2024 雪景色を求めて適当に東北旅 〜男鹿・津軽・八甲田・下北〜 2月4日(日) 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
3日目  鹿角市→ 能代市「船沢温泉 Funazawa onsen もどる  






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大湯温泉元の湯旅館で迎えた旅の3日目の朝。まずは朝風呂に入り、その後、午前7時になったら大広間に向かって朝食をいただきます。

なお、林道ツーリングの時も含めて宿の朝食時間は、いつも午前7時もしくは7時半でお願いしています。宿の都合で午前8時からの場合もたまにありますが、林道探索的にはそれだと遅過ぎなんだよな。一度、静岡県大井川方面で朝食が午前9時という某民宿があって、「遅いんだよ!!」とブチ切れたことがあったけどさ。







朝食は夕食と同じで、観光客で賑わっていた昭和の頃は宴会場に使われていた大広間にて。すでにおかずを乗せた膳やポットが畳の上にポツンと置かれていましたが、昨夜の宿泊客は当方だけだったのか、なんとも寂しい限りです。







白いごはんは炊飯ジャーからセルフで茶碗によそっていただく方式。これだと好きなタイミングで好きなだけお代わりできるのがいいですね。基本、宿の茶碗は小さいので、何度もお代わりを伝えるのは面倒くせーし。







おお、これは嬉しい心遣い。味噌汁は卓上コンロで保温されていて、常に熱々状態のものがお代わり自由状態でした。世間一般的に宿では味噌汁のお代わりができない場合がほとんどですが、うん、こいつは嬉しいな!







とういうわけで元の湯旅館の朝食です。さすがに焼きシャケとかの焼魚系がないのは寂しいですが、ガッツリ白米を食べてお腹一杯になるだけならおかずはこれで十分。味噌汁もお代わり自由だし。というわけでこの日の朝食メニューは以下の通り。

たらこ・ホーレン草のおひたし・納豆・たくわん・梅干し・温泉たまご
味付け海苔・豆腐の味噌汁・白いごはん







旅館の朝食では定番の温泉たまご。さすがに大湯温泉の源泉で作ったやつではないので、温泉たまごっていうよりも超半熟たまごってやつですね。







でた、NKG! すなわち「納豆かけごはん」ですが、納豆は熱々の白米に乗せて食うのが一番! したがって朝食は納豆と熱々な味噌汁さえあれば、それだけで白いごはんが何杯でも食べられちゃいますなぁ。

そんなこんなでNKGでお腹いっぱい朝食を食べたら宿を出発しますが、今日の目的地は秋田県「能代市」。冬の男鹿半島って訪れたことがなかったので、東北道、秋田道経由で昭和男鹿半島ICまで一気に移動して男鹿半島をぐるっと一周します。そしてその後は日本海伝いに北上して能代市の「船沢温泉」に泊まる予定です。







ちなみに大湯温泉付近にある林道といえば、R103を「十和田湖」方向に4kmほど進んだ先に荒川林道の入口があります。

荒川林道は「鹿角町」のR103から「杉沢山(734.2m)」の山腹を巡って「小坂町」の県2(大館十和田湖線)方面に至る山深い完抜峰越え林道。ちょうど森のクマさんによる人身事故が多発していた頃でしたが、そんなことは全く気にせず喜び勇んで荒川林道に突入したのは8年前の2016(平成28)年の八月のこと。







しかし、荒川林道のダートは途中で草ボーボーとなり、藪に埋もれて廃道化していたため道半ばにして勇気ある撤退を発動。以来、荒川林道を再訪することなく今日に至っていますが、まあ、過去にはそんなこともありました。







元の湯旅館を出発して鹿角市を後にしたら、高速に乗って「大館市」、「北秋田市」と進んでいきますが、この辺りで最も思い出深い林道といえば秋田県「旧田代町(現大館市)」から青森県「旧相馬村(現弘前市)」とを結んでいた田代相馬林道

画像はもう19年前のことになる2006(平成18)年9月に訪れて、青森県との県境に位置する「長慶峠(716m)」を通過した時のものですが、この頃はまだ血気盛んで、ガンガンにダートを突き進んだものですが、う〜ん、懐かしいなぁ!







