2024 絶海の孤島「利島」林道探索 弾丸ツーリング 5月11日(土)晴れ 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
1日目[5]  利島上陸〜島内探索! もどる  






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集落へと戻りがてらに見上げた利島の快晴の空。風もなくてマジ晴れ渡っていますが、しかし、天気は今夜夜半から崩れ始めて明日の夕方からは雨となり、明後日は風の強い本降りの雨で定期船の欠航がほぼ確実になっているなんて・・・。

なので明日は雨が降り出す前に利島を離れて下田に戻り、伊豆諸島から関東へと追いかけてくる雨から逃げきるべく、その日のうちに速攻で帰宅するつもり。たぶん雨からは逃げきれると思いますが、これはきっと、大雨を呼び寄せる雨男もしくは雨女が明日から明後日にかけて伊豆諸島のどこかを旅行する予定にちがいねーな。







団地? その後も道すがらにブツバキ林を眺めながら集落に向かって進んでいくと、いきなり団地っぽい建物が現れましたが、これは「東京都教職員利島(東山)住宅」。利島村が村の職員のために用意した住宅で、基本的には職員専用です。

部屋に空きがある状態で入居希望者がいない場合は、住宅に困窮している者で村長さんが認めてくれれば特例で入居できるそうですが、ただし、そのような特例が実際にどれほどあるかについては不明・・・。

ちなみに利島村の一般向け村営住宅の家賃は世帯向けが月45000円〜70000円、単身向けが月30000円〜60000円。それに対して職員住宅の家賃は月8000円〜20000円と格段に安いので、移住希望者は問い合わせてみる価値はあるかもね。

ただし、利島に移住をもくろんで村営住宅に申し込むためには、あらかじめ利島で就職が決まっている必要がありますよっと。







ちなみにただでさえ小さい利島には土地に余裕はなくて、不動産屋や民間による住宅斡旋はありません。したがって利島に移住したい場合は、就職を決めてから村営住宅か、もしくはツテを頼って一軒家を借りるしかないですが、近年は利島への移住者が増加傾向につき、村営住宅は空き室が出ても速攻で埋まってしまうのだそうです。

また、島に骨を埋めるほどの覚悟もなく、ふらりと島外からやって来て適当に数年過ごして島を立ち去っていく移住者(嫁、婿入りの場合は別)に空き家を貸すことはあったとしても、貴重な島内の土地を売ってくれる者はたぶんおらず、よって移住者が利島に自分の土地を持って、そこに家を建てることなど夢のまた夢でしょうなぁ。







東京都教職員利島(東山)住宅の前を通り過ぎて集落に入り、道なりに進むと利島村駐在所のすぐ傍で利島一周道路に突き当たるので、そこを右折。するとその先でいかついアンテナ塔が立つ「NTT東日本利島電話交換局」がありましたが、この施設のおかげで、ここ利島でもスマホや携帯電話が使えるわけですね。
現在地を確認する!







電話交換局の前を通り過ぎると、そこは狭い道が入り組んだ集落の中心部。そろそろ今夜の宿「民宿かねに荘」に向かいますが、ちぃ、集落内は坂道が多く、また道が入り組んでいているので場所が分かんねーぜ。







結局、集落内を2周ほどした後、利島一周道路から「利島村立利島小中学校」の正門がある脇道へと曲がり、利島で唯一のお寺「長久寺(日蓮宗)」を左に眺めつつ、傾斜角度のキツいコンクリ簡易舗装の坂を下っていくと・・・。







下り坂の途中の左手に民宿かねに荘を発見! が、しかし、駐車スペースには宿の送迎用とおぼしき軽が・・・。やべぇ、WRを止める場所がねーじゃん!
現在地を確認する!







と思ったら、宿の看板の脇にこのような狭い通路が! 実はこの先には中庭があって玄関はこちらにあるのですが、あはは、こいつは1本取られたぜぇ!






狭い通路の先にある民宿かねに荘の玄関と物干し場を兼ねた小さな中庭。雨も凌げるこの場所にWRを駐車して宿に到着!

ちなみに当方の場合、伊豆諸島の島を訪れる時は、宿の予約時にバイクで訪れる事をあえて告げません。だってその方が到着したさいに「えぇ? バイクで来た!?」と驚く表情を眺めるのが楽しいんだもん!

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