ガソリン給油量 8.59L | 給油回数3回 | ガソリン代 1538円 | 総走行距離 226.6 km / ダート走行距離 107.6 km | トップへもどる |
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R242から町道に入って進むことおよそ7キロ、右手に現れる「生田原貯水池」を過ぎた少し先のこの地点でようやく舗装が途切れて路面がダート化します。
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ダート開始地点から行く手を眺めるとこんな感じ。森の奥へと向かう走り心地の良さそうなフラットダートを目にして嬉しくなってきますが、しかし、舗装が途切れるこの地点には生田原本流林道を示す林道標は設置されていません。
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路面がダート化して100mほど進むと、左折する生田原本流林道および右折していく大山林道との分岐が現れます。そして生田原本流林道を進むと、上武林道林道経由で先ほど18号林道経由ではたどり着けなかった湯の山峠に至り、大山林道へと進めばウラシマナイ林道経由で道592に抜け出ることが可能。
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まずは生田原本流林道を進むべく左折して湯の山峠方向に向かってみます。画像では手前が生田原本流林道、左手が大山林道、そして前方右手がR242方向。
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分岐の左折側、生田原本流林道方向の様子です。しかし、林道標がありませんね。右折側の大山林道には林道標がちゃんと設置されているのですが、なぜか生田原本流林道側にはそれが見当たらなくてなんだかモヤモヤした気分。 しかし、以前は存在していた生田原本流林道林道標だけが見当たらないということは、なんらかの理由で人為的に撤去された可能性も高いです。先ほどの18号林道でも林道標が引っこ抜かれているのを目撃しましたが、湯の山峠経由で18号林道〜上武利林道〜生田原本流林道ルートが分断されていることになにか関係あるような気がします。 |
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以前はそこにあった林道標がなぜか消失していた生田原本流林道。林道が町道へと格上げされたので撤去されたという話も聞かなし、釈然としないものを感じつつも夏草でワダチダートとなったフラットダートを進んでいくと、やがて林道左手に「生田原川」の流れが寄り添ってきます。
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林道沿いに流れる生田原川です。湧別川に注ぐ一級河川で「ヤマベ(ヤマメ)」が多く生息することで釣り師に有名な川なのだそうで、遠軽町ではヤマベの稚魚を放流して毎年「いくたはらヤマベまつり」が行われているんだって。
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支線林道分岐発見! 水量豊かできれいな生田原川伝いに進んでいくと、やがてY字となったダート分岐が現れました。生田原本流林道は右方向で、左方向は18号沢林道になっていて、分岐の股に18号沢林道の林道標が設置されています。 しかし、探索時には路面状況は左右共に同じような状況だったため、18号沢林道が左右のどちらであるのかで少々悩んでしまいましたけどね。 |
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分岐の左方向を示して立っている18号沢林道の林道標。生田原本流林道から分岐する支線林道の1本ですが、ここは生田原本流林道の迂回ルートっぽいです。 つまり、本線である生田原本流林道から分岐して山中を巡り、再び生田原本流林道へと戻ってくる延長6.8キロほどの完抜け林道らしいですが、ぱっと見したダートの印象は草深く、まともに通り抜けられるかどうかについては不明。 |
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18号沢林道分岐を後にして生田原川伝いにさらにダートを遡って進みますが、前進するにつれて路面を覆う夏草の勢いが増してきます。先ほどまではワダチ部分の土が見えていたのですが、ワダチ部分は緑のコケにべったりと覆われて路面の土が全く見えていない素敵な状況。う〜ん、大丈夫かな、生田原本流林道・・・。
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次第に草深さを増していく状況に一抹の不安を感じながらもWRを進めていくと、小さく僅かに幅員が膨らんだ地点に行き着きました。そこはピストンの終点のようにも見えていましたが、しかし、生田原本流林道は完抜け林道なので終点のはずはありません。おかしなと思いつつ右手を眺めてみると・・・?
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そこは行き止まりのようにも見えていましたが、ダートはここで右に直角に折れて、昼なお暗い鬱蒼とした森の奥へと分け入っていくのを確認。路肩の藪に林道標が立っていたので駆け寄って眺めてみると・・・?