そんな思い出の田代相馬林道も現在は県境付近で区間的に廃道化してしまい、県境を越えて通り抜けできなくなってから久しいですが、これは初探索から9年後の2017(平成29)8月に再訪した時の長慶峠。もはやかつての面影はなく、峠も含めてダートは草ボーボーに荒れ果てていたんだっけ・・・。







その後、秋田道をさらに進んで今日の宿泊予定地の能代市をいったん通過。そのまま秋田方向に南下して昭和男鹿半島ICで高速を降りたらR101を男鹿半島方向に進んで、「男鹿市」のJR男鹿線の終着駅「男鹿駅」からほど近い「船川漁港」にある「道の駅おが なまはげの里オガーレ」に到着しました。

天気は今にも雪が降ってきそうな曇り空。道の駅は男鹿半島を海岸沿いの県59で一周する場合、半島の南側の付け根に位置しているので、休憩を兼ねて立ち寄ってみたわけですが、さっそく道の駅に併設された「オガーレ」に入ってみると・・・。







うわぉ、カニじゃ、カニじゃ〜っ! オガーレに入って鮮魚コーナーを覗いてみると、男鹿の特産「ズワイガニ」が! 日本海のカニといえば、福井や兵庫、鳥取、島根県で水揚げされるズワイガニ(松葉蟹)がぱっと思い浮かびますが、秋田県の男鹿半島もズワイガニが特産品だったりするんだよな!

売られていたのはもちろん船川漁港で水揚げされた刺身用のカニ。お値段はサイズによってまちまちでしたが、お得なやつはすぐに売り切れてしまうらしく、残念ながら訪れた時は10800円(上)と2000円(下)のやつが残っていただけ。1万円もするのではとてもじゃないけど手が出ませんが、うむ、遅きに失したみたいだな・・・。







うおお〜、毛ガニじゃ〜、毛ガニ祭りじゃ〜っ! ズワイは食べたいけれど先立つものが・・・、というわけでもっとお手頃価格なカニがないかと思っていると、「毛ガニ(メス)」が売られているのを発見しちゃいました!

サイズは小さいですが、お値段は5001000円くらい。しかし、毛ガニのメスが売られているのは珍しいな〜。各地の漁場ではメスはほとんどが禁漁とされており、商業的流通もほとんど皆無。獲ったら捕まるし、仕入れたり売っても捕まります。したがって店頭で売られている毛ガニって普通はオスだけなんだよな。

ただし、オスの毛ガニの甲羅の中に、別の種類のメスの卵(内子)を移してメス毛ガニとして販売するのはOKだったりします。よく使われるのは「クリガニ(栗蟹)」で、毛ガニよりも安くてメスも禁漁対象ではないので、そうすれば安い「メス毛ガニ」が出来上がるというわけ。なのでメスの毛ガニを購入する場合は要注意!







カニは諦めて道の駅を出発。冬の海と漁村風景を眺めながら県59を海岸伝いに進んでいきますが、やがて男鹿市「船川港小浜」を通り過ぎると「ゴジラ岩」と記された看板を発見! 急ぐ旅でもないし、ちょっと立ち寄ってみます。







潮瀬崎 cape shiosezaki
潮瀬崎は波に侵食された平らな地形(波食台)が少し隆起したものです。
ここでは約3000万年前の火山の噴出物である火山礫凝灰岩が風化によって独特の形に削り出されており、
自然の美熟館ともいえるジオサイトです。

ゴジラ岩 / 怪獣ゴジラにそっくりなことから、平成7(1995)年に名付けられました。
特に口元に夕陽と夕焼け雲を重ねた「火を吹くゴジラ」が人気です。

帆掛島 / 帆掛船の帆に似ているということから名付けられた島です。
高さは30mで男鹿半島では最も大きな岩です。

双子岩 / よく似た岩が二つ並んでいます。
もともとあった岩石の割れ目にマグマが入り込んで固まった岩脈(高角度)、
岩床(水平)を見ることができます。

付近には、ゴジラのしっぽ岩、ガメラ岩、カメ岩などたくさんの岩があります。
自然が様々な彫刻をつくり出しています。

見学所要時間 約15分
男鹿国定公園 / 日本の奇岩百景
男鹿市
へぇ〜、なるほどねぇ。男鹿半島といえば「ナマハゲ」が有名ですが、しかし、なんといっても男鹿半島の魅力は、「潮瀬崎」のある南から西の「戸賀湾」を通って、「入道崎」へとぐるっと回り込んで続く変化に富んだ海岸美なんだよな〜。







大きく海に突き出した潮瀬崎。案内板が設置されている県道から潮瀬崎の先端までは320mほどで、その先端には「塩瀬埼灯台」が立っています。

とりあえず灯台のある方向に歩いて行きますが、しかし、ここは海風が猛烈に冷たかった! 冬の晴れ間というやつで、雲間から顔を出した太陽で潮瀬崎は明るさに満ち溢れていたものの、その寒さはすぐに鼻水が垂れてくるほどでした。







