さらに登坂して進むとここで清水林道の左折分岐が出現! 清水林道は阿古地区から都212号線を伊ヶ谷(いがや)地区方向に進むと途中に起点がある林道で、それが阿古地区から延びる南戸林道へとここで合流しています。都道から雄山環状林道を目指す別ルートですが、清水林道は三宅島に2本存在する村が管理する林道の1本。東京都管理の林道は全て林道標が設置されているのですが、村管理の林道については予算の関係なのか設置されていませんでした。ここには南戸林度と記された青い長方形タイプのやつがあるのだけです。三宅島に存在する林道についての予備知識がないと、ただの村道分岐に見えてしまい、清水林道の存在そのものに気がつかないかもしれません。三宅島の林道探索では注意が必要な地点かと。
→ 林道標を眺める! → 道標を眺める! |
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進行方向左手から登坂してくる来る清水林道合流地点を振り返るとこんな感じ。南戸林道の林道標しか設置されていないため、これだと今やって来たWR後方区間が南戸林道で、画像右手〜手前が清水林道であるようにも思えてしまう状況となっています。
→ 清水林道の様子を眺める! → 清水林道に突入! → 路肩の薮を探る! |
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というわけで気になる清水林道の探索はひとまず置いておき、さらに続く南戸林道の探索を続行すべく直進方向にWRを差し向けます。すると分岐直後の行く手の両路肩にチェーンゲートの支柱らしき黄色い物が見えますが・・・。 | |
なぁんだ、オープン状態じゃないですか。三宅島の林道は、噴火後のある時期までチェーン封鎖されていたとの情報もあって一抹の不安を抱えていたのですが、やれやれ・・・。以前は高濃度な二酸化硫黄の火山ガスによって立入りが規制されていたらしいですが、さすがに現在はゲート封鎖も解除されていた模様。有名だったガスマスク持参の必要もないでしょう。ただし、雄山環状林道よる内側は「危険エリア」と「立入禁止エリア」が平成30(2018)年5月現在も存在しているため、周回している雄山環状林道から雄山の山頂方向へと向かう阿古林道と神着林道については入口が封鎖されているのでそのつもりで・・・。
→ ゲートを調べる! |
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清水林道分岐を過ぎると、道すがら両路肩にはびっしり地押した薮が迫ってきました。森の草木に覆われた雄山の広大な山腹地帯のど真ん中へと進んできたみたいです。振り返ってみても海は見えず、林道には若干の閉塞感が漂ってきます。 | |
密生する常緑樹と薮の森に囲まれた林道を進んでいくと、こんな所に里程標がありました。「南戸林道 2.0km」とだけ記されていましたが、数字は林道標が設置された起点からの距離で、都道からの距離ではないですね。しかし里程標の設置とはなんとも親切なことよ。
→ 里程標を眺める! → 路肩を調べる! |
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怪しい分岐発見! 前半のカーブの続く連続登坂区間とは変わり、標高300mを過ぎると勾配はなだらかとなってストレート主体のコースとなってきます。ジャングルじみたの森の中を快適に進んでいきますが、途中に斜め右手に分岐する廃道化した薮まみれの分岐がありました。薮の奥には「危険 立入禁止 鉄砲沢」と記された看板が立っており、その先が鉄砲沢となっているようでした。わざわざ鉄パイプ柵が1基置かれていましたが、まあ、そんな処置をしなくても立入る気にはなれない場所でした。 | |
「鉄砲沢」と記された看板の立つ廃道入口を過ぎると、その先にてジオスポットをまたしても発見! 案内板は路肩から路面に侵入しつつある薮に飲まれかけていましたが、ジオスポットの名称は「鉄砲沢」。先ほどの鉄砲沢となにか関係あるのでしょうか? しかし、案内板はここにあれども、林道は薮に囲まれているだけでそれらしいスポットは特に見えません。おそらく、路肩に繁茂しまくる薮が隠してしまっているのだと思います。
→ ジオスポット「鉄砲沢」案内板を眺める! → 観測施設を眺める! |
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ジオスポット「鉄砲沢」を過ぎてさらにストレート主体のコースが続きますが、標高はすでに350mを突破。都道から林道起点への入口が海抜55mほどであったので、ここまでなんやかんやで295mも登坂してきたことになります。それがどれくらいの高さかというと、神奈川県横浜市の超高層ビル「横浜ランドマークタワー(70階 / 296m)」くらいかな。平均するとおよそ11メートル進んで1メートル上がるくらいの勾配ですね。 | |
雄山の広大な山腹斜面をストレートに突っ切っていくと、やがて行く手に山頂のある火口の外輪が見えてきたじゃないですか! 林道を進むほどに目の前に徐々に近づいてくる雄山の勇姿、まるでスキップするような軽快な足取りで気分良く進んでいくと、やがて前方に青い点を確認。「あれはもしかして?」と思いながら近づいてみると・・・。 | |
それは「林道雄山環状線」と記された青い鉄板タイプの林道標でした。すなわち南戸林道終点を意味する林道標です。ちなみに雄山環状林道はその名の通り「雄山(775m)」の山腹を周回する林道。アップダウンで山腹の標高190〜450m地点をぐるっと1周しています。もちろん南戸林道も景観的には素晴らしかったですが、心はすでに雄山環状林道に・・・。そこでは道すがらの景観や雰囲気、そしてコース的にも南戸林道以上のものが期待できるんですね。ちなみに雄山環状林道を右折するとその先で左手に阿古林道(林道標なし)および右手に坪田林道の入口があり、左折するとやがて左手に伊ヶ谷林道の入口が現れます。
→ 林道標を眺める! → 阿古ジオトレッキングルート案内板を眺める! → ガス警告看板を眺める! |
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なお、終点となる雄山環状林道合流地点で振り返るとこんな感じ。三宅島の地図を眺めるたびに気になっていた雄山環状林道へと一刻も早く飛び込みたかったですが、そこは欲望のままにがっついても仕方ありません。慌てることなくまずは終点に立つ道標などをじっくり眺めてから南戸林道の探索は終了としておきました。
→ 道標を眺める! → 右折方向(雄山環状林道)を眺める! → 左折方向(雄山環状林道)を眺める! → 雄山環状林道に突入! →探索終了! |
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