ガソリン給油量 8.59L | 給油回数3回 | ガソリン代 1538円 | 総走行距離 226.6 km / ダート走行距離 107.6 km | トップへもどる |
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その後、鬱蒼と樹木が茂る山中の深い森の中を、土質っぽいダートでなだらかに登坂していきますが、途中で作業道の右折分岐を見かけました。この辺りでは山の斜面に伐採現場が広がっているらしく、その現場に向かう作業道の入口らしかったです。
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道すがら右手に見えている林道沿いの伐採現場。しかし、通りがかった時は作業が行われている気配はなくて、現場は完全な無人状態でした。伐採された樹木もすでに全て搬出された後だったのかもしれません。おかげで狭い林道で木材搬出トラックに道を塞がれてしまったり、すれ違うこともなかったです。
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道すがらに見え隠れする伐採現場を眺めながら進んでいくと、やがて差しかかるのがこの地点。斜面を切り崩して幅員が大きく膨らんでいるので、かつての土場の跡のような気もしますが、詳しいことはよく分かりません。 また、後方を振り返ると、切斜面を駆け登っていく作業道らしき分岐の道筋が見えています。逆方向からやって来た場合はそちらに進んでしまいそうですが、大山林道本線は右に下っていく方向なので注意してください。 |
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言葉で説明しても分かりにくいですが、上空から眺めると現在地の状況は一目瞭然。画像下から左方向に続く道筋が大山林道で、細長い広場から作業道が切り返す形で分岐しています。付近で伐採された木材を集積し、トラックに積み込む土場だと思われますが、ここしばらくは使用されていないみたいです。
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長さ150m、横幅15mほどでやたら細長く続いている土場跡らしき場所。鬱蒼とした森の中に現れるので不思議な感じがしますが、地面はタイヤ跡がない更地状態であったことから、土場としてはもう久しく使われていないのでしょう。
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土場の右手に連なる高さ20mほどのズルズルな斜面。眺めている最中にもパラパラと細かな砂礫が崩れている危うい状態ですが、こんな場所にもしがみつくようにして潅木が生えています。おそらく土場造成ために強引に切り崩したのでしょうな。
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細長い土場の北端から再び鬱蒼とした森の中へと進んでいく大山林道のダート。土場を過ぎると再び登り坂が開始しますが、現在地の標高はおよそ510m。林道最高所地点の峠まではまだ210mの高低差があるので、まだまだ登坂区間が続きます。
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道すがらには森が広がっているだけで険しさはほとんど感じませんが、やがてダートは峠に向かって左右にカーブを繰り返しつつ、ラストスパートでガンガンに登坂していきます。しかし、それでいながら路面状況は相変わらず良好。鼻歌まじりのお気軽さでWRを進めることができました。
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そしてたどり着いた大山林道の最高所地点がここ。標高720mほどの峠になっているのですが、しかし、「峠」と言っても、ここは鬱蒼とした森の中で登り坂が下り坂に変わっているだけの地点。景色が素晴らし見晴らしの効く峠ではないので、普通に走っているとまず気にも留めない場所だと思います。
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峠を越えるとダートは下りに転じます。森の中をゆったりと下っていくワダチダートがとても美しく、やがて右手の森の中から浦島内川の源流が寄り添ってきますが、それにしても森の緑が目に染みるような鮮やかさです。
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大山林道に寄り添って流れる浦島内川源流の小さな流れ。川の名の「ウラシマナイ」はアイヌ語で「笹の枯れた所」という意味なのだそうです。しかし、北海道の山奥の川はどこササまみれなので、ここ浦島内川に限ったことではないですね。
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林道右手の森の中に見え隠れする浦島内川を眺めつつ緩く下って進んでいくと、やがて逆Y字のダート分岐が現れます。分岐には林道標が設置されていますが、しかし、こちら側からだと向きが逆。ここは反対側に回り込む必要がありますな。
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分岐を逆方向から眺めるとこんな感じ。行く手がY字に分かれていますが、嬉しいことに左右それぞれに林道標が設置されています。
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うむ、これは今まさに進んできた大山林道の林道標ですね。しかし、なぜわざわざここに設置されているのだろう。通常、支線の分岐地点においては、支線の林道標のみが立っている場合が多いのですが・・・。 と思ったりもしてしまいますが、その理由は簡単。ここが大山林道の終点になっているからなんですね。つまり、この先道なりに下っていくのはウラシマナイ林道になっているのですが、それは左折方向に設置されている林道標を眺めると分かります。 |
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分岐の左折側に設置されている林道標ですが、そこにはウラシマナイ林道上の沢林道と記されています。つまり、「ウラシマナイ林道」の「上の沢線」という支線になっているわけですね。もしも大山林道の支線であれば大山林道上の沢線とされていても良いはずですが、そうは記されていません。
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分岐の左折側であるウラシマナイ林道上の沢線の様子です。薄暗い森の奥へと雑草のワダチダートが延びていますが、しかし、ここは地理院地図にも記載されていません。なのでぱっと見しただけでは完抜けなのか、それともピストンなのかが分かりませんが、気になったのでちょっくら立ち寄ってみることにします。
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ウラシマナイ林道上の沢線に入線すると、すぐに浦島内川の支流伝いに緩く登っていきますが、ダートは意外とまとも。もしかしたら草ボーボーかもとビクビクしていたのですが、落ち着いた雰囲気で走り心地の良いワダチダート状態が続きました。
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しかし、このような山奥の支線林道ですれ違う車両があるはずもなく、静寂に包まれて静まり返ったウラシマナイ林道上の沢線のダートを進んでいくと、途中で斜面を駆け登って伐採現場へと向かう作業道らしき分岐を見かけました。しかし、ここは名のある林道ではなくて木材搬出系の林道みたいです。
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その後も枝分かれ式に作業道分岐を繰り返すウラシマナイ林道上の沢線。やがてどちらが本線なのかよく分からない分岐が現れますが、まともにやって来れたのはこの地点まででした。一応、本線だと睨んだ左折方向に進路をとってみますが・・・?
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あちゃ〜、すぐ先でダートが唐突に藪に埋没して廃道化しているじゃないですか。そしてよく眺めると、藪に埋もれた道筋がさらに森の奥へと続いているのが確認できましたが、ダートは自然回帰して前進不可能状態に陥っています。 なお、その先の道筋がなおも「林道」区間であるのか、それとも「作業道」であるのかについては不明ですが、しかし、この地点がウラシマナイ林道上の沢線の事実上の終点になっていることは間違いないみたいです。 |
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なお、分岐の左折側にもダートがさらに延びていますが、そちらは完全に作業道化しています。作業道ならではの酷く土塊だった路面と急勾配。そのような場所に立ち入ってみたところでロクなことがないのは明白であり、よって今来た道を早々に引き返してウラシマナイ林道上の沢線を退出します。
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大山林道との分岐まで戻って来ました。画像では手前が大山林道、左手がウラシマナイ林道上の沢線、前方がウラシマナイ林道になっていますが、道592へと退出すべくここからウラシマナイ林道に乗り継ぎます。
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大山林道からウラシマナイ林道に乗り継いだら、浦島内川沿いになだらかに下って進みます。深い森の中にワダチダートがどこまでも続きますが、それにしても優雅にカーブするワダチラインのなんとも美しいことよ!
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