灯台へと続く電柱にはゴジラのシルエットが描かれた道標が。電柱をたどっていけば「ゴジラ岩(Godzilla Rock)」にたどり着けるみたいです。







これがゴジラ岩? やがてゴジラ岩とおぼしき場所にたどり着きましたが、でも接近し過ぎたためか、ゴジラの形が全然分かりませんでした。







参考までに夕日と夕焼け雲が重なった「火を吹くゴジラ」はこんな感じ。というわけで潮瀬崎は「行ってみたい夕日絶景ランキング」で全国2位(2018 / 平成30年)になったこともあって、観光客やアマチュアカメラマンに人気のスポットですが、しかし、今は真冬の2月。潮瀬崎に人の姿は皆無だったけどさ・・・。







潮瀬崎の右手、すなわち東方向には「帆掛島」が見えていました。平べったい屏風のような垂直の壁がそびえ立っていますが、こう見えて高さは30mもあります。そしてあれは「岩」ではなくて「島」らしいですよ。







おお、あれが潮瀬崎に立つ塩瀬埼灯台か! 塩瀬埼灯台は1955(昭和30)年に完成した灯台。黒々とした岩礁に灯台の白さが映えてとてもきれいでしたが、灯台は海に突き出た岩礁地帯の先端に位置しているため、冬は風雪で海が荒れることも多く、波や風で危なくて近づけないこともよくあるそうです。ちなみ諸元は以下の通り。

灯高 / 18m(平均水面から灯火中心)
光達距離 / 12海里(22.224km)
高さ / 9.3m
灯質 / 単閃白光(毎3秒に1閃光)







結局、海風の寒さに耐えかねて灯台までは行かず、途中で車に引き返します。なお、潮瀬崎では海風で雪が吹き飛ばされるのか、県道や平地では積雪していたのに、海岸では雪は積もっていませんでした。

でもその代わり、冬の風物詩「波の花」・・・すなわち、厳季期に岸辺の岩に打ち付ける荒波が白い泡となって風に吹かれて花のように舞い上がる現象がみられ、潮瀬崎の海岸は白い泡だらけになっていました。







潮瀬崎を過ぎたら海岸伝いに時には波打ち際を、あるいは断崖の上を、狭いくねくね道を男鹿半島西部の「戸賀湾」方向に進んでいきます。海辺に点在する集落と集落の間の山道では積雪していましたが、積雪量は大したこともなし。







ただし、天候の変化は非常に目まぐるしかったです。つい先ほどまでは晴れ間が出ていたのに、ちょっと山道にさしかかった次の瞬間、辺り一面が鉛色に包まれて風雪が激しく吹き付けるなんてこともしばしばです。







その後、戸賀湾を過ぎた少し崎で県121に左折。男鹿半島北部の人家や集落の途絶えた無人地帯を7kmほど進んで「入道崎」を目指しますが、男鹿半島先端の台地になった草原地帯を進んでいくと・・・。







やがて入道崎に到着しました。「入道埼灯台」が建つ入道崎は男鹿半島を代表する観光スポットで、海を見渡す駐車場は広く、駐車場の脇には食堂や土産店が軒を連ねています。夏から秋にかけての観光シーズン中は多くの観光客が訪れますが、しかし、今は雪混じりで寒風が吹き荒む2月。

広大な駐車場には昼寝中であった外回りらしき営業車が1台止まっていただけで、観光客はもちろん、人の姿は全くありませんでした。







うぅ、寒いっ! 車のドアを開けた瞬間、海からの冷たい強風が吹き付けて顔が痛いくらいでしたが、ちょっと付近を散策してみます。まずは入道崎の右手(東)を眺めてみますが、そこに建っているのが白黒のゼブラ模様をした入道埼灯台で、その足元にある小さい小屋は「灯台資料展示室」。







入道崎から正面に眺めた日本海ですが、冬の海は寒々しい限りだなぁ。吹き付ける海風には時折小雪が混じり、目の前に広がる海も黒々としています。

今日は海も静かですが、冬の男鹿半島では海が時化て荒れる日が多く、入道岬付近では1966(昭和41)年2月9日に男鹿市船川港の漁船「第7千章丸」が入道崎南方800mの通称「レテニ岩」付近で座礁。乗組員8名全員が死亡する遭難事故が起きていますが、入道埼灯台のそばにはその第7千章丸の慰霊碑が建立されています。







こちらは入道崎の右手となる南西方向ですが、海辺には小雪混じりの海風に吹き晒しとなった草原が広がっています。夏の頃は最高に爽やかな場所になっていそうですが、真冬の今は寒くて凍えそうなだけ。とにかく風が強いので、少しくらいの雪は全て吹き飛ばされてしまうのか、ここも雪が全く積もっていませんでした。

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