2024 雪景色を求めて適当に東北旅 〜男鹿・津軽・八甲田・下北〜 2月3日(土) 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
2日目  盛岡市→ 鹿角市「大湯温泉 Oyu onsen元の湯旅館 もどる  






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おお、これが大釜温泉の露天かぁ! 浴槽にはパイプからコポコポと熱い湯が注がれていて、そして氷点下の冷たい外気に晒された湯面からは湯煙が立ち上っていました。大量の雪に取り囲まれた雪見温泉状態ですが、マッパーでデジカメを構えていると寒くてたまらず、撮影もそこそこに速攻で湯に飛び込みました。







コポコポコポ・・・。パイプで熱い源泉が注がれ続けていた大釜温泉の露天。手で触ると火傷しそうなほど湯が熱いのは内湯と同じでした。







酸性含砒素ナトリウム塩化物硫酸塩泉の湯が身体に染み渡ります。真冬の露天は湯がぬるいと寒くて浴槽から出られなくなりますが、ここでは常に熱い湯が注がれ続けているのでそのようなことはなかったです。そして湯に浸かった首から下は暖かいのに顔は外気で痛いほど冷たいという、このギャップが最高だな。

というわけで、大釜温泉の雪見露天を堪能したら鹿角市の大湯温泉に向けて出発しますが、玄武温泉、大釜温泉と立て続けに2湯入浴したので、今日は日帰り温泉はもうお腹いっぱい。あんまり入り過ぎると逆に体力を奪われてダルくなるし・・・。







大場温泉を後にしたら、秋田内陸縦貫鉄道沿いに通称「秋田マタギロード(大覚野街道)」と呼ばれるR105経由で「北秋田市(旧鷹巣町)」の「鷹巣」に抜けて、十和田湖南の玄関口である鹿角市の大湯温泉を目指しますが、せっかくなので途中で通りがかる「田沢湖」をぐるっと反時計回りで1周しておきました。







湖岸を県38→県247→県60のルートで反時計回りに進んで眺めた田沢湖を取り巻く雪化粧の山々。あの山々の向こうには「宝仙湖」があって、さらにその先には「玉川温泉」があるんだよな。今のところはまだ本格的な林道探索調査はしてませんが、興味をそそられるエリアだったりするのでそのうちにね。

周囲20km、日本最大の水深(423.4m)を誇る田沢湖ですが、ここは内陸型積雪寒冷地気候に属し、冬は寒くて夏は暑いという四季のはっきりした場所。

1986(昭和61)年と1990(平成2)年の冬には-16℃を記録した一方で、夏には33℃の暑さを記録しており、積雪量は平地でも1mを越え、山間部では2mを越えるらしいです。ただし、それはもう以前の話。近年は暖冬化が急激に進んでいるためか、訪れたこの時も積雪量は本当に少なかったです。







田沢湖を眺めたらR105へと進み、「旧阿仁町」の比立内を通り過ぎてひたすら北上していきますが、これは途中「笑内(おかしない)」で国道から左折してトンネルを抜けた先にある狩猟集団「マタギ」で知られた「根子(ねっこ)」の集落。

訪れたのは2016(平成28)年の夏のことですが、もちろんそれは民俗学的な探究ではなくて、根子集落に起点がある阿仁林道を探索するためでした。







根子〜湯口内(R105)間を延長12779mのフラットダートで結ぶ阿仁林道。途中で左折分岐していく姫ヶ岳林道とセットで探索するのがおすすめの林道ですが、探索したのは今を遡ること8年前か。いやぁ、懐かしいぜぇ!







さらにR105を北上すると「旧森吉町(現北秋田市)」に入り、「阿仁前田温泉駅」付近で県309に右折して進んでいくと、やがて「森吉ダム」にたどり着きますが、付近一帯には奥羽山脈の広大な森が果てしなく広がっています。もちろんこの広大な森にも林道があって、そこはかつて林道探索で訪れた場所。







そしてその折に宿泊したのが森吉ダムの少し手前の湯ノ沢温泉にある「湯の沢湯本杣温泉旅館」。ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉の内湯のほかに、旅館の中庭に大きな露天風呂がある山奥の温泉旅館で、それ以来、何度か秋田方面の林道ツーリングや冬季のドライブ旅でお世話になっています。







マタギであるご主人が経営する宿は温泉、料理共に素晴らしく、特に雪がたっぷり積もった頃の厳冬期に泊まるとなかなか味わい深かったのですが、ご主人の高齢化によって数年前から冬季休業するようになっているのが残念。







森吉ダムの上流、さらに県道を遡った先に入口がある六郎沢林道です。広大な森林地帯を東西に縦断して旧森吉町から鹿角市を結ぶダート林道で、接続する夜明島林道とセットで探索することで、およそ23kmの連続ダートが楽しめたんだよな!

