ガソリン給油量 7.94L | 給油回数2回 | ガソリン代 1455円 | 高速代 1030円 | 総走行距離 175.1km | トップへもどる |
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若狭町との境界に向かって若狭幹線林道をなおも進んでいくと、やがて路肩に茶色い土砂がピシっときれいに盛土された地点を通りがかりました。この土はどこから運ばれてきたのかと思って左の山側の斜面を眺めてみると・・・。
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あぁ、やっぱり・・・。そこには見上げるほどの高さにそびえる断崖がありましたが、ここは土砂崩れの復旧跡でした。この凄まじい高さの崖が崩れ、そして路面を埋め尽くした土砂を撤去した残りの土があの盛土だったみたいです。
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路面は基本フラットで険しさ皆無な若狭幹線林道ですが、それでもやはりここは「林道」なんですね。崩落を起こした断崖地点の先には左の斜面からバラバラと落ちてきた落石が散乱していた地点もありました。 ここは鋭利に尖った落石を踏まぬよう慎重に通過しますが、しかし、落下してくる岩石の直撃を受けるかどうかは運次第。かつて東京都奥多摩で林道探索中に斜面を音もなく転がり落ちてきた岩石がすぐ目の前を高速で通り抜けて「ガツーンッ!!」とガードレールにぶち当たるのに遭遇したことはありますが、その時は怖かったなぁ。 なお、若狭幹線林道のガードレールといえば、若狭町区間で223m分のガードレールの鉄板が何者かによって盗難されていることが今年(2024年)の5月8日に発覚。そして被害に遭った区間が通行止めにされましたが、それにしても自然災害ではなくて「盗難」によって林道が通行止めになるなんて世も末だぜぇ・・・。 |
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また、落石散乱地点に真新しいガードレールが設置されていたことから察するに、ここは土砂崩れの復旧跡くさかったです。土砂崩れのさいに樹木が巻き込まれたせいか、不自然な樹林の切れ目があって、そこから眺望を望むことができました。
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勾配を登り詰め、やがて標高438mほどの林道最高所地点が近づくと、細かな岩屑が路肩に斜め45°でうず高く堆積した連なりが! いかにも林道くさく、荒々しくも美しい造形美に見惚れてしまいましたが、いいなあ、ここ!
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その後、若狭幹線林道最高所地点を通過すると、それまでの登り坂が下り坂に転じますが、その途中で大規模な災害復旧跡を通りがかりました。 若狭幹線林道は林道の常により、大過去には規模な自然災害によって分断状態に陥ったことが何度もありますが、ここはそのような場所。ちょうど「海士坂川」の上流地点ですが、一目眺めて大規模な土砂崩れの復旧跡であることが分かります。 |
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巨大な真新しい法枠ブロックで補強された斜面が、まるで造成地のようであった大規模災害の復旧跡。大々的に木々が薙ぎ払われたこの斜面一帯が土砂崩れの現場で、こうして見上げてみるとかなりの規模であったことがうかがい知れますが、上空から航空写真で眺めると現場の状況がさらによく分かります。
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支線分岐出現! 大規模崩落の復旧跡を通過してなだらかに下っていくと、その先で左折分岐が現れました。若狭幹線林道は尾根筋を進む林道なので、左右の山裾へと下る支線が何本もありますが、ここで左折しているのは蛙端林道とのこと。
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若狭幹線林道から左折分岐で山裾の小浜市「田烏」地区へと下り、そこでR162に接続している蛙端林道の様子です。ただし、林道標は国道からの入口のみに設置されているため、初めて若狭幹線林道を訪れた一見さんがその場で林道名を知ることは限りなく困難かと・・・。見た目にはただの「市道」っぽくも見えているし。
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ちなみに分岐のすぐそばの路肩の藪でブロックタイプの林道標を発見しましたが、でもこれは本線である若狭幹線林道のもの。残念ながら蛙端林道を示す「林道の証」はどこにも見当たりませんでした。 また、それと同時に林道標の傍には支柱から外れた道標の鉄板が地面に転がっているのを発見。近づいてよ眺めてみると「←上中町 小浜市→」と記されていましたが、道標に記された「上中町」とはかつて福井県に存在していた町のこと。 上中町はいわゆる平成の大合併によって2005(平成17)年に「三方町」と合併し、若狭町になることで消滅した町ですが、その上中町の地名が記載されているということは、この道標は少なくとも2005(平成17)年以前に設置されたもの。そのため用済みとなって地面に打ち捨てられていたくさいです。 |
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蛙端林道分岐を過ぎてさらにWRを走らせていくと、路面にクレバスが発生している区間がありました。深さは5〜10cmほどで大したことはなかったですが、梅雨時の大雨や集中豪雨によるものでしょう。険しさ皆無で普段は穏やかに見えている林道でも、集中豪雨や大雨時には路面は濁流が流れる「沢」と化すんですね。
