ガソリン給油量 10.23L | 給油回数3回 | ガソリン代 1805円 | 総走行距離 258.1 km / ダート走行距離 58.2 km | トップへもどる |
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緋牛内林道との分岐は直進、併用林道平安林道に乗り継いでさらに進みます。ここまでくると下り坂の傾斜角度は極めて緩くなり、ダートはほとんど水平状態。小砂利の快適ダートを軽快に進んでいきますが、すると現れたのがこの左折分岐です。
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しかし、そこはダート分岐ではなくて、草むした広場と数棟のプレハブ小屋が立つなにかの施設らしき場所でした。入口にはトラロープが張られてバリケードが1基置かれていましたが、う〜ん、ここってキャンプ場だとか?
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あれ、違いました。入口脇にぽつんと立っていた案内板によれば、ここはキャンプ場ではなかったようです。しかし、いきなり「オホーツク森の家」とだけ言われても、はたしてどのような施設なのかよく分かりませんが、どうやら森の家というのは、宿泊も可能らしいオホーツクの森散策用の休憩所になっているくさいな。
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森の家のプレハブ群。「森の家」といえば聞こえは良いですが、工事現場で置かれているような粗末なプレハブ小屋ですなぁ・・・。そしていくら涼しい北海道とはいえ、真夏の炎天下に置かれたプレハブ小屋の中はおそらく灼熱地獄。窓はカーテンが閉じられており、ここ最近は利用されている気配はありませんでした。
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森の家を後にして併用林道平安線を進んでいきますが、ダートは「平安川」伝いに延びていて、やがて道すがらに細長く連なる牧草地が広がってきます。
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その後、道すがらの牧草地は広大なタマネギ畑に変わりましたが、そういえば北見市は生産量日本一を誇るタマネギ王国だったりするんだよな! 併用林道平安線のダートは平安川の谷間に沿って延びていて、道すがらには広大なタマネギ畑がどこまでも続きますが、こうもタマネギまみれだと、なんだか無性にカレーライスが食べたくなってしまうような景色ですね! |
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うほっ、収穫ホヤホヤのタマネギがこんなにもたくさん! ここ北見市は、国内で生産されるタマネギの4分の1は北見地域産と言われるほどタマネギ栽培が盛んな場所であり、日照時間が長くて昼夜の寒暖差が大きく降水量が少ないので、太陽をたっぷりと浴びて成長した良質で美味しいタマネギができるそうですよ。 そんな北海道のタマネギは2〜3月の春先に種を播いて8〜10月頃に収穫し、すぐに出荷するほかに貯蔵庫で乾燥させて翌年の4月頃までに出荷されますが、産地や品種によって出荷時期が異なり、また、貯蔵期間の違いによって美味しいタマネギが一年を通して食べられるというわけ! |
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ダート沿いにどこまでも連なるタマネギ畑を眺めつつ進んでいきますが、路肩に巨大な鉄カゴが置かれているのを見かけました。一瞬、「?」となりましたが、これはすぐに収穫されたタマネギ運搬用のカゴであることが分かります。
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路肩にこれでもかと用意されていたタマネギ専用の巨大な収穫カゴ。これを眺めただけでもタマネギの凄まじい収穫量が窺い知れるというものですが、それは北見産のタマネギを輸送する通称「たまねぎ列車」と呼ばれる専用の臨時貨物列車が、毎年8〜4月にかけて北見〜旭川間に1日1便で運行されるほどの量なんだぜぇ。
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タマネギ収穫の現場を眺めつつ併用林道平安線のダートは続きますが、やがて道すがらのタマネギ畑は再び牧草地に戻ります。すると現れたのがこの左折分岐ですが、分岐に立つ林道標によれば左折しているのは平安林道とのこと。
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併用林道平安線から左折していく平安林道を示す林道標。これによって左折側こそが純然たる「林道」であることがわかりますが、しかし、平安林道から平安林道が分岐しているという摩訶不思議な状況がとても紛らわしくて仕方ねーぜ! これって林道名に拘らない方には別にどうでも良い話ですが、このエリアって同じ林道名でも林道区間と併用林道区間が入り混じり、とてもじゃないけど、現地ではそれぞれの林道区間が把握できないほど複雑なんだよな〜。しかし、それだからこそ、じっくりと探索すると非常に楽しかったりもします。 |
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分岐の傍に設置されていたオホーツクの森の案内板と入林届ボックス。しかし、どちらも夏草ボーボーな藪にまみれて利用者はほとんど途絶している状態。ちょうどこの時は北海道がクマ騒動に見舞われていた真っ最中のことでもあったし、それになによりも真夏のクソ暑いこの時期に林道歩きをする酔狂はいないとみた!
