2024 紅葉林道探索 〜 迷宮林道群と「木曽越峠」を目指して! 〜 11月8日(金)晴れ 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
1日目  自宅 → 中津川市 / 中央道「中津川IC Nakatsugawa interchenge もどる  






ガソリン給油量 13.37L 給油回数 6回 ガソリン代 2655円 高速代 7380円 総走行距離 503.4 km トップへもどる
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今年の紅葉探索林道ツーリングの攻撃目標エリアは岐阜県の旧加子母村(かしもむら / 2005[ 平成17 ]に中津川市に編入消滅)。R257の北東の山中、すなわち「木曽越峠」周辺に広がる林道群で、ここはメインとなる林道を含めて支線ダート分岐が非常に多いことで林道ライダーにはよく知られています。

したがって事前準備なしに訪れると効率よく探索できないばかりか、道迷いの嵐が吹きまくって無駄な時間を浪費するのは必須。それを回避するため、今回は県別地図や某ツーリングマップルよりも詳細かつ信頼度が高くて正確な2万5000分の1の地理院地図を事前購入(加子母・小和知・宮地・滝越 / 各435円)しておきました。







うわぉ、こいつは凄げぇ! 用意した地図に探索予定の林道をマーキングしていきますが、そうすることで分岐の位置やその向かう先が一目瞭然! しかし、それをもってしてもこの林道ラビリンスの全てを探索し尽くせるか分かりませんが、これほどの迷宮状態なので地図無しで初めて訪れるのは自殺行為となります。







用意した地図は折りたたんでクリアファイルケースに入れて持ち運びますが、地図は用意したけど、眺めるたびに背負ったデイバッグから取り出すのでは地図もくしゃくしゃになるし面倒です。なので地図を入れたクリアファイルケースは、着込んだウェアにカラビナで取り付けられるようにしておくと地図がとても見やすいですよ〜。







地図は用意しましたが、オイ、マジかよ・・・。今年の紅葉林道探索の日程としては11月8日(金)に自宅を出発し、9日(土)と10日(日)は現地で林道探索、そして11日(月)に帰宅する予定でプランを進めていたのですが、出撃1週間前になって9、10日の天気は生憎の曇り時々雨であることが判明。







その後も状況は好転せず、出発予定の3日前の時点で11月9日(土)の降水確率は80%もあって降水量も12mm。また、高速利用で帰宅する11日(月)も天気は晴れ時々雨で降水確率は60%で降水量6mm! 寒い秋の季節、高速走行中や林道探索中に雨で濡れるとマジ冷たくて寒いので、これじゃあ、とても林道どころじゃねーかも・・・。







出撃開始2日前、悶々と悩んだ挙句、潔く今年の紅葉林道探索は諦めて宿にキャンセルの連絡を入れるか・・・と覚悟を決めた次の瞬間、おお、なんと、9、10日(土・日)の天気予報が好転し始めたじゃないですか!

うふふ、早まって宿をキャンセルしなくて良かったですが、最終的に天気予報は大きく外れて出発日の8日から帰宅日の11日まで天気はオール秋晴れの快晴に! これはもう林道の女神様の祝福に間違いないですが、そのおかげで移動および林道探索中にはこれっぽっちも雨に降られることはなかったです。

というわけで雨の心配は消えましたが、その代わり出発日の8日〜10日にかけては気温が大きく下がるとのこと。岐阜県中津川市までは夜間高速移動を計画していますが、途中で通過する長野県富士見町や茅野市、諏訪市、岡谷市では夜間の気温が氷点下間近の0℃まで低下するらしいので、寒さ対策も考えねばならねーぜ。







これまでの経験上、防寒のキモは首回りと手と足です。首回りはネックウォーマーで寒風を防ぎ、手には通常のバイク用防寒グローブをはめますが、雨に備えて100%水を通さないゴム製の防寒防水作業用手袋を用意。

そして足ですが、今回は初の試みとして雪国仕様の防寒長靴をセレクト。寒い季節の林道ツーリングで最高に辛いのは靴下が雨などで濡れることですが、どのような高級防水シューズも雨に打たれ続けると最終的には靴下まで濡れてしまいます。なのでこれは防寒というよりも、靴下の雨濡れを100%防ぐことを考慮した選択ですね。

なお、ゴム長は見た目はイモっぽいですが、防寒長靴は中がモフモフな防寒仕様になっているので、夜間高速移動時にその防寒性を試してみようというわけ。







11月8日、昼から夕方にかけて仮眠をとり、その後、荷造りをして夕食を食べてから風呂に入ってのんびり過ごし、23時00分ジャストに自宅を出発!