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延長距離22キロにも及ぶ若狭幹線林道の道すがらには、ブロックタイプの林道標が延長開設された区間毎に設置されていましたが、その中で最もインパクトがあったのがこの林道標。一見すると他の林道標と変わりはないのですが・・・。
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なんと、倒れかかった樹木の幹に頭をガツっと叩かれた形で寄りかかられいるじゃないですか。どこか間の抜けたようなコミカルな林道標の姿が失笑を誘いましたが、これってもしや人為的になされたもの? 倒木にしては幹がきれいに枝打ちされているし、それに倒れ方もどことなく不自然です。
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その後、今度は右折分岐が現れましたが、その正体は海士坂林道で、尾根筋を進む若狭幹線林道から山裾の若狭町「海士坂」集落とを連絡しています。 林道名は海に素潜りする海女さんを連想する「海士坂(あまさか)」という地名に由来しますが、その昔、海辺の漁村「田烏」から海士さんが、山(坂)を越えて水産物の商いに来ていたことが海士坂という地名の由来なのだだそうです。 |
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若狭幹線林道から海士坂に下っていく海士坂林道の様子です。延長距離が2キロにも満たない全線舗装であることから、さすがに立ち入る気にはなれませんでしたが、海士坂集落から県22に乗り継いで南下すること3キロで舞鶴若狭自動車道「若狭上中IC」にたどり着く着くことが可能。 つまり、若狭幹線林道から最も近い高速ICへのアプローチルートになっているので、1秒でも早く高速に乗りたい方は海士坂林道経由でどうぞ。 |
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海士坂林道分岐を過ぎて若狭幹線林道も後半区間に突入しましたが、蒸し暑さに耐えかねて路肩が膨らんだこの地点で小休止。エンジンを切り、ウェアを脱ぎ捨ててなりふり構わずTシャツ&ジーンズ姿になって涼みますが、すでにズボンは汗でベトベト、Tシャツは汗でぐっしょりだったかな。
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小休止と同時に水分補給をしておきますが、飲み物は林道入口そばの自販機で購入しておいたプレミアムボス。以前は水筒に冷たいアイスコーヒを詰めて持参していた時期もありましたが、嵩張って邪魔になるので今は持参するのをやめています。
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海士坂林道分岐を過ぎて進むこと1.4キロでまたしても右折分岐が出現! しかし、他の分岐と同じく林道標未設置につき、ここが名のある林道であるのか否かについては不明。ただし、それでいながら路面はダート状態になっています。
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若狭幹線林道から唯一ダート状態で分岐していた右折分岐の様子です。地理院地図には道筋が記されており、それによれば若狭幹線林道の東に延びる尾根筋伝いに「三方湖」のほとり若狭町「成出」へと至る延長距離5キロほどのルートで、成出地区でR162に抜けられるようですが、立ち入ったわけではないので詳細は不明。
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広域基幹林道(若狭幹線) ← 三方町 小浜市 → |
分岐の傍には林道標と一体型となった道標が設置されていましたが、これもかなり年季の入った古い道標。その証拠に進行方向側は若狭町とではなくて「三方町」と記されていましたが、先述したように三方町は、上中町と合併(2005 / 平成17)して若狭町となってとうの昔に消滅している町なので。
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入山される方へ | ||
獣害防止ネットに注意して下さい! 付近の梅園、林道等に獣害防止ネットを設置しております。 入山される方は、ご注意下さい。 なお、ネットに関する事故が発生しても責任を負いかねますのでご注意下さい。 管理主体:三方町果樹園芸防除組合 |
道標の脇に掲げられていた注意看板ですが、獣害防止ネットに注意するようにとの文言の中に「林道」の文字が! しかし、具体的な林道名の記載はなし。
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若狭町成出への右折ダート分岐を過ぎてさらに若狭幹線林道のダートを進んでいきますが、この辺りが若狭幹線林道では最も草深かった区間。 といっても路面が夏草でワダチダート化していたり、草ボーボーになっているわけはなくて、路肩に繁茂する灌木の枝葉がせり出して幅員が若干狭められただけの状態。路面状況的にはなんら問題はなかったですよ。 |
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路肩の灌木が伸び放題で路面を圧迫していた区間。四輪ならば枝葉がボディを擦りまくりって細かな傷が付きまくりですが、オフバイク的にはノープロブレム。せり出た枝葉を右に左へと避けながら順調に進んでいきますよっと。
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