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平安林道(併用林道)から左折分岐で開始している平安林道の様子。ワダチダートが牧草地を横切り、平安川を跨いで森の中に向かって延びています。ここはオホーツクの森の散策ルートにもなっているのですが、それにも関わらず、あからさまに草深くてちょっと立ち入りを躊躇ってしまうような状況ですね。 ちうなみに併用林道平安線は延長距離が2.0キロぽっきりですが、こちらの平安林道は6.9キロ。入線するとおよそ2.5キロで緋牛内林道に合流し、緋牛内林道との100mの併用区間を経た後に分岐して、最終的には卯越林道に接続しています。 |
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平安林道の分岐を直進して引き続き併用林道平安線の探索を続けますが、すると今度は右折分岐が出現! そして路肩にはこれまでに見かけた簡素な道標タイプとは異なった立派な看板タイプの林道標が立っていました。
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ほぅ、ここは延長距離4393mで民有林林道の尾藤の沢線というのか。卯原内ダムからここまでは国有林林道ばかり走ってきたのでなんだか新鮮でしたが、しかし、管理者名が端野町のまま。端野町は2006(平成18)年に常呂町、留辺蕊町と共に北見市に吸収されて消滅した町。なのに林道標はいまだ更新されていないようだな・・・。
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そして尾藤の沢林道の入口を眺めてみるとこんな感じです。ここは4キロちょっとで北見市「端野町忠志」地区に抜ける完抜け林道で、路面は簡易舗装されていましたが、途中には虫食いでダート区間も残存している模様。 しかし、路肩に繁茂する夏草で道筋は今にも埋没してしまいそうな心細い状況であり、なによりも簡易舗装されているのがマイナスポイント。どうしても立ち入る気が起きなかったですが、真夏の閉塞感抜群な藪漕ぎ系が好きな方はどうぞ! |
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そして尾藤の沢林道分岐を過ぎると併用林道平安線の終点はもうすぐそこでした。やがて緋牛内集落の無住となった廃屋が現れると、その傍でダートも終了してしまいます。林道標や道標の類はなにも設置されておらず呆気ないですが、おそらくここが併用林道平安線の終点とみて間違いないでしょう。 ちなみに最寄りの幹線道路はR39。道なりに市道を4キロほど進むと北見市「端野町一区」で国道に退出できます。そして国道を右折(北見市街地方向)すると、およそ3.8キロで国道沿いにエネオス端野SSが現れるので、この時点でガソリン残量が不安な場合は立ち寄って給油しておくのを忘れないようにして下さいね。 |
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ダート終了地点を振り返るとこんな感じ。時代を感じさせる緋牛内集落の廃屋木造家屋がポツンと淋しく残るその傍からダートが開始しています。というわけで卯原内ダムから林道を何本も乗り継いで延々とびるダートの終わりを確認したら目的は達成。もうここに用はないので、十字園に戻るべく併用林道平安線を引き返します。 ちなみに併用林道平安線の終点でもあり、林道名にもなっている「緋牛内」という地名ですが、その由来はもちろんアイヌ語。アイヌ語の「シュシュ+ウシ+ナイ」。日本語で「ヤナギの+群生する+沢」を意味するそうですよ。 |
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十字園に向けて併用林道平安線の砂利ダートを引き返し中・・・。ダート沿いには緋牛内集落の廃屋へと木製の電柱が淋しく立ち並んで電線が延びていますが、かつては生活道路も兼ねていたのでここは「併用林道」とされているのでしょう。
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行きがけにも眺めた広大なタマネギ畑。やはりタマネギがたっぷり入ったカレーライスを無性に食べたくなってしまいますが、高速巡航にて十字園へと急ぎます。
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尾藤の沢林道、平安林道の順に再び現れる分岐を直進して緋牛内林道分岐地点まで戻ってくると、行きがけにも眺めた緋牛内集落最奥の廃屋民家が見えてきました。 あの廃屋の傍を抜けて緋牛内林道の草深いダートが森の奥へと延びており、せっかくなので緋牛内林道→平安林道→卯越林道→オホーツク林道と乗り継いで十字園に戻ろうかとも考えましたが、探索時間の関係上それはパス。素直に併用林道平安線から併用林道緋卯林道に乗り継いで最短コースで十字園へと引き返します。 |
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その後、併用林道緋卯林道から併用林道峰越連絡道オホーツク線に乗り継いで、エンジンにモノを言わせて十字園への峠道を一気に駆け登りますが、途中で一瞬立ち止まり、道すがらの素晴らしい眺望をまぶたに焼き付けておくことも忘れません!
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ふぅ、ようやく十字園まで戻ってきました。十字園は北見市と網走市の境界の峠になっている場所で、4方向に行手が分かれる変形十字路があることは先述した通りですが、そのうち卯原内林道〜緋卯林道ルート(画像左上方向)および併用林道峰越道オホーツク線〜併用林道緋卯原林道〜併用林道平安線ルート(画像手前方向)の2方向はこれにて無事探索済みとなりました。 すると進むべきは残り2方向のいずれかになりますが、そのうちのオホーツク林道〜卯越林道〜118林班林道〜オホーツク林道ルート(画像直進方向)に進むと再び卯原内ダムに戻ってしまうので、探索時間の都合もあって今回はそちらはパス。展望台入口へと向かうオホーツク林道の続き区間(画像左下方向)に進むことにします。 |
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というわけで変形十字路を左折してオホーツクの森の展望台入口方向に進路をとりますが、こちらは卯原内ダム付近から開始していて、途中で越歳林道および卯越林道で分断されているオホーツク林道の片割れ区間であり、最終的には北見市「常呂町福山」で道7へと抜けることが可能です。 ちなみにここ十字園から道7に抜けるには数本の林道を乗り継ぐ必要があるのですが、でも探索時には途中の具体的なルートや距離までは把握しておらず、大まかなことしか分かっていなかったというのが正直なところで、迷宮じみた未知なる林道網のまっただ中で彷徨うのも一興であると進んでみたんだよな〜。 |
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