早秋紅葉ざんまい林道探索 浜通り地方林道 編 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2018.10.27 
浜通り地方林道編 [1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] 
・か・つ! 初探索からもう何年も訪れていなかったのですっかり忘れていましたが、ここには隙のない踏切ゲートがあったんだっけ。一見すると右脇から抜けられそうにも見えるのですが、巨石が置かれてそれをガードしています。これで馬場林道支線2号経由で小名沢林道へのアプローチはオシャカになりました。ちなみに小名沢林道ですが、反対側の「入道温泉」そばの入口にも脇に巨石の置かれたゲートがあるため、尋常な手段では立ち入ることはできないので念のため・・・。

薄木林道の紅葉
名沢林道は過去に探索済みなのであっさりと諦めて今度は「三株高原」へと向かいます。古殿町最高峰の「三株山(みかぶやま / 841.2m)」中腹に広がる高原地帯なので気候も寒冷であり、紅葉もそれなりに期待できそうな気がしたんですね。というわけで御斎所街道(県14号線)をいわき市方向に引き返して「薄木」で右折、前線鋪装の薄木林道に向かいました。伐採跡地に延びるなんてことのない鋪装林道ですが、すぐに心臓破りの急激な連続登坂路となって一気に標高を上げていきます。すると予想通り、途中では見事は色合いで紅葉する樹木を発見! 

薄木林道の紅葉

ススキ
木林道の県道からの入口の標高は266.5mですが、あっという間に標高400m地点を通過。空気感が高原らしく澄んだ冷たいものへと変化します。元々が伐採跡地の林道なので、道すがらに紅葉するような森はありませんが、道すがらの雑木や足元の雑草が紅葉していました。しかし、雰囲気的には地味目かな。

ツタウルシ
ンガンに登坂する途中では薄暗いスギの植林区間を通ります。スギばかりで広葉樹の姿は見当たりませんが、その代わりここではスギの幹が真っ赤に燃え上がる光景を目撃! 妖しいまでに赤く紅葉したツタウルシが見上げる高さまで巻き付いていました。その赤の美しさは極上級、まさに燃え上がるというに相応しい紅葉です!
ンジンにものをいわせて薄木林道の鬼坂をさらに登坂、標高500m近くまで一気に登り詰めていくと周囲の雰囲気が一変しました。赤や橙、黄色に褐色、赤紫など、紅葉カラーと言われる全ての色が林道沿いに溢れてきます。高原をゆく林道の空気は差冷たくて寒かったですが、ここは何度も何度も立ち止まって周囲の風景に眺め入ってしまいました。いわゆる紅葉の名所的な雄大感はありませんが、誰もいない林道の静寂さの中、ささやかな紅葉に取り囲まれた状況が素晴らしかったです。
してたどり着いた標高500mに位置する薄木林道の終点がここ。右折すると県135号線「蛇口」地区に、左折すると「三株山南登山口」経由で県71号線へと抜けられますが、本日のお宿は毎度お世話になっている塙町の「谷川の湯」としてあるので、そちらに向かうべくここは左折して県71号線へと向かいます。
→ 林道標を眺める!
→ 看板を眺める!
→ 看板を眺める!
木林道終点の左折側県71号線方向。こちらに進むと最終的には標高700mにまで達するので、秋の紅葉の頃には断然こちらを進む方がおすすめです。それにここから本日のお宿となる塙町の「谷川の湯」まで移動する場合、山裾の県道を遠回りで経由するよりも近道だし、なによりも途中で高原の紅葉が眺められます。

三株高原の紅葉

三株高原の紅葉

オオモミジ

オオモミジ
こが「林道」でないのは残念ですが、途中で眺めることができた三株高原の紅葉。荒涼とした秋の高原の中で眺める紅葉は美しく、紅葉林道探索の一日の最後を締めるに相応しい眺めとなりました。高原地帯の途中には美沢林道とかスマキ林道などもありましたが、今回は時間の関係もあってパス。「谷川の湯」へと直行します。
の後、鮫川村を通って塙町に入って到着した「谷川の湯」。というわけで本日の移動はこれで終了。ここもおなじみの鉱泉宿ですが、秋の一日を思い切り走り回った後は熱い鉱泉風呂に浸かって疲れを癒し、明日の紅葉林道探索に備えます。本日一日を振り返ると、世間一般的にはモミジやカエデ類は「色づき始めの頃」にあたるので、紅葉的には物足りなさは正直否めませんが、それでも早いタイミングならではの紅葉というものもあります。それが眺められたのでヨシとしておきますか!
→ 谷川の湯!
→ 探索終了(1日目)!
トップへもどる 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