その後もひたすら豊頃丘陵の奥深い森の中を進んでいくと、千望山林道は「長節川」源流へと緩やかに降っていきます。道すがらに長節川の流れは全く見えていませんが、源流域に到達すると、今度は長節川から北東方向に離れて再び軽く山越えすべく再び緩やな登り坂が現れますが、ここはその途中で現れた見晴らしポイント。とりあえず一時停止します。
→ 景色を眺める! |
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対向車の姿も全くなくて、まるで無人境を進むが如くであった千望山林道。ダートにはそこはかとなく獣臭が漂っていましたが、ああ、やっぱり・・・。やがて山オヤジがひり出したブリブリな塊がダートのど真ん中に置き去りにされているのを目撃! | |
長節川源流域から緩く登坂して北東の尾根筋に取り付くと、その後はしばらく尾根筋伝いの平坦コースが続きましたが、路面維持作業の実施された区間に遭遇。斜め45°に路肩の斜面が掘削されて幅員を確保、路面には林道重機のキャタピラ跡が刻み付けられていましたが、これらは大型林業トラックの通行を確保するための処置くさいです。 | |
えぇ、そんな殺生な・・・! その後、千望山林道のダートは尾根筋から外れて、「ポンワッカリベツ沢」の沢筋へと下っていきますが、その途中でチェーンゲートが出現! まさかの展開に一瞬狼狽しましたが、カギは掛かっておらず、ここはセルフ開閉式であったことが判明。ゆえに落ち着いて鎖を緩めて通過させていただきましたが、通過後は元の状態に戻しておいたことは言うまでもありません。 | |
ダート分岐出現! 尾根筋から一気に駆け下ってくると、やがて横T字となった左折分岐が現れます。分岐に作業道標は設置されていないためこの場所で作業道名を知ることは難しいですが、分岐ダートの正体は基幹作業道ポン長節2号線。すなわち、ここは先述した「千望山林道→ポン長節基幹作業道→基幹作業道ポン長節2号線→千望山林道」という千望山林道の迂回ルートの出口なのですが、初めやって来た場合はそこまで分からないと思います。
→ 基幹作業道ポン長節2号線の様子を眺める! → 基幹作業道ポン長節2号線に突入! → ?! |
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基幹作業道ポン長節2号線の分岐を過ぎても道すがらの森は相変わらず鬱蒼としたまま。千望山林道終点は近いのですが、そのような雰囲気は微塵も感じられないまま、大量のキンイロアブに追尾されながらポンワッカリベツ沢伝いに森の中を前進中。 | |
そして基幹作業道ポン長節2号線分岐からおよそ400mで今度は切り返しとなった左折分岐が現れますが、実はこの分岐こそが久保長節林道になっています。しかし、分岐に林道標は設置されていないため、逆方向からやって来た場合は千望山林道と久保長節林道とを間違える可能性が非常に大きくて、それは某ツーリングマップルにおいても千望山林道と久保長節林道とを取り違えて誤記載されているほどなので、ここは注意が必要ですよ! | |
分岐を振り返るとこんな感じで左が千望山林道、右方向が久保長節林道になっています。道318方向から進んで来た場合は道なりに直天すれば良いのでさほど問題ありませんが、逆方向からアプローチして来た場合は、ここで進むべき方向にかなり悩んでしまうんですね。結果的にはどちらに進んでも道318に抜けられるのですが、千望山林道を進むつもりで久保長節林道を進んでしまう林道ライダーは密かに多いとみた!
→ 状況を確認する! |
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そして久保長節林道分岐から300mほど先、ダートが途切れて舗装が現れるこの地点が千望山林道の終点です。ここには林道標が設置されていますが、でもそれは久保長節林道のもの。つまり、久保長節林道分岐〜千望山林道終点間の300mは千望山林道と久保長節林道区間が重複しているにもかかわらず、終点には久保長節林道の林道標しか設置されていないため、ここは状況がかなり分かり難い状況になっているんだよな〜。というわけで楽しかった千望山林道の探索は終了ですが、道なり500m先で左折すればワッカリベツ林道があるので、この後は久保長節林道もしくはワッカリベツ林道に向かうのがおすすめ!
→ 探索終了! → 振り返る! → 林道標(久保長節林道)を眺める! → 景色を眺める! |
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