千望山林道 / Senbouyama |
林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 探索日 2022.07.31 / No.H-022 |
[ 所在地 ]豊頃町 [ 状態 ]完抜ダート [ 接続林道 ]- [ 分岐林道 ]久保林道・202林班林道・ポン長節基幹作業道・基幹作業道ポン長節2号線・久保長節林道 |
久保長節林道と混同しやすいが、それとは別で訪れておくべき十勝平野のメジャーダート! |
十勝平野南部、「豊頃町」の千望山林道入口にやって来ました。千望山玉はこの辺りのエリアでは南糠内林道、農野牛林道、小花林道と共によく知られたそこそこロングなダート林道ですが、入口の具体的な場所は道318を道210方向から南下した豊頃町「背負」地区で、「造林沢川」を渡る「佐々木橋」のたもとの左折路が千望山林道になっています。 | |
そんな千望山林道の入口を眺めるとこんな感じ。すぐにダートが開始している林道入口の脇には千望山林道を示す林道標を含めた看板類がまとめて設置されています。ちなみにこの千望山林道ですが、某ツーリングマップルには「久保長節林道」と記されているため、初めてやって来ると「?」となりますが、久保長節林道というのは千望山林道の東に並行して延びる全く別の林道のこと。それと取り違えた誤記載なので要注意っす!
→ 林道標を眺める! → 付近を眺める! |
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いざ千望山林道に突入! まずは十勝川水系造林沢川の左岸伝いに前方に横たわる丘陵地帯の森に向かって進んでいきます。しかし、河川名にあえて「造林」という名称を付けるくらいなので、この辺りは昔から林業が盛んな場所かもしれません。 | |
支線林道発見! 硬く締まり、いたって走りやすい路面状況であった千望山林道のダートを林道入口から進んでいくと、幾ばくも進まぬうちに左折分岐ダートが出現しましたが、路肩に設置された林道標によれば分岐しているのは久保林道とのことでした。
→ 林道標を眺める! → 久保林道の様子を眺める! → 久保林道に突入! |
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久保林道分岐を過ぎると、造林沢川の流れに寄り添ってストレート主体で森の中を進んでいきます。整備の行き届いたダートから察するに、ここは木材搬出の林業トラックがそれなりに通行していそうな雰囲気でしたが、探索時には1台の車はおろか、同業者のオフバイクとすれ違うこともなくて、ひっそりと静まりかえった林道の趣が良かったです。 | |
その後も林道から木々の向こうに見え隠れする造林沢川伝いに水平コースが続きます。コース的にはこの先で分水嶺になった無名峠を越えていきますが、千望山林道は最高所地点でも海抜が140mしかありません。したがって勾配の傾斜角度は極めて緩く、千望山林道はほとんど登り坂のない平坦な林道だと思って構わないでしょう。 | |
続いて202林道探索林道発見! やがて道すがらに造林沢川の流れは見えなくなって、森の雰囲気も鬱蒼と濃くなってきますが、すると出現したのが左折分岐で登坂していく202林班林道でした。手前で分岐していた久保林道と同じく伐採地帯に向かう「林業専用道(規格相当)」ですが、残念ながらここはチェーンゲートで封鎖されているのを確認。なお、202林班林道入口には簡易便所が置かれていましたが、これって林業従事者用?
→ 林道標を眺める! → 202林班林道の様子を眺める! → 202林班林道に突入! |
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202林班林道分岐を後にして前進再開すると、やがて林道入口で告知されていた「久保の森」に到着しました。左手に入口があってその先が見えていたのでちょっと眺めてみますが、そこは見事なまでに夏草にまみれた草原状態。夏休みの森林レクリエーションで訪れている人の姿があるはずもなくて、一面草ボーボーになっているのが確認できました。
→ 久保の森を眺める! → 案内板を眺める! |
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林道標発見! 久保の森入口を後にして前進再開したその直後、その先にもう1箇所あった久保の森への入口の手前地点にて、千望山林道を示す林道標が右路肩に設置されているのを発見しました。もちろんすかさず立ち止まって眺めておきます。 → 林道標を眺める! |
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林道標を確認したら再び前進再開しますが、しばらく進むとY字となった悩ましげな分岐が出現。しばし考え込んだのち、「千望山林道本線は右折方向である!」と判断してそちらに進みますが、もう一方の左折方向は名無し系作業道くさいです。残念ながら路肩の藪をいくら探ってみても、どこにも林道標を発見することはできなかったんですね。 | |
再び左折分岐が出現! 手前の名無し系作業道分岐から550mほど進むと、またしても左折ダート分岐が現れます。ここも進むべき方向に迷うかもしれませんが、千望山林道本線は直進方向なので間違えないように! というわけで気になる左折方向ですが、ここも名無し系作業道みたいです。しかも、手前の作業道分岐とつながっているみたいだな。
→ 左折分岐の様子を眺める! |
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迂回ルートの名無し系作業道分岐を過ぎると、その後はこれといった分岐もないまま林道最高所地点の無形峠に向かって極めて緩い勾配を区間を進んでいきます。ほとんど水平コースで走りやすいですが、その代わり道すがらの森の雰囲気はより鬱蒼としてきます。 | |
千望山林道の最高所地点である無名峠に到着しました。といっても標高は僅かに140mしかないため、「千望山」という林道名から想像するような眺望は望めなかったですが、それでもここは上空が大きく開けて爽快感抜群であった千望山林道のハイライト地点。エンジン音も軽やかにテンション高めで元気よく駆け抜けます! | |
分水嶺にもなっている無名峠を超えて、極めて緩い傾斜の下り坂を駆け下っていきますが、すると現れたのがポン長節基幹作業道の直進分岐。千望山林道本線は道なりの右折方向なので迷うことなくそちらに進みますが、実はこのポン長節基幹作業道は千望山林道の北東を進む迂回ルートになっていて、1本道状態で接続する基幹作業道ポン長節2号線に乗り継ぐことで本線ルートを迂回することが可能だったりします。
→ 作業道標を眺める! → ポン長節基幹作業道の様子を眺める! → ポン長節基幹作業道に突入! → 路肩を眺める! |
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ポン長節基幹作業道を分岐した後は、木々が鬱蒼と茂って奥深い森が広がる豊頃丘陵の尾根筋伝いに1本道状態でひたすら進んでいきます。路面状態は良好ですが、道すがらに眺望が望めるわけでもないので、いわば緑の回廊状態がひたすら続きました。 | |
ここは良い道だなぁ! 似たような森の景色がどこまでも続き、これぞといったビューポイントは現れませんが、それでも平坦かつ直線主体でありながら、適度に緩いカーブがミックスされたコース展開がダート林道好きには堪らぬほどにイイ感じ!
→ 空を眺める! → さらに千望山林道を進む! → 探索中止! |
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