2022 北海道林道探索ツーリング 7月31日(日)晴れ 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
4日目[5]  広尾町「広尾 Hiroo→ 浦幌町「浦幌 Urahoro もどる  






ガソリン給油量 7.15L 給油回数3回 ガソリン代 1219円 総走行距離 205.9 km / ダート走行距離 66.6 km トップへもどる


その後現れた路面補修区間を走行中。林道重機で路肩を掘削、幅員を回復させてたっぷりと砂利が撒かれていましたが、ザクザクに敷き詰められた砂利は深くて油断すると転倒するレベル。見かけ以上にかなり走りにくかったです。







峠越えの後、なだらかな坂道を下っていくとすぐ終点にたどり着くのではなくて、その後もダートは途切れることなく延々と続きます。名無し系のダート分岐が頻繁に現れますが、基本的には下り方向に進めばいいのでさほど迷いません。







終盤区間で標識未設置な悩ましい分岐を繰り返す千望山林道。前方から下ってきた場合は楽勝ですが、逆方向からだと、進むべき方向を間違える可能性がとても高い区間になっています。手前から眺めるとどちらが本線なのかさっぱりだし。







その後、幕別町長節で町道に抜け出して千望山林道の終点に無事到着! 途中、深砂利で走りにくかったりもしましたが、延長15キロにもおよぶ連続ダートは走り応えもあって存分に楽しめました。しかし、これで終わりじゃありません。次は同じ幕別町、千望山林道終点のすぐそばにあるワッッカリベツ林道に向かいます。







その間に終点に立つ林道標を眺めておきますが、あれ? なんと、こちら側は「久保長節林道」となっているじゃないですか!

とすると千望山林道と久保長節林道とは、1本道状態でどこかで接続し合っていることになりますが、しかし、延長距離の表記が消されているので、どこまでが久保長節林道なのかが特定できませんなぁ・・・。







ワッカリベツ林道入口に到着。しかし、この辺りはとうの昔に離農した農家の廃屋や放棄されたサイロばかりの淋しい場所でした。車両の通行が全くない舗装路が延びているだけで、民家もほとんどありませんが、そんな場所からダートが開始しています。

千望山林道終点からは1キロほどの場所ですぐにたどり着きますが、しかし、林道標が設置されていません。なので、ここで間違いないかと不安になりました。







ワッカリベツ林道に突入すると、まずは半ば放棄された牧草地の中を突っ切った後、ダートはすぐに前方に広がる森の中へと入っていきます。路面は砂利がほとんど洗い流されて、半分土質っぽい状態。四輪のタイヤ跡が刻み込まれたりしていましたが、探索時には土が乾いていたので走りやすいかったです。







林道標発見! 森の中に進んでしばらく進むと、左の路肩に青い鉄板タイプの林道標が現れました。これによってワッカリベツ林道で間違いのないことが判明。となれば、心配の種は道320へと無事に通り抜けられるかどうかくらいだな。







路肩に掲げられていたワッカリベツ林道を示す林道標。林道名と幅員、延長距離が記されていましたが、よく眺めると、林道標に直接記されているのではなくて、それらの情報が印字された鉄板が林道標に貼り付けられています。察するに、文字がかすれて消滅してしまったための苦肉の策なのでしょう。







林道標設置地点を過ぎてなおも進んでいくと、やがて左折分岐が現れますが、左折側はものの数メートル先で藪に完全に飲まれて消滅。進むべき方向は直進側のみでしたが、そちらには行く手を塞ぐチェーンゲートが頑張っていました。

まさかの展開にどうしたものかと思案しますが、ゲートをよく眺めるとカギが付いていませんでした。どうやらここは自分で支柱からチェーンを外してその先へと進む、セルフ開閉ゲートになっていた模様。やれやれ、焦らせやがって・・・。







道すがらに沢の流れはほとんど見えていませんが、林道名由来の「ワッカリベツ沢」伝いに緩く登っていきます。すると、ここ最近路面補修が行われたのか、道すがらには真新しい砂利が大量に敷き詰められた区間もありました。







そして現れるのがY字となったこの分岐地点。左右の路面状況を見比べてみても大差なく、林道標も設置されていないので、どちらがワッカリベツ林道なのかで悩みますが、ここは右折します。ちなみに左折側は「上砂川林道」というみたいです。







ちなみに、分岐の傍には古ぼけた地図看板が立っているのですが、記載されている地図がとても分りにくいので要注意! 現在地点は◯印の付けられた分岐で、さらにワッカリベツ林道を進むには左折ではなくて右折するのですが、地図ではなぜか左折方向がワッカリベツ林道と記されています。

思わず「?」と混乱してしまいますが、その理由は簡単。地図の記載内容は間違っていませんが、その代わり、この地図では進行方向が上から下になっています。したがって地図上では進行方向を上から下に捉えて眺めるとつじつまが合うんだよな。

つまり、地図の上部に記された長節方向からやってきて、今いるのは◯印の分岐地点。そしてこれから分岐を右折して下の方に進んでいくというわけ。







その後、150mほど進むと再びY字となった分岐が現れますが、ワッカリベツ林道は左折方向。ここも間違えやすい分岐ですが、右折側は「基幹作業道旅長峠線」になっているので、道間違いしないように注意が必要です。







分岐には立派な作業道標が立っています。デカデカと基幹作業道旅長峠線の名が記されていますが、作業道標の立っている位置が微妙。せっかく作業道標が設置されているというのに、左右のどちらが作業道なのか判りづらい状況になってしまっています。







連続して現れた上砂川林道と基幹作業道旅長峠線の分岐は、順に右折、左折して進みます。探索時にはそれで正解なのかでかなり悩みましたが、その先の地点でダートに刻み込まれたオフバイクのタイヤ跡を発見!

オフバイクのタイヤ跡によって反対側の入口から同業者が進んできたのを確認、これでワッカリベツ林道のルートを間違いなく進んでいることを確信しましたが、それにしても林道で同業者のタイヤ跡を見つけると、なんだか嬉しくなってしまいますね。







基幹作業道旅長峠線の分岐からおよそ1.3キロ、右に左へと蛇行しながら稜線伝いの森を進んでいくと、今度は安骨森林道の右折分岐が出現! 位置は「カンカン山(214.2m)」山頂のすぐ南の脇で、標高179mくらいの地点です。







分岐の傍で発見した安骨森(あんこつもり)林道の薄汚れた林道標です。この林道はワッカリベツ林道から分岐して山を下り、最終的には十勝川ほとりの豊頃町「安骨」で道320に抜けるルートらしいです。ただし、無情にもトラロープで封鎖中・・・。







安骨森林道の分岐地点には古ぼけた看板地図も掲げられていました。くたびれ果てた緑色の鉄板に記された文字はほとんど消滅していますが、記載情報はまだ辛うじて確認できる状態。現在地が赤丸で示され、「安骨森林道」の文字も記載されています。







カンカン山の山頂直下を通り抜けると、ダートは下りに転じます。豊頃町「背負」にある林道終点に向かって高低差147mを一気に駆け下りていきますが、そんな下り区間でも路面状況は良好。ダートは走りやすくて快適に進むことができました。

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