橘丸に乗船開始!
  東海汽船「橘丸」への乗船手続き 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
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夜のとばりが落ちて明かりがきれいなターミナル
 [1]竹芝客船ターミナル
 [2]乗船手続き
 [3]バイク輸送の手続き
 [4]バイクの積込み作業
 [5]橘丸に乗船開始!
当日乗船券をもらって乗船標に必要事項を記入してバイクを預けたら、 あとは 22時 30分の出航時刻を待つだけです。竹芝客船ターミナルには午後7時過ぎにやって来ましたが、一連の手続きには20分もかからずあっという間に終了してしまいました。

乗船開始時刻まで3時間近くも時間が空くので、まずはターミナルそばの松屋で牛丼の夕食をとりました。その後すぐに戻ってきましたが、夜のとばりはすっかり落ちてターミナルは街の明かりが美しい夜の景色に包まれています。夕食を食べたら乗船まですることもないので、ターミナルを見て回って出航時刻を待つことにします。なお、出航時刻は22時30分ですが、乗船開始時刻は出航20分前の22時10分からです。






ターミナル越しに見えていた巨大な船体

牛丼の夕食を食べ終えてターミナルに戻ってきましたが、まずは中央広場の2階から待合所入口を眺めてみます。するとすでに折り返しで八丈島行きとなる八丈島発の橘丸が到着していました。ターミナルの建物越しに接岸中の橘丸が見えており、それだけで橘丸の船体の大きさが分かりますが、闇夜に浮かび上がる巨大な煙突が凄い迫力!






乗船までロッカーを利用すると荷物が邪魔になりません

夜景を眺めてからターミナルの中に戻りますが、 メットとリュックサックが邪魔なので、乗船時までコインロッカーを利用します。預ける荷物によってロッカーの大きさも色々ありましたが、利用したロッカーはメットとリュックがちょうど入る中型で料金は300円だったかな。900円もするサーフボード用の大型ロッカーもありました。






待合所には運航状況を記したボードがあります

え〜と、 本日の運航状況はと・・・?
ターミナルの第一待合所に掲げられているインフォメーションボードです。この日の八丈島行きは運航することは分かっていましたが、天候によっては三宅島と御蔵島を通過してしまうこともあるので、一応チェックですね。

三宅島については大丈夫でしたが、御蔵島については「天候状況により、運航できない場合がございます」だって。御蔵島へと向かう人は心穏やかではありませんが、ここだけの話、通常ならば欠航するような状況でもGW期間中は運航することが多いみたいです。なんといっても乗船客が多い絶好の稼ぎ時なので・・・ね。






待合所には「東京愛らんど」があります

ちなみにターミナルの待合所には「東京愛らんど」が客船の出航時刻までオープンしています。ターミナルに併設されたお土産ショップかと思いましたが、実は伊豆諸島と小笠原諸島のアンテナショップなんですね。

人気の塩辛やくさや、自然海塩、あしたば製品、薬膳島辣油などなど、島ならではのアイテムが売られているので、島にはどのようなお土産があるのかを参考にしながら店内を見て回ると楽しいです。また、バイクで島を訪れる場合はお土産がかさばるので、島では買わずに帰りがけに東京愛らんどで内緒で買ってしまうのも一つの手かも。各島の代表的な取扱い特産品アイテムは以下の通りです。


 大島・神津島「赤イカの塩辛」900円
 大島「三春椿油」1030円(40ml)・1750円(100ml)
 神津島「盛若(樫樽貯蔵 / 25度)」・・・焼酎
 神津島「ところてん」240円・・・夏期期間中のみ
 神津島「地のり(神津島)」600円・・・海苔
 御蔵島「御蔵の源水(小)」160円・・・ミネラルウォーター
 八丈島「キーケース(黄八丈)」3500円・・・通販のみで取扱い
 八丈島「情け嶋(25度)」・・・焼酎
 八丈島「明日葉茶(缶)」120円
 青ヶ島「ひんぎゃの塩(120g)」370円
 小笠原諸島「小笠原ラム酒(40度)」2200円







島の焼酎も出航前にここで飲めてしまいます

それから「東京愛らんど」にはショップの他にカフェ&レストランもあって手軽に食べられるので、乗船時刻までの待ち時間に、夕食や夜食がてらに利用してみるのもいいでしょう。嶋唐辛子を使ったホットドッグやムロアジメンチバーガーがおすすめらしいですね。伊豆諸島のお酒を飲むこともできますが、乗船時間までに調子に乗って酔っぱらい過ぎないように! 島の素材を使った主なメニューは以下の通りです。

