生田入林道 / Oidairi |
林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 探索日 2012.11.24 / No.IBA-049 |
[ 所在地 ]常陸太田(旧里美村) [ 状態 ]完抜半ダート [ 接続林道 ]天竜院林道 [ 分岐林道 ]生田入(支自2)林道1号線・生田入林道(自2)二号支線・生田入林道5号支線・生田入支線林道 |
お手軽にオフを楽しめる常陸太田市界隈では名の知られたメジャーな完抜けのダート林道 |
「いくたいり」ではなくて「おいだいり」と読む旧里美村(現常陸太田市)の生田入林道の入口にやって来ました。R349号線から県245号線へと乗り継いで「上君田」地区方向に進むと、やがて鉄板タイプの林道標の掲げられた右折分岐が現れ、そこが生田入林道の入口となっています。アプローチは県道に入口のあるこちらの方が、終点側の折橋町「苗ノ平」地区側(R461号線)よりも格段に分かりやすいと思います。 | |
県道から眺めた生田入林道入口の様子です。古き良き昭和の時代の鉄板タイプの林道標が出迎えるそのすぐ先でダートが開始。ちなみに付近のダート林道はチェーンゲートの嵐状態ですが、生田入林道に限ってはそれが設置されていません。そんな嬉しい状況もあって常陸太田市界隈の林道としては知名度が高かったりもします。 | |
さっそく生田入林道へと入線させて頂きますが、路面は大量の落葉で一面に覆い尽くされた状態でした。通常時は走りやすい砂利質のフラットダートなのですが、ここを訪れたのは秋もぐっと深まった時季。なのでこれは当たり前の状態でしょう。 | |
ちらほらと目につく紅葉が美しい山林内を縫うようにカーブしつつダートが続きます。阿武隈高地と八溝山地の山々に囲まれた常陸太田市界隈のこの付近、鋭い尾根もなくて山々の標高はせいぜい600〜800mほど。林道は深山地帯の険しい本格的な山中を行くという状況でもないため、まったりとした気分で進むことができますよ。 | |
「作業道発見!」雑木と植林が混生する山林内のダートを進んでいくと、切り返しのダート分岐が現れました。しかし林道標の類は設置されておらず、おそらくここは作業道。ちなみに生田入林道は支線林道の多さ、そして付近は道が入り組んでいることでも知られています。本線の探索ついでに支線探索をも楽しめてしまうんですね。
→振り返る! |
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作業道分岐を過ぎてその先へと進みますが、スギやヒノキの常緑の緑の中にぽつぽつと混じる雑木の紅葉がきれいでした。いわゆる紅葉の名所で見られるような華やかさはありませんが、ひっそりとした静寂さに包まれた秋の林道の雰囲気は素晴らしかったです。 | |
かさこそと路面の落葉を踏みわけながら進んでいくと、路肩に分収林看板が掲げられていました。林道ではよく見かける付近の林道地図が記載されたやつですね。それによれば付近の山林は「生田入国有林」だそうで、スギとヒノキが植林されているみたい。
→分収林看板を眺める! |
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というわけで分収林看板で予告されていた、右折する生田入支線林道との分岐地点。古めかしい鉄板タイプの林道標が設置されていましたよ。それによれば支線の林道名は「生田入(支自2)林道1号線」とのことですが、先ほどの分収林看板の地図には確か「生田入支線林道」と記されていたはず。同じ林道なのに2つの異なる林道名に「?」と思ってしまいますが、これは分収林看板の地図の方が誤っているんですね。実はこの先に「生田入支線林道」と記された林道標のある支線が別に存在しています。
→林道標を眺める! →生田入(支自2)林道1号線の様子を眺める! →生田入(支自2)林道1号線に突入! |
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ピストンである生田入(支自2)林道1号線の分岐を後にして先へと進みます。ダートは標高600mほどの山林内をなだらかにアップダウンしていますが、地形的な険しさは感じられません。細かなカーブなどはありますが、いたってなだらかな状況です。 | |
おや? 道端にXRを止めて道すがらに紅葉を撮っいたら対向車がやって来ましたよ。林道が最もよく似合う四輪、すなわち軽トラですね。近在の農家の車だと思いますが、山の見回りでもしているのでしょうか? 軽く会釈してやり過ごします。 | |
しかしやっぱり季節は秋ですなぁ・・・。なにぶんにも植林地の山林なので全山紅葉というわけにはいきませんが、道すがらの雑木の木々が綺麗な紅葉を見せていましたよ。ダイナミックさや豪華絢爛さとは一味違った、ひっそりと哀切感漂う紅葉の雰囲気が良かったです。 | |
続いて現れるのは左折する生田入(支自2)林道二号支線との分岐。僅か1キロにも見たないショートなピストンで、先ほどの1号線と同様の古ぼけた林道標が設置されているので見過ごす可能性はありません。しかし、支線林道の名称に統一感がまったくないですね。1号線では生田入(支自2)林道1号線であったのが、ここでは生田入林道(自2)二号支線となっています。役所の林道担当者はきっと林道名にこだわらない人物だったのですなぁ。
→林道標を眺める! →生田入林道(自2)二号支線の様子を眺める! |
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ちなみに左折する二号支線との分岐地点ですが、探索時には直進側と左折側のどちらが本線であるのか一瞬だけ迷ってしまいました。でもそれはコンマ何秒かの瞬間の出来事。ゲートの存在や林道標の立ち位置からどちらが本線であるのかすぐに判明しましたけどね。路面に枯れ葉が大量に積もって、遠目に路面状況がよく確認できなかったのが原因でした。 →生田入林道(自2)二号支線に突入! |
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風に吹かれて枯れ葉の降り積もった生田入林道のダート。道すがらにはチラホラとまだ紅葉も目につきますが、早くも冬枯れしてハダカとなった樹木も多く、もの寂しい秋の雰囲気が林道に漂います。林道ですれ違った車両は先歩どの軽トラ1台のみで、その後は人の姿や車両を見かけることもありませんでした。秋の淋しい雰囲気が身にしみます。 | |
深まる晩秋の気配を感じつつXRを進めていくと、今度は左折する生田入林道5号支線の分岐が出現! 入口から冬枯れした雑草にまみれて草深い様相を見せる5号支線、もしもそこにブロックタイプの林道標が」なかったならば、きっと名もなき作業道にしか見えなかったことでしょう。ここもショートなピストン支線となっています。
→林道標を眺める! →生田入林道5号支線の様子を眺める! →生田入林道5号支線に突入! →さらに生田入林道を進む! →探索中止! |
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