早秋紅葉ざんまい林道探索 浜通り地方林道 編 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2018.10.27 
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渡高野林道の平均標高はおよそ650m。中盤区間ではその辺りの高度を保ったコースが続きますが、やがて終盤区間に差しかかると下り坂で標高545mまで下っていきます。それだけ紅葉の気配が薄くなるのかと思いきや、コナラが紅葉していたり、先ほどまで完全に緑状態であったオオモミジの葉が半ば黄色に染まっていたりと、よく分からない展開。標高ごとによる紅葉の進行の差とともに、なにか目に見えないホットスポット的なその場所限定の影響があるみたいだな。

コナラ

コナラ

ヤマモミジ

ケヤキの落葉
の後、左折する葭平大沢林道の分岐を過ぎて少し進むと日渡高野林道の終点に着きました。突き当たる舗装路は大沢林道で、右折するとR49号線に至りますが、今回はそちらには向かいません。左折して「葭平」経由で県20号線への退出を目指します。そんな感じであった日渡高野林道の終点でしたが、ここでは秋晴れの空のもとで大きく枝を広げたコナラの紅葉が見事だったです。

コシアブラ
平に向かうべく大沢林道を左折、舗装路面の坂道を登坂して進みます。林道が延びるスギの木立にびっしりと囲まれた植林地帯の真っただ中は、昼間だというのにヘッドライトが地面を照らすほど薄暗かったですが、その薄暗さがスギ林の中に自生するコシアブラの透き通るようなレモン色をした黄葉を一層際立たせていました。

ウリハダカエデ
射しの差し込まない薄暗さの中でハッとするようなコシアブラの黄葉の美しさに目を見張りながら前進、標高670mほどに達すると林道は日当りの良い尾根筋付近を通過します。そしてここでは明るい陽射しのもと、深みのあるシブい赤紫に紅葉したウリハダカエデの若木を発見! 当初はヤマウルシなのかとも思いましたが、明らかにそれとは葉の形が違いました。モミジやカエデの紅葉としては時期尚早な今回の紅葉林道探索ですが、場所によっては早くもそれが見られたというわけ。
からずもウリハカエデの紅葉を眺めることができ、気分も上々でその後の下り坂を降りきって葭平の大沢林道終点にたどり着きました。終点は変形十字路となっていて分かり難いですが、すぐ左は先ほどの日渡高野林道の途中から分岐していた葭平大沢林道の終点で、前方右手はいわき市の超高密度林道密集地帯を縦断して県135号線およびR49号線に、そして前方左に進めば官沢林道入口の分岐経由で県20号線へと至ります。そしてこれからの予定としては、いわき市に隣接する古殿町に移動。大久田地区に位置するヲテマ国有林に延びる林道群へと向かいます。
沢林道および葭平大沢林道共通の終点となっていた変形十字路を斜め前方に左折、そのまま進むと先ほど通った官沢林道入口の分岐を再び通ります。ちなみにこの辺りは「超高密度林道密集地帯」と呼ばれる林道が複雑に絡み合ってかなり迷いやすいエリア。初めてやって来ると必ず道迷いをヤラかしますが、その心配を皆無とする素晴らしい地図を発見しました。それがこれなのでぜひ林道探索の参考に!
20号線に出たら小野町方向に進み、「遠野トンネル」を抜けて最初の曲がり角を左折して大熊林道へと入って大風林道に向かいます。当初はヲテマ国有林に直行する予定でしたが、地図を眺めて以前探索した大風・入定(大風)林道がそばにあることを思い出したので急遽予定コースを変更。そしてただ今、全線鋪装の大熊林道経由で見事なモミジが彩る里山の原風景的であった大熊田の集落を通過中・・・。
るとたどり着くのがこの地点です。大熊林道、大風林道、大風熊倉支線林道および大風・入定(大風)林道が相互に接続し合う標高360mの場所で、ここから大風・入定(大風)林道へと進みます。林道標は設置されていませんが、傍らに「大風川渓谷」と記された道標があるので迷うことはありません。ちなみにこの地点は十字路っぽく見えていますが、実は五叉路となっていて、すぐそばに荒れまくりの名無しダートの入口が存在していたりもします。
→ 道標を眺める!
→ 道標を眺める!
→ 看板を眺める!

コシアブラ
倉林道から大風・入定(大風)林道へと乗り継ぎ、大風川渓谷を目指して下り坂となったダートを進みます。淡い黄色の秋色に染まりつつある森の静けさは心地良く、路面の落葉をカサコソと踏みしめながらのんびりと下っていきます。

林道沿いの紅葉
体的に色づき始めの緑が多くて物足りなさは否めませんが、それでもよく眺めると薄い黄色や橙、褐色で目立たず静かに紅葉しつつ合った大風・入定(大風)林道。ちなみにこの林道は、以前はそのまま1本道状態で入定林道に接続して県20号まで抜けられたのですが、その後の路面崩落で分断される悲劇に見舞われています。今回、久方ぶりに再訪してみたところ、「林道改良工事中」の看板が立っていたので、林道の紅葉状況の確認と合わせてそこのところの現状確認もしておきますよ。

大風川渓谷の紅葉

渓谷斜面の紅葉
ぁ、やっぱり・・・。入線直後に開始する下り坂をダラダラと下っていくと入遠野川を渡る橋が現れますが、それより先はあからさまに荒れて廃道化している様子。林道を分断した自然災害は橋の前後の地点で発生していましたが、手前側は復旧したものの、その先は今もなお放置が続いていたなんて! 仕方ないので橋上から大風川渓谷の紅葉を眺めて今来た道を戻りますが、渓谷の標高は280mと低いので紅葉はまだこれからといったところでした。ちょうど色づき始めといったところかな。
→ その先の様子を眺める!

イヌブナ

イヌタデ

イヌタデ
も変わらず分断状態であった大風・入定(大風)林道を引き返して戻ります。帰りは行きの逆コースで登坂していくことになりますが、なに気ない路肩の足元でささやかな紅葉を発見。分断が続く林道の状況は残念でしたが、ハッとする深紅と黄色の絶妙な色彩の美しさがそれを慰めてくれました。

林道沿いの紅葉
風・入定(大風)林道を引き返して大風林道を進んで県138号線に突き当たれば、そこが大風林道の出口です。なに気ない県道からの曲がり角ですが、なんと、県道の路肩には赤く色づくモミジの紅葉が! しかしできれば大風川渓谷で赤いモミジを眺めたかったなぁ・・・。ちなみに県道への出口地点は標高500m。あまり実感できませんが、大風川渓谷から220mも標高が高い場所となっています。
138号線を鮫川村方向に進み、サクラの古木で有名な「越代のサクラ」を過ぎた先で左に折れて古殿町大久田(おおぐた)地区のヲテマ国有林に向かうと、やがてY字分岐が現れるのでここは左に進みます。そしてここは標高640mほどの地点。いわき市からより内陸に位置する阿武隈高地に位置しており、寒冷な高地らしく、道すがらに雑木と薮が赤や黄色に紅葉しているのが見られました。
→ 道標を眺める!

ツタウルシ
岐を左手に進むとすぐに路面はダート化。その先で「ヲテマ」と記された国有林看板とヲテマ土場の看板が現れます。いよいよここから国有林内へと進みますが、行く手の森の木々には鮮やかな赤や褐色が点在。深まりゆく秋の気配でシンと静まり返ったダートに、なおいっそうと秋色を添えていたんだっけなぁ。 
→ 看板を眺める!
→ さらに紅葉探索を続ける!
→ 探索中止!
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