さらば三宅島!
  さらば三宅島! 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
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嫌気がさしてしまうほど長い乗船待ちの列!
 [1]帰りの乗船手続き
 [2]帰りのバイク輸送の手続き
 [3]橘丸到着!
 [4]さらば三宅島!
    さらば三宅島!(その2)
 [5]橘丸船内散策
 [6]東京(竹芝桟橋)到着!
13時25分。定刻通り橘丸が到着、乗船が開始された直後の乗船待ちの列です。うわっと思ってしまうほどの行列の長さでしたが、夏やGWの観光シーズンはこんな感じだと思います。三宅島滞在中は林道探索に明け暮れていたので、観光客と出会うこともそれほどなかったのですが、こんなにも大勢の観光客が島内にいたとは!






それにしても乗り込むわ、乗り込むわ!

しかし、これだけ大勢の人が乗り込むとなると、10分間という寄港時間ではとても無理ですね。コンテナの積み込み作業が終わっても、まだ乗船客の列は途切れません。13時35分の出向時刻を過ぎても、まだ乗船が続いていたような気がします。





延々と続く乗船風景

もどかしいぐらいゆっくりですが、それでも少しづつ列の最後尾が乗船タラップに近づいていきます。急いで乗船してもゆっくり最後に乗船しても変わらないので、接岸中の橘丸を眺め、パチパチと画像を撮りながらゆっくりと順番を待ちました。





観光シーズン真っ只中の乗船風景はいつもこんな感じ

それにしても橘丸の船体は大きいなぁ。船体の傍にたたづむ青い服の人と比較すると、その大きさが分かりますね。全長は118mあって、定員数も約1000人だって! これなら客室スペースと合わせてコンテナの34個くらい楽勝で積めますね。





こちらは記念撮影の2人組のお姉さん

乗船待ちの間に、赤地に紺十字という誇らしげな東海汽船の社旗の記された大きな煙突をバックに記念撮影する人もいました。船上にはデッキに立って乗船風景を眺める人の姿が見えていますが、煙突上部までおよそ20mはある高さも見上げるほどです。





船首上部の操船室とクレーンのデッキ

船首に設けられたクレーンと操船室。見晴らしの良いあの位置でコンテナ積み下ろしのクレーンを操作し、船も操船するんですね。そして操船室のすぐ後方には「東海汽船橘丸」のプレートが掲げられていました。


これは万が一の場合の赤い救命ボート

船首のクレーンの後ろには万が一に備えて救命ボートが備え付けれています。しかし、こいつのお世話にだけは絶対になりたくないな・・・。





やべえ、いつの間にか一番最後になっちゃった!

あわわ・・・、ふと気がつくと、乗船もぎりの係員の方が無言でコチらをじーっと見つめています。夢中になって乗船風景を眺めて撮影しているうちに、自分が本日の乗船客の最後の一人になっていたみたい。注意されないうちに急いでタラップに向かいます。


「早く乗れよ!」との無言の圧力・・・すいません

「ささ、急いで急いで!」とは言われませんでしたが、係員の方がタラップを乗船口から引き離すためにスタンばっています。名残惜しいですが、これで三宅島とも本当にお別れ。後ろ髪を引かれる思いで東京行きの橘丸へと乗り込みました。


橘丸に足を踏み込むと同時に外される乗船タラップ

船内に乗り込むと即座にタラップが外されて、それとほぼ同時に橘丸は出航します。本来ならば寄港時間は僅か10分間だけですが、乗船客の滅茶苦茶多い観光シーズンのこの時期は、それをオーバーして出航時刻が遅れがちなので、出航を急ぐのも当然。というわけで、出航時刻に遅れて港にやってきても、船は絶対に待ってくれませんよ。


乗船5秒後にはもう離岸していた橘丸

その僅か5秒後、船員の方が乗船口の扉をまだ閉めきらぬうちに、橘丸はあれよあれよという間に、するすると三池港の接岸バーズを離れていきました。離岸速度は思っていた以上に速くて、走りだしでモタつく感じは全然しませんでした。





結局、乗船作業に手間取り若干の遅れで三宅島を出港

橘丸に乗船したら、なにはともあれ去りゆく三宅島を眺めるべくすぐに後部甲板デッキへと直行。昨年、八丈島へと林道探索に訪れた時に橘丸を利用しているので、船内の様子はあらかたわかっているし、2等寝台を予約してあるので、慌てて座席取りで荷物を置きに行かなくても大丈夫なんだよなぁ。

というわけで船内の階段を上がって後部甲板デッキにやってきましたが、動き出した橘丸もさすがにまだ三池港の外には出ていませんでした。





出港直後に一気に加速、あっという間に三池港が遠ざかります

出港からしばらくは三宅島が名残惜しいのか、海風に吹かれながらデッキに立って海を眺める乗船客も多いです。まあ、当方もそんな人たちの一人なのですが、三池港から外海に抜け出た橘丸はエンジン音も軽やかに一気に加速。海に長く突き出した岸壁もあっという間に後方に遠ざかって小さくなっていきます。


三宅島出港直後は見どころスポットを海上から眺めるチャンス!

三池港を出港した橘丸は三宅島の東岸を北上して航行していきますが、しばらくすると左手に「サタドー岬」と、そこに立つ白亜の「サタドー岬灯台」を眺めながら、そのすぐ沖合を通過します。

サタドー岬はなんといっても、雄山の噴火活動で形成された目も眩む高さの断崖が迫力ですが、海に落ち込む垂直な断崖の様子は陸地から眺めるよりも、船上から眺めた方がよく分かります。ただし、船上からだと20mにも及ぶ岬の断崖の高さも小さく見えてしまい、眺め的には迫力に少し欠けてしまいますけどね。





東京方向に進路を取ると後方正面に見えてくる御蔵島の島影

サタドー岬沖を通過中の橘丸から後方を眺めてみると、水平線上に御蔵島が見えています。周囲を高さ500mにもおよぶ断崖に囲まれてお椀を逆さにしたような島の形も船上からはっきりと確認できますが、周囲16.4km、 高さ851mの御蔵島も次第に小さく後方に遠ざかっていきました。なかなか機会はないけど御蔵島にもいつか行きたいな〜!


あ〜あ、もう三池港が見えなくなっちゃった

そして再び右後方の三池港のある辺りを眺めてみると、港はもう米粒のように小さく遠ざかっていました。三宅島の中央にそびえる雄山の山頂から海へと続くなだらかな斜面の先端、海に接している地点がちょうど「ベンケ根岬」。

三池港はその手前に位置しているのですが、距離が離れたことで風景の中に溶け込んでしまい、船上からはもうよく分かりません。

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