六郎沢林道を探索したのは2012(平成24)年ですが、ダートは区間的に荒れていて、かなりドキドキしつつ夜明島林道へと通り抜けたことを懐かしく思い出します。







六郎沢林道から乗り継いだ夜明島林道です。この時は2本の林道を乗り継ぐことで旧森吉町から鹿角市へと最短ルートで通り抜けできたのですが、しかし、現在は路面崩壊によって通り抜けできない状態に陥っているとかいないとか・・・。







とまあ、そんな感じで過去に探索した林道を懐かしく思い出しながらR105をのんびりと北上し、鷹巣からは秋田道→東北道と高速利用で進み、鹿角市の十和田ICで高速を降りたらR103を十和田湖方面に進んで大湯温泉に到着!

そして大湯温泉で宿泊するのは、国道のメイン通りから一本裏道に入ったとことろにある「川原の湯浴場」のちょうど前にある「元の湯旅館」さん。







お、共同浴場も健在だな! 元の湯旅館のすぐ目の前にあるので、営業時間終了間近や誰もいない早朝を狙って入浴したいですが、入浴料はたったの200円。







元の湯旅館の玄関です。レンタカーを裏の駐車場位に止めたのち、到着を告げるとすぐに奥から宿のお婆ちゃんが出てきましたが、久しぶりだなぁ! 元の湯旅館に初めて泊まったのは確か8年前の夏の林道ツーリングでのことでしたが、それ以来、夏とか冬に何度かお世話になっている温泉旅館だったりします。

ご覧の通り、レトロな雰囲気が漂う昭和チックな昔ながらの旅館ですが、創業は昭和初期とのこと。鉱山労働者の保養所として開業したのがルーツなんだって。







通されたのは裏の駐車場に面したいつもの部屋。初めて泊まった時もこの部屋でしたが、元の湯旅館に泊まると必ずこの部屋に通されるんだよな。







宿に到着したら旅装を解いて寛ぎますが、大湯温泉には6つの旅館と1つの日帰り温泉施設、そして4つの共同浴場(川原の湯、下の湯、上の湯、荒瀬)があるので、初めての方は夕食までの時間潰しで湯巡りしてみるのもいいかもね。でも外は寒いし、すでに共同浴場は入浴済みなので部屋に閉じこもって湯巡りはパス。







元の湯旅館の24時間いつでも入浴可能な浴場です。浴場に入るとムワっとした湯煙とほのかな温泉臭が漂っていましたが、湯は無色透明なナトリウム-塩化物泉。加水なしのかけ流しが嬉しいですが、しかし、湯の熱いこと! 風呂桶でジャバジャバと表層をしばらくかき混ぜ続けないと熱くて湯に入れなかったぜぇ。







浴槽にコポコポと注がれ続ける源泉。元の湯旅館は「元の湯」というだけあって自家源泉を保有していますが、源泉温度が69.7℃と高温なので、いったん外付けのタンクに貯めてから男湯、女湯へと引き湯されているそうです。







ふぅ〜、寒い冬の季節は温泉がマジで最高! なにせ源泉温度が高いので、なかなか湯船に身体を沈められませんが、いったん湯に浸かればすぐに全身がポカポカに温まります。結局、宿に滞在中、5回も入浴しちゃいました。







入浴後は夕食ですが、うむ、まあ、こんな感じかな。そもそも元の湯旅館は美食目的で泊まるグルメ旅館ではないし、きり盛りする宿の女将さんも高齢。それにここは大湯温泉の中でもリーズナブルなお値段設定の宿だしね。

というわけで献立は以下の通りですが、膳に並んだ料理をぱっと見すると豪華なのか質素なのかよく分かりませんなぁ。しかし、元の湯旅館には何度も泊まっているので、夕食の内容云々については承知済み。別に気になりません。

豚肉の寄せ鍋・赤身マグロのお刺身・焼きジャケ・フキの煮物
白菜の漬物・白いご飯







晩酌は「お酒」。寒いので女将さんに頼んで熱燗にしてもらいましたが、シーンと静まり返った誰もいない大広間で独りチビリチビリと酒をすすっていると、なんだか世の中から取り残されたようで侘しさもひとしお。冬の東北旅の詫びしい旅情がことさら強く感じられて仕方なかったぜぇ・・・。







夕食を食べてお酒も飲んだらあとは温泉に入って寝るだけ。結局、今日一日なにをしていたのかよく分かりませんが、とにかくこれでおやすみにゃさい・・・。

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