青梅市の山間部によくあるタイプのダートピストン、惜しむらくは延長距離の短さか・・・ |
↑全線ダートという部分は評価できますが、延長距離の短さは致命的。悪くいえば、ただ未舗装だというだけの林道です。 |
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青梅市郊外の「二俣尾」地区の山間部に存在する全線ダートのピストン林道。平溝川の流れに沿ってなだらかに登坂するコースでこれといった険しさもない。山間部の沢沿いの植林を行く林道につきその雰囲気は暗め。道すがらに眺められる平溝川も、これもよくある山間部の小さな流れといった程度のもの。総じて地味な1本となる。延長距離はとても短く、すぐに末端地点に至ってしまうが、そこは放棄状態に。幅員もぐっと狭まり山道じみた様相で雑草むしてしまう。 | ||
[所在地]青梅市 [路面状況]全線ダート / ピストン [コース]二俣尾5丁目(起点 / 二俣尾5-3)から 山中に延びる(終点 / 二俣尾5-1849) |
青梅市の「二俣尾」地区に起点がある平溝林道の起点にやって来ました。R411号線(青梅街道)をJR青梅線「軍畑駅」付近で都193号線に入って1kmほど先の「慶徳院」手前で左折、道なりに進めばやがてその入口が現れます。 | |
そしてこれが平溝林道入口の様子ですが、そこには古いひし形タイプとブルーの鉄板タイプの2種の林道標が設置されていましたよ。各種看板が乱立していた入口からダートが開始していますが、でもそこには残念なチェーンゲートが・・・。でも嬉しいことに、探索時にはセルフオープンできるようにカギは掛けられていなかったんだっけ。
→ひし形! →看板を眺める! →看板を眺める! |
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というわけで平溝林道へと突入させていただきますが、幅員の狭めなダートは林道名の由来でもある平溝川にべったりと寄り添って延びていました。その平溝川も流れの規模は小さく、よくある林道沿いの沢といった方が似合っています。 | |
とてもヤマメがいるとは思えないささやかな流れに沿って進みます。適度に締って走りやすいダートは平溝川の狭い谷間のスギの山林をくねくねと登っていきますが、道すがらの植林はきちんと手入れがなされているみたい。さほど暗さは感じませんでした。 | |
平溝川の流れに沿って、ダートは狭い谷間の植林地を登坂して続いています。とくに景観的なものは望めないまま植林地進むという、青梅市によくあるパターンの林道ですね。 | |
まさか積雪?! シ〜ンと静まり返った平溝林道のダートをさらに進んでいくと、路面を軽く覆う積雪が出現しました。う〜ん、やたら寒いとは思いましたが、やっぱりねぇ。青梅市の冬は意外と寒く、1、2月の最低気温はほぼ毎日氷点下を記録するそうで、積雪も珍しくはないといいます。それが林道の通るような山間部であればなおさらでしょう。ちなみに青梅市のこれまでにおける最低気温は-9.2℃。 | |
その後、積雪が確認された箇所はなかったですが、その先のとあるコンクリ橋を渡った地点で路面規格が著しくダウン! ダートそのものはここが末端というわけでもないのに、その先は幅員もぐっと狭まってなぜか枯れ草まみれに…。どうやら林道がまともに車道として整備されていたのはここまでだったみたい。 | |
で、路肩がぐずぐずとなっていた枯れ草まみれのダートを進んでいくと、冬枯れした薮の先で幅員は山道レベルにまで狭まっているようでした。そこにはそことなく荒廃の香りがほのかに漂い、よく見れば枯れ草に埋もれて落石なども存在しているようです。 | |
山道レベルにまで規格ダウンしてしまう路面状況は自然災害に起因すものなのか、それとも林道区間は元々ここまでなのかの判断はつきにくかったですが、いづれにしてもまともに進んで来られるのはここまで。物理的にはさらなる前進も可能でしたが、路肩は平溝川へと落ち込む崖。ここはひとまず徒歩による偵察が肝要でしょう。
→路肩を眺める! |
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冬枯れの薮に両脇を囲まれたこの幅員のせまいことよ。勢いのみでオフバイクで突き進むと、最悪、その先で反転スペースを得られないピンチも考えられます。 | |
この幅員の狭さは路肩が崩落した跡のようにも見えますが、それともやはりここは本来この道幅しかない山道なのでしょうか? 偵察しても判断はつきかねましたが、その代わり確実なことも一つだけありました。所詮この平溝林道はピストン、頑張って前進してみても得られるところは小さいということ。すなわち、無理して自ら窮地に陥るよりも、青梅市に無数に存在する別の林道へ向かった方が良いということですよ。 | |
というわけで、ぽつんとお留守番していたXRへと戻って偵察は終了。今来た道を引き返して平溝林道の探索は終了! あはは、無理せぬことがなによりだな。
→探索終了! |
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