヒグマ事件」で駆除されたヒグマ(340kg)よりも巨大な、体重400kgのオスのプーさんが2015(平成27年)に駆除されています。なのでトウモロコシ畑の中には立ち入らないようにね・・・。 |
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やや、ここにも「熊!!出没注意」看板が! ちなみに紋別市の中で特に森のクマさんの目撃情報が多い地域は、沼の上(志文・共進・秋平)、小向、藻別、渚滑(川向・宇津々)、上渚滑(和訓辺・立牛)地区ですが、えぇ?! それって今回の林道探索ツーリングで探索した林道がある場所ばかりじゃないですか。
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とまあ、出逢ってしまうと怖い森のクマさんにつてはさておき、弘道林道のダートをさらに前進。やがて道すがらに広がるトウモロコシ畑も途切れ、その先の森の中に本格的に進んでいくと、今度は「シマララギ川」に架かる橋を渡ります。
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橋上の欄干越しに見下ろしたシマララギ川の澄み切った流れです。先述した通り、シマララギとはアイヌ語で「石+滑る所」ですが、こうして眺めた限りでは、特に水辺が滑りやすそうな感じもなくて、いたって普通の流れでしたが、当たり前か。
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おお、左折分岐出現! 橋を渡って少し進むと唐突に左折分岐が現れました。地理院地図には弘道林道の北方の山中をひたすら巡る山道が記されているのですが、ここがその分岐かな。しかし、林道標の類はなにも設置されていなかったです。
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地理院地図には山道を示す波線でその道筋が記されている左折分岐の様子。地図上ではおよそ7キロほどで紋別市「八十士(やそし)」へと繋がり、その一方で再び弘道林道へと戻ってこられる周回ルートにもなっているみたいです。延長距離もそこそこあって楽しめそうですが、しかし、実際に通り抜けられるのかについては不明。
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左折分岐を過ぎると、その先で再びシマララギ川を渡るコンクリ橋が現れます。ぱっと見すると橋は周囲の森の景色の中に見事なまでに溶け込んでいるため、橋の存在に少し気付きにくかったりもしますが、そこだけ路肩に欄干を兼ねた白いガードレールが設置されていることによって、そこが「橋」であることが分かりますなぁ。
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再び橋上から眺めてみたシマララギ川の清流。流れる水は澄みきっていて、こうして眺めてみると川面はまるで透明なガラスみたい。透明度がとても高いので川底の一つ一つの石までもがくっきりと見えていて、それほど水は澄んでいます。
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その後も幾度となくシマララギ川を跨いでいきますが、これは「大住橋」。どの橋も橋上に土が厚く堆積しており、すっかりダートの一部として馴染んでいたんだっけ。ちなみに、地図上ではシマララギ川は林道のすぐ傍を流れているのですが、鬱蒼と茂る森の樹林で道すがらにその流れは全く見えていませんでした。
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山中に深く分け入っていくシマララギ川沿いに鬱蒼とした深い森の中をひたすら進んでいくと、やがてやがてY字のダート分岐が出現! ぱっと見すると左手の方が若干草深く、右方向が弘道林道本線なのかと思いきや、あぶねぇ、あぶねぇ。ここは左方向が正解でした。もう一方の右手側は沼の上モベツ林道とのことでした。
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分岐の右手側の路肩の藪に沼の上モベツ林道を示す新旧2つの林道標を発見! 探索時にはこの林道標の存在によって左手が弘道林道本線であることが判明しましたが、ちなみにこの沼の上モベツ林道は、支流の沢林道→沼の上モベツ林道→弘道林道のルートで先ほど訪れた支流の沢林道につながる山越えの連絡林道らしいですよ。
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はて、藪の真っ只中になにゆえポン太が? こいつは起点の林道標のすぐ傍でも設置されていたのを見かけましたが、これはおそらく起点からの距離を示す里程標だと思います。しかし、肝心の距離は記載文字の白化現象で判読不可能に陥っているため、現状としてはなんの存在意義のない無用の長物と化していました。
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えぇっ!? まさか、弘道林道にまで舗装化の波が!? 沼の上モベツ林道分岐を過ぎてさらに進んでいくと、唐突にアスファルト舗装区間が出現。幸いにも舗装区間は極端ですぐにダートは復活しましたが、しかし、区間的に舗装されるほど、紋別市の藻別〜弘道間を結ぶ弘道林道が重要なルートだとは思えないのですけど・・・。
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シマララギ川伝いに遡っていくダートはやがて源流域を超えて軽く山越えをしますが、すると差しかかったのが尾根筋区間です。それまでの鬱蒼とした樹林帯から抜け出して、空が広く開けた開放的な雰囲気を進むようになりました。
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尾根筋区間の道すがらに眺めた連なる山々ですが、所々に伐採地が広がり、そこには申し合わせたかのように展開する魅惑の作業道ワールドが!
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おお、作業道分岐発見! 道すがらに伐採地を眺めつつ進んでいくと、左手に急激な鬼坂で登坂していく分岐がありました。左折して土塊だった定規格なダートを進めば、先ほど眺めた伐採地の作業道群へとアプローチできるのでしょうが、こんな山奥で泥んこ遊びをするつもりはないので当然ながらここはパス。
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その後も標高200mほどの尾根筋区間が続きましたが、常に眺望が望めるわけではなくて、時おり鬱蒼とした樹林の中を抜けたりします。そのような区間ではワダチを形成する夏草も背丈がぐっと増してしまい、ほのかに漂う「放置の香り」に多少心配になりますが、それもまた一興。前進あるのみでした。
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左手には鬱蒼とした森が路肩まで迫っていながらも、右手の木々は伐採されて景色が大きく開けていたその後も続いた弘道林道の尾根筋区間。両脇から迫る藪で幅員はかなり狭められた状態なので、ダートには作業道っぽさも感じられますが、路面状態は上々。気分良くエンジン音も軽やかにWRを進めることができました。
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再び道すがらに眺めてみた道すがらに連なる山々の景色。見晴らしが良いのは樹木が切り払われているからで、弘道林道はこのように山奥の伐採跡地や、作業が現在進行中の伐採地を結ぶように山中を巡って延びているみたいだな。
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山越えの尾根筋区間を過ぎると、ダートは今度は「オンネコムケナイ川」伝いの下り坂に変わります。しかし、ここは路肩からワサワサと迫り出したオオイタドリの藪が鬱陶しかったなぁ。別に放置で荒れているわけではなさそうですが、ここしばらくは路面維持の藪刈り作業も滞っているみたいです。
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雨天時の流水で路面が洗掘されてしまい、ズルズルとした軽微なクレバスが発生していたその後の下り坂区間。今のところはささほど問題はありませんでしたが、しかし、雨が繰り返し降ることでクレバスの規模が徐々に拡大してしまい、そのまま放置が続くとやがてダートは凄まじく荒れていくのでちょっと先行きが心配だぜぇ。
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