今年の紅葉林道探索のステージとなる岐阜県中津川市を目指して最寄りの高速ICに向かいますが、高速に乗る前にIC入口そばのGSでガス満タンしておくことも忘れません。ハイオクL / 176円で3.03L(533円)入りました。







現在時刻は11時35分。横浜横須賀道路(520円)→保土ヶ谷バイパス(無料)と乗り継いで東名高速「横浜町田IC」に到着しました。ここから東名高速→圏央道→中央道と進んで中津川ICを目指しますが、中津川ICまでの距離は295.3km。

295.3kmという距離は特別長距離というわけでもないですが、この季節の夜間高速走行は寒さとの戦いなので、こまめに休憩しつつ時速90キロ前後でゆっくり走っていくこととなり、通常走行時よりも大幅に所要時間がかかります。なのでこれくらいのタイムスケジュールでちょうどいいんだよな。







11時57分、海老名SAに到着。横浜町田ICから僅か11.6kmの地点ですが、ここでハイオクL / 205円で1.4L(295円)入れて2回目の給油を済ませました。

ちなみにここまでの防寒装備はネックウォーマーに防寒グローブ、雪国仕様の防寒長靴ですが、足の寒さについてはほぼ皆無。完璧に防寒機能を果たしていましたが、それでも防寒グローブをはめた手先に若干の寒さを感じ始めてきます。







あちゃちゃ〜、ヤラかしちゃいました! 東名高速から中央道に向かうには、東名高速海老名SAを過ぎた2.6km先の「海老名JCT」で左折して圏央道に入るのですが、大型トラック軍団に揉まれて走っているうちに分岐を曲がり損ねてしまい、仕方なく海老名SAから16.2kmの「秦野中井IC」で890円を支払って高速を退出。

その後、Uターンで再び高速に入り、距離的にはほぼ同じなので急遽予定を変更して、東名高速→新東名高速→東海環状道→中央道ルートで中津川ICに向かおうと思いましたが、その場合の距離は312.4kmで高速料金は5970円。今きた道を引き返して予定通り東名高速→圏央道→中央道ルートで中津川ICに向かう場合の距離は305.1kmで、高速料金は同じ5970円です。

ただし、夜間の東名・新東名高速はトラックの通行が激しいのでパス。およそ30分の時間ロスになりましたが、中央道の夜間高速走行の防寒性能の確認もしたかったので、当初の計画通り圏央道経由で中央道に向かうことにしておきました。







秦野中井ICから東名高速を引き返して海老名JCTから圏央道に入ったら24.3km先の「厚木PA」にピットインしますが、その理由はさらなる防寒対策を施すため。すなわち、防寒グローブをはめていたものの、若干の寒さを感じていたため、ここで手先の防寒の最終兵器「ハンドルカバー」をWRに装着するためなんだよな。

なにせ、この先の「八王子JCT」を過ぎて中央道に入ると本格的な山岳区間となり、気温は最終的に氷点下近くまで下がっていくため、その対策です。







現在時刻は午前1時23分。圏央道から中央道に入り、山梨県「上野原市」の「談合坂SA」に到着しましたが、八王子JCTを過ぎると、途端に空気の冷たさがそれまでとは異なってマジなものになってきます。

そしてここ談合坂SAの給油ではハイオクL / 203円で2.96L(601円)給油すると同時に、フードコートで暖を取りつつしっかりと休憩しておきますが、今回の高速移動の寒さは、昨年(2023[ 令和5 ])の紅葉林道探索で訪れた秋田県「由利本荘」までの夜間高速移動の時よりも格段に寒かったです。







談合坂SAを出発したら、次は60km先の山梨県「甲斐市」にある「双葉SA」で4回目の給油しますが到着時刻は午前3時04分。ハイオクL / 203円で2.21L(449円)入りましたが、気温は氷点下に近い一桁台で猛烈に寒く、ここ双葉SAでは身体の中から暖をとるべくフードコートで「味噌ラーメン(800円)」を食べておきました。

