生田入林道5号支線の分岐を過ぎると、路面状況がやや規格落ちしてきます。通行量の少なさによる廃れ感というやつで、放置で荒廃しているわけでもないのですが、それまでの走りやすい路面状況からすれば荒れた状況と言えるかもしれません。ガタガタとしてきますが、オフバイク的にはほとんど問題はないと思います。 | |
険しい深山の趣ではないですが、それでも道すがらに広がる山林に奥深さが感じられる生田入林道。林道ライダーにはメジャーな存在であっても一般車両がわざわざ立ち入ることはほとんどなく、林業関係の車両の通行と言ってもたかが知れているんですね。なので、中盤のこの区間はちょっと廃れたような状況となっているのだと思います。 | |
そしてその後に現れる生田入支線林道とのY分岐地点。生田入林道本線は左折方向で、右折が生田入支線林道となっています。常陸太田市の林道を走り込んだ林道ライダーの方ならば見覚えのある場所ですが、ここには林道標が設置されていないんですね。結果から述べると、左右のどちらに進んでも完抜けできますが、右折側は名無し系ではなくて「生田入支線林道」であることには気がつきにくいと思いますよ。また、生田入支線林道はそれなりに荒れているので注意してください。 →生田入支線林道に突入! |
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「おお、これは美しい!」生田入支線林道の分岐を過ぎると昼なお暗い山林内を下りに転じるダートですが、道すがらに眺める紅葉が実に見事でした。ともすれば陰気さをも感じてしまう周囲の暗い雰囲気の中だからこそ、紅葉の鮮やかさが際立つんだぜぇ!
→紅葉を眺める! |
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人の気配というものが全く感じられず、シンと静まり返って怖いぐらいの静寂さに包まれていた生田入林道のダート。薄暗い山林の中では見晴らしもきかずに暗いの一言で、深まる秋の山の寒さがことさら身にしみました。通常ならばそそくさと駆け抜けてしまう状況ですが、秋の季節だけは話は別。紅葉が林道ライダーを慰めてくれますよ。
→紅葉を眺める! |
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昼な暗い山林内の林道ではらはらと散りゆくモミジ。肌寒く鬱蒼とした森の中で美しさが際立ちますが、同時にその美しさにはいいようのない哀切感をも感じてしまいます。影のある美しさが冬へと向かう秋の林道のもの寂しい余情をいっそう盛りあげてくれました。
→紅葉を眺める! →地面を眺める! |
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その美しさの中に「寂び」を感じてしまった生田入林道の紅葉。存分に秋の風情を味わいつつ下ってゆくと、またしても切り返しで左折する分岐が出現。左折すると「苗ノ平」集落へと行き着いたと思いますが、林道標は見つからなかったような気がします。前方から下ってくる場合は問題ないですが、逆方向から登っていく時には道間違いに注意してください。 | |
作業道分岐を過ぎて引き続き山林内を下ってゆくと、やがて坂道の途中のこの地点をもって生田入林道のダート区間は終了。路面が舗装化したということで終点はもう近いみたいです。そのままさらに坂を下ってゆくと・・・。
→紅葉を眺める! |
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やがて「村道苗の平入口線」へと突き当たって生田入林道は終点となっています。ここには村道標があるのみで林道標は設置されていませんが、生田入林道の逆側の入口としてよく知られた場所なので見覚えのある林道ライダーの方も多いことでしょう。というわけで秋の季節の紅葉、そして豊富な支線林道の探索であんがい悪くもなかった生田入林道の探索は終了。突き当たり右折すればやがてR461号線へと退出でき、左折すれば天竜院林道を通って「天竜院」集落(廃村済)経由でそれぞれR461号線へと抜けられます。ただし、天竜院林道経由だと道が廃れているので通り抜けられない可能性がかなり大きいです。
→ 探索終了! → 天竜院林道に突入! →村道標を眺める! →左折側(天竜院方向)を眺める! →左折側(苗ノ平方向)を眺める! |
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