ソフトドリンク
 「明日葉茶(HOT / ICE)」300円
 「小笠原パッションフルーツソーダ」600円

アルコール
 「島ハイボール」500円
 「パッションハイボール」600円
 「東京島パッションフルーツサワー」600円
 「小笠原ラム」600円
 「小笠原海底熟成ラム」1000円

アルコール(焼酎)
  大島「御神火(麦)」500円
  大島「御神火 天上(麦)」600円
  新島「嶋自慢(麦)」500円
  新島「嶋自慢伏浦(麦)」550円
  神津島「盛若(麦)」500円
  三宅島「雄山一(麦)」600円
  八丈島「八重椿(麦・芋)」500円
  八丈島「情け嶋(麦)」500円
  八丈島「ジョナリー(麦・芋)」500円
  青ヶ島「青酎(麦)」600円
  青ヶ島「あおちゅう(麦)」700円

グランドメニュー
 「島唐辛子のホットドック」550円
 「島のフィッシュサンドウィッチ からしマヨネーズ入り」650円
 「ムロアジメンチバーガー」600円
 「ふわふわ明日葉フライドポテト」400円
 「島のりと明日葉のぶっかけそば」700円
 「島のりと明日葉のぶっかけそばセット あしたば炊き込みご飯付」900円
 「ムロアジメンチのカレーライス」900円
 「メダイフライのカレーライス」900円
 「アイランドランチ(炊き込みごはん・島のりスープ・おひたし付)」1000円

おつまみ
 「島とうがらしのバッファローチキン」600円
 「メダイのフィッシュ&チップス」700円
 「島魚のちぎりすり身揚げ」700円
 「あしたばのおひたし」600円
 「あしたばのバターソテー」700円

年中無休の東京愛ランドの営業時間は9:00〜22:30。大型船で東京23時出航の便がある日は23時で、カフェ&レストランのラストオーダーは22:00ですよ。ちなみに、東京愛らんどのショップで焼酎を買った場合は1000円で持ち込むことができますが、乗船前に一人でボトルで1本飲んでしまったら次の日絶対に二日酔い・・・。






東海汽船主催のハイキングツアーの募集もされていました

ターミナル待合所では大島の火口を巡るハイキングツアーの募集カウンターが設けられていました。東海汽船が開催しているツアーだそうで、大島の観光と言えば昔も今も三原山。全てがお膳立てされたお気楽なハイキングツアーですが、三宅島でのハイキングツアーはなかったので今回は関係ないな。






月夜の岸壁に置かれていた青いコンテナ


これは三宅村専用の白いコンテナ

ターミナルの中を一通り見て回ってから、今度は橘丸から少し離れた岸壁を見に行ってみます。ちょうどこの夜は満月で、東海汽船の青いコンテナが、闇夜の海に浮かび上がる東京の街の明かりと月に照らされて無数に置かれていました。これから積まれるコンテナ、もしくは荷下ろしされて運ばれるのを待っているコンテナでしょう。

そういえば三宅村の白いコンテナもありました。 「三宅村   平成21年度離島交流効率化事業」と記載がされています。三宅村のこの白いコンテナは国土交通省から支援を受けて村が購入したものらしいですね。伊豆諸島の他の村、青ヶ島村とか御蔵島村、神津島村、新島村、利島村のコンテナも岸壁のどこかに置いてあるのかな。






やがて乗船の順番待ちの列ができてきます

そんな感じでターミナルをぶらぶらして過ごしていると、やがて中央広場には、いち早く並んで甲板での場所取りを目指す乗船の順番待ちの列ができてきました。こちらは特2等寝台を確保してあるので全く並ぶ必要はないのですが、こういう行列ができてくると、なぜかそれだけで焦ってソワソワしてくるから不思議。

必要ないけど、とりあえず並んでおこうかなと思ってしまいましたが、そういうところが我ながら日本人なんですね〜。そろそろ乗船開始時刻が近づいてきたみたいです。






列の最後尾でゆっくりと乗船口に向かいます

中央広場に発生していた乗船の順番待ちの列には並ばず、その後、待合所に戻ってベンチに座って出港時刻を待ちますが、ターミナルにやって来た時には人の姿もまばらだったのに、この頃には待合所が大勢の乗船客ですっかり混みあっていました。

待つことしばし。やがて、アナウンスとともに乗船待ちの列が動き始めますが、慌てることはありません。ゆっくりと最後尾に並んで橘丸の乗船口へと向かいます。

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