ちなみに双葉SAを過ぎると長野県へと進み、「富士見町」「茅野市」「諏訪市」「岡谷市」「辰野町」と通過していきますが、ここからが寒さがピークになる区間。富士見町などは冬の降雪量こそ少ないものの、朝晩の冷え込みはとても厳しく、氷点下10℃を下回る日もあるくらいですが、富士見町の現在の気温は1℃とのこと。

ハンドルカバーを持参してまさに正解でしたが、気温1℃における時速90〜100kmでの高速走行時の体感温度はおよそマイナス17℃ほど。つまり体感温度は氷点下16度にもなってしまい、その寒さだと防寒グローブ+ハンドルカバー装着状態でも手先がかなり冷たかったですが、それでも寒さはかなり軽減されている状態なんだよな〜。







時刻は午前4時20分。夜はまだ明けず空はまだ漆黒の暗さですが、諏訪湖SAに到着しました。とりあえずハイオクL / 204円で2.12L(432円)入れたら時間調整も兼ねて大休止しますが、到着時にハンドルカバーが白く凍りついていたのに驚きましたが、この日の夜間高速走行はそれほど寒かったんですね。

そんな寒い夜間の高速でもツーリング中のバイクを数台見かけましたが、皆さん寒さで死にそうな顔をしていましたよ。というわけでこの季節は、夜間高速走行時の防寒対策をナメてるとマジ凍え死ぬって!







中央道の諏訪湖SAといえば、目の前に広がる「諏訪湖」の風光明媚な眺めで知られていますが、湖岸に灯る街の明かりがきらめく夜景がきれいだったな〜。







給油を済ませ諏訪湖の夜景を眺めたら、施設内の諏訪湖を望む休憩スペースで熱いコーヒーをすすりながら、夜間高速走行で冷え切った身体を温めます。結局この椅子で30分くらいまったりと過ごしていたんだっけ。







十分身体が温まったら最後の給油ポイントの「駒ヶ岳SA」へと移動。駒ヶ根SAには午前5時39分に到着し、ハイオクL / 209円で1.65L(345円)給油しましたが、ここでようやく空が白みはじめてきます。







おお、いよいよ夜が明けてきたぜぇ! 横浜町田ICから夜間走行すること234.8kmで「駒ヶ根市」の中央道駒ヶ根SAにようやく到着しましたが、しかし、この夜明け時というのがことさらに寒い時間帯なんだよな。

ちなみに駒ヶ根SA〜中津川IC間で通過する「飯島町」「松川町」「高森町」「飯田市」「阿智村」の気温は、先ほど通過した富士見町や茅野市ほど低くはなりませんが、それでも夜明け頃の気温は3〜5℃前後まで低下します。







そういうわけなので、ここ駒ヶ根SAでは暖房の効いたフードコートでモーニング缶コーヒーと洒落込みつつ、空が完全に明るくなるまで待機。夜明けとともに気温が僅かながらに上昇するのを待つことにしておきました。







11月9日午前7時15分、駒ヶ根SAからさらに進むこと64.4kmでようやく中津川ICに到着! 気温も上昇したのでハンドルカバーは外し、東名高速秦野中井IC〜中津川IC間の料金5970円を支払って高速を退出します。

あー、それから夜間高速走行の防寒検証の結果ですが、首回りはネックウォーマーでほぼOK、足回りは雪国仕様の防寒長靴で完璧(同時に中敷と爪先用カイロを使用すればなお完璧!)。手回りはハンドルカバーがないとかなりキツいですが、それでも防寒グローブ+ハンドルカバーでなんとかといった具合。

なお、脱着可能なハンドルカバーは荷物としてかさ張りますが、防寒グローブ以上の高い防寒性を発揮してくれるので、個人的には秋から冬にかけての高速利用の林道ツーリングにはやはり欠かせないことを再確認しました。

ちなみに高速走行時は、どんなに重ね着していても常に正面から風を受け続ける胸の辺りが特に冷たくなります。その場合はウェア類の下に着込んだシャツなどにカイロを貼り付ければOK! 走行時の胸周辺の冷たさを軽減してくれますよ。

というわけで、これでようやく我が戦場に着陣! すみやかに旧加子母村の未知なる林道群に向かいますが、おーし、待ってろよー、木曽越峠周辺の林道群!

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