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なぬ? 梅の沢林道だって? てっきり林道標には生田原本流林道と記されていると思ったのですが、違いました。右折して深い森の奥へと向かうダートは生田原本流林道から分岐する梅の沢林道という名の支線林道だった模様。
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生田原本流林道から分岐して森の中を緩く登坂していく梅の沢林道の様子。林道標と共に古ぼけた「警笛鳴らせ」標識が設置されていましたが、ここは延長2.5キロほどのピストン。ダートには車両が立ち入った痕跡が微かに残されていましたが、路面は放置が続いているらしく腐葉土状態でフカフカでした。
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梅の沢林道を確認したら生田原本流林道の探索を再開しますが、右折していく梅の沢林道のダートはあるのに、肝心の生田原本流林道のダートが見当たりません。いや、正確には藪に埋没した状態で直進していく道筋の痕跡はあるのですが・・・。
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しかし、梅の沢林道分岐から10mほど先で路面が無残にも消失しているのを発見。ちょうど生田原川を左岸に渡る地点ですが、大雨で橋が流されてしまったのだと思います。本来ならば生田原本流林道のダートがあるはずなのに影も形もねーし。 ちなみに、この先で手前で左折分岐していた18号沢林道が合流してくるはずですが、ダートはこのような状況なので、それを確認することはできなかったです。 |
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生田原川を跨ぐ橋が流出していた地点。流れの中には橋の残骸らしき物が転がっていますが、対岸の道筋はすでに自然回帰済み。すっかり元の森の状態に戻ってしまい、そこに道があったとは思えぬ状況になっています。 橋の消失はおそらく2016年(平成28)8月に北海道各地で激甚災害をもたらした台風10号による被害だと思いますが、復旧されることなく今日まで放置が続いているみたい。聞いたところによれば、橋の流出箇所は他にもあって林道は随所でズタズタに分断されてそのまま廃道化。復旧はとても望めないのが現状かと・・・。 また、事実上廃道化している生田原本流林道の状況を考えれば、林道標が撤去されていたことも納得。林道としてはすでに登録抹消されているのかもしれません。そのようなわけで生田原本流林道経由で湯の山峠に到達することは現状100%不可能であり、残念ですが、ここで生田原本流林道を引き返すしかなかったです。 |
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橋が落ちて道が消失していたので生田原本流林道を撤退すべく、行きがけに通りがかった大山林道との分岐地点まで戻ってきました。しかし、生田原本流林道からそのまま一般道に退出するのではなくて、ここから大山林道に進みます。せっかくなので大山林道→ウラシマナイ林道と乗り継いで道592に抜けてやろうというわけです。
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大山林道に入線すると、生田原川支流の沢伝いにゆったりとなだらかな登り坂で進んでいきます。車両の通行もたまにあるのか、固く踏み締められた路面はいたって走りやすい状態。この状況がずっと続いてくれれば嬉しいのですが、そればかりは実際に進んでみないことにはなんとも言えませんね。
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銅山の沢林道発見! 大山林道に入線して沢沿いに進むことおよそ1キロ地点でY字分岐が現れました。道なりの左折方向が大山林道本線であるかのように見えていますが、そうではなくて、右折方向が引き続き大山林道になっています。
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左折方向を示して立っていた銅山の沢林道を示す林道標。地理院地図によれば1.3キロほど進んだ地点で行く手が二手に分かれ、それぞれが延長2.5キロほどのピストンとして記されていますが、実際には二手に別れたルートが周回して繋がっているらしいです。面白そうな支線林道ですが、探索時間の関係上今回はパス。
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というわけで分岐は右折しますが、現在地点の標高はおよそ410m。大山林道はここから山岳区間が始まって、720mの無名峠まで標高差310mを一気に駆け登り、その後は「浦島内川」伝いに下っていく山越えコースになっています。 そして山越えをする北海道の山岳林道は、本州のものと比べて険しさがあまり感じられないのが特徴。勾配もなだらかで、全体的に穏やかな雰囲気を感じる場合が多いのですが、はたしてこの大山林道はどのようになっているのか実に楽しみ! |
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