2022 北海道林道探索ツーリング 7月31日(日)晴れ 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
4日目[4]  広尾町「広尾 Hiroo→ 浦幌町「浦幌 Urahoro もどる  






ガソリン給油量 7.15L 給油回数3回 ガソリン代 1219円 総走行距離 205.9 km / ダート走行距離 66.6 km トップへもどる


あぁ、遠いなぁ・・・。現在、豊頃町のGSに向かって道318をハイスピード移動中。小花林道の出口から豊頃の町まで35キロも移動するわけですが、それはおおよそ東海道本線の東京駅〜東戸塚駅間の距離に匹敵します。

信じられる? それって例えれば、東京都千代田区からだと神奈川県横浜市までの間にGSが1軒もないってことなんだぜぇ! ちなみに、小花林道の出口からは幕別町忠類のGSに向かう方が移動距離は近いですが、その代わりGSから久保長節林道入口までの距離が長くなるので、結局はどんぐりの背比べってな感じです。







途中、後方より追い付いてきたバイクと2台で連れ立って延々と走り、ようやくホクレン豊頃セルフSSに到着しました。ハイオクL / 169円で満タンで3.69L(624円)の給油でしたが、これで一安心! 追い付いてきたバイクも給油目的だったようです。







給油を終えたら十勝川に架かる道882の「茂岩橋」を渡り、ひとまずセイコマ豊頃役場前店でアイスコーヒー(100円)を飲んで小休止です。おにぎりでも買ってお昼にしようかとも思いましたが、今日もお昼は抜き! 探索予定の林道がまだ控えているので、ここで悠長にのんびり昼メシ食ってる場合じゃねーし!







というわけで豊頃町役場前の道882から、道320→道210→道318と乗り継いでやってきた久保長節林道の入口です。「造林沢川」に架かる「佐々木橋」のたもとから砂利ダートが開始しており、ここが林道の起点になっているみたい。







なぬ?! 某ツーリングマップルには「久保長節林道」と記されていますが、しかし、現地で見かけたのは千望山林道と記された林道標のみ。久保長節林道を示す林道標はありませんでしたが、林道の途中にある「久保の森」の看板が立っているので、場所はここでいいはず。

某ツーリングマップルは林道の大まかなコースとだいたいの場所を知るには便利ですが、基本的に林道名などの記載情報はかなりいい加減で大雑把なので、100%信頼しちゃうと、こういうことになるんだよな〜。







入線早々にして久保林道発見! 道318から千望山林道の砂利ダートに突入して造林沢川伝いに進んでいくと、すぐに支線林道の左折分岐が出現。真新しい林道標が設置されており、それによれば左折するダートは久保林道というらしいです。







これがその真新しい林道標。正確には「林道」ではなくて「林業専用道」と記されていますが、事実上は林道と変わりないですなぁ。それと同時にカッコで「規格相当」とも記されていましたが、なんか微妙な感じ。ここって林道なんでしょ?







途中、造林沢川と並走する水際コースを交えながら、千望山林道の僅かに緩い勾配となった走りやすいダートが続きます。何日か前に降った雨が乾ききらず、土が湿ってヌタっている箇所も見かけましたが、基本的には手入れがなされて快適状態でした。







続いて今度は202林班林道の左折分岐が現れました。比較的最近道が開設されたのか、それとも作業道が最近「林道」として昇格したのかわかりませんが、やはり真新しい林道標が路肩に設置されていました。

そしてこの202林班林道の奥ですが、平日などには大々的に林業作業が行われているらしく、作業員用と思われる移動式便所が分岐の傍に置かれていました。しかし、真夏の暑さで蒸し風呂状態になった臭気漂う便所の中・・・非常に怖そうです。







分岐地点に設置されていた202林班林道の真新しい林道標。記されている文言は手前で見かけた久保林道と全く同一で、やはり「林業専用道(規格相当)」と記されていましたが、だから「規格相当」ってなんなんだよ〜。







202林班林道の分岐を過ぎてしばらく進むと、登り坂が少し急になって道すがらに「久保の森」が現れます。林道沿いの森の一角が「森林学習」や「森林レクリエーション」の場として利用されている森なのだそうです。







しかし、誰もいない真夏の久保の森は夏草が繁茂しまくって草ボーボー状態。真夏の頃はギラつく直射日光がとても暑くて森林学習どころじゃないらしく、通りがかった時には人っ子ひとり誰もいませんでした。







そしてこの久保の森地点で再び千望山林道の林道標を発見しました。道318からの入口に立つ林道標には延長15868mと記載されていたのに、ここでは11884mと記されています。おそらく道道側に設置された林道標記載の延長距離が正しいと思われますが、紛らわしいな、ここ。ちなみに前方左に見えている分岐は久保の森への入口です。







久保の森を過ぎてしばらく進むと、今度は名無し系のY字分岐が出現。林道標はおろか標識の類はなにもないので進むべき方向に迷いますが、ここは右折します。







さらに500mほど進むとここで再び左折分岐が現れます。やっぱり標識の類はなにもありませんが、ここは直進します。なお、未突入につき真偽のほどは未確認ですが、どうやら左折分岐は手前の分岐と繋がっている迂回ルートっぽいな。







名無し系ダートの分岐に迷いつつも順調に本線を進んでいきます。ダートは基本的に走りやすいのですが、路面補修で撒かれた砂利のせいでズルズル気味な区間もあり、所々で林道重機のキャタピラ跡が刻み付けられていました。千望山林道では定期的に路面補修が実施されているみたいです。







軽く山越えしている峠の辺り。いかにも眺めの良さそうなビューポイントが現れそうな雰囲気ですが、千望山林道で見晴らしが効いたのはこの地点くらいだったかな。でも、見えているのはどこまでも広がる十勝の丘陵地帯の森だけです。







無名峠を越えるとダートは下り坂に転じます。といってもなだらかな下り坂が続くだけで道中、これといった険しい区間は特にありません。のんびりとご機嫌に下っていきますが、ここで直進していくダート分岐が出現! しかしここ、「林道」なのか「作業道」なのかがはっきりしません。







分岐の股の地点に立っている木製の標識ですが、「道有林林道」の記載と共に「ポン長節基幹作業道」とも記されています。一体、林道なのか、それとも作業道であるのかがはっきりしませんが、これを設置した担当者も林道と作業道の違いの認識がイマイチ曖昧なのかもしれません。とりあえず両方記載しておけって感じでしょうか?







オフバイクがダートに刻みつけたタイヤ跡もなく、対向車も全く現れなかった千望山林道。とにかく延長距離が長いので、ある程度スピードを出して進んでも、見えてくるのはどこまでも続く同じ森の景色ばかり。次第にどれほどの距離を進んできたのか分からなくなってきますが、それがまたいいんだよな!







そんな千望山林道のダートには森のクマさんのブリブリな落とし物がやたらそこかしこに・・・。気づくのが遅いとグチャリと踏んでしまうので、クマさんとの予期せぬ遭遇はもちろんですが、それ以上に「踏んづけ」には気をつけます。

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