2022 北海道林道探索ツーリング 8月3日(水)曇りのち小雨 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
7日目[6]  釧路市「釧路 Kushiro→ 釧路市「釧路 Kushiro もどる  






ガソリン給油量 9.22L 給油回数3回 ガソリン代 1681円 総走行距離 231.3km / ダート走行距離 62.6km トップへもどる


なんと、ゲートの脇に設置された立木公売の告知看板に「温根内林道」の名が記されているじゃないですか! ちなみに「立木公売」とは、一般競争入札で山に生えている状態で樹木を販売する方法のこと。林道標ではなくてその告知板に林道名が記されているのを発見したんですね。

ちなみに林道入口には、村道を示す下幌呂8号線と記された村道標が設置されていますが、どうやら厳密には村道区間はここまでらしく、ゲートより先の区間が温根内林道とされているらしいです。







温根内支線林道発見! ゲート設置地点を過ぎると登り坂が断続的に続きますが、その途中で左に下っていく分岐が現れました。傍に立つ赤黒くサビた林道標よれば延長1800mの温根内支線林道とのことで、ゲートは設置されていませんでしたが、その代わり草ボーボーな状態でしたけど・・・。







温根内支線林道の分岐を過ぎてなおも登り坂は続きますが、傾斜角度が緩いので険しさはあまり感じられません。その代わり道すがらの森が発する鬱蒼とした雰囲気はかなり濃いですが、しかし、路面的には問題ないのでどんどん先に進みます。







路面的には問題ないと思っていたのですが、ちと甘かったです。昨日から今朝方に降った雨で洗掘されたと思われる出来たてホヤホヤなクレバスが出現! 深さ的には大したことありませんが、進行方向に沿って斜めに延びている状態がイヤらしいぜぇ。







しかし、クレバス以外はこれといった問題もなく、基本的には走りやすい状況が続いた温根内林道のダート。登り坂もガンガンに登坂していくわけでもなくて、標高100m辺りまで登ると、その後は下ったり登ったりのアップダウンを繰り返します。







林道沿いの美しい森の風景。温根内林道が延びるこの辺りの山はどれも低くて、標高はせいぜい100mほど。丘陵といった方が適切ですが、しかし、強欲な山菜採りが毎年遭難して森のクマさんにお仕置きされているように、山深さだけはピカイチ! 美しい景色に誘われて散策気分で森に立ち入ると帰れなくなるかもですよ〜。







ここにもクレバスが! 路肩部分が雨水に掘り下げられて崩落寸前でしたが、オフバイク的には特に問題はなし。でも大丈夫かな、ここ。このまま路面補修が入らなければさらに洗掘が進み、近い将来路肩が崩落するのは目に見えています。







雨上がりでしっとりとした雰囲気が漂う森の中を進んでいきますが、体感気温は暑くもなく、寒くもなくてちょうど良い感じ。これが本州の林道ならば、雨上がりの湿度の高さで最高に蒸し暑くて辟易するところですが、ここでは逆に少し肌寒いくらい。そういう意味でも走りやすいところがさすが北海道の林道だな!







林道ゲート出現! その後、ダートは細かなカーブを繰り返しながら続くなだらかに下り坂に転じ、そこを下っていくと再び登り坂が開始しますが、やや急なその坂道の途中で現れるのがこのゲートです。廃ゲート化されているようにも思えますが、ここが閉じられている場合があるのかについては不明・・・。







国有林
この道路は専用林道のため一般の通行を禁止します
通行される方は担当区事務所または  事業所に鍵がありますので
申し出て錠を外し通行して下さい
釧路営林署
ゲートの鉄門の脇に打ち捨てられていた営林署時代の古い通行禁止看板。カギを貸し出す旨が記されていますが、これって何年前の話?







林道ゲートを通過するとやがてダンプ道じみたダートに突き当たりました。林道標や道標が設置されていないため、左右のどちらに進んだものかと悩みますが、結果から述べると、ここまでが温根内林道で左右に延びるダートは幌呂越林道らしいです。

というわけで、ここから幌呂越林道へと乗り継ぎますが、最短で道243に抜けるには分岐を右折します。幌呂越林道を左折しても道243に抜けられるみたいですが、しかし、それは地図上での話。実際に通り抜けられるか否かは不明であり、なによりも国道までの距離は右折した方が断然近いです。







道幅目一杯に木材搬出の林業トラックのものと思われるタイヤ跡が刻み付けられていた幌呂越林道のダート。道243への出口を目指して進んでいきますが、しかし、林道標がどこにも設置されておらず、探索時には「ここは幌呂越林道である!」ことが分かっていない状態で進んでいます。







分岐を右折しておよそ1.7キロ、林業トラックと出会うこともなく無事に道243への出口にたどり着きました。路肩の藪の中に林道標とおぼしき木製の標識を発見したので、さっそく駆け寄って眺めてみると・・・?







はて、幌呂越林道? 林道標に記されていたのは、温根内林道ではなくて幌呂越林道という林道名でした。帰宅後、地理院地図出確認してみたところ、どうやら幌呂越林道は道243の起点から「下仁々志別川」上流へと向かうピストンらしかったですが、その途中で温根内林道を分岐しているというわけですね。

なお、幌呂越林道から道243を結ぶルートの分岐もあるみたいですが、それについては先述したとおり。実際に通り抜けできるかどうかは未探索につき不明です。







温根内林道→幌呂越林道と乗り継いで道243に抜けたところで本日の林道探索は終了。道234から道666→道53→R38と進んで釧路市街に戻りますが、雨上がりで肌寒かったので、途中で見かけたセイコマ鶴野店にてホットコーヒで身体を温めます。

ちなみに、本当は付近にあるヌカマンベツ林道や、R240を阿寒湖へと向かう途中にある発見沢林道とか北陽ヘルフナイ林道も探索したかったのですが、欲張っても時間的に回りきれないことはわかっているので、ここは潔く素直に釧路市街へと帰還。







おっと、宿に帰還する前に給油を忘れちゃいけないな。明朝のスムーズな釧路出発のため、釧路の市街地に入ったら大喜館のそばにある出光セルフ新富SSで給油を済ませておきますが、ハイオクL / 170円で2.7L(541円)入りました。







大喜館に無事戻ってきました。WRを雨に濡れない「俺専用」の定位置に止めたら、宿の温泉で一番風呂を浴びて午後5時頃まで休憩。その後、今日も素泊まりなので夜メシを食べるために再び外出しますが、さて、今夜はなにを食べようかな〜?







といってもお店はもう昨日から決めてあります。そう、きのう釧路和商市場に歩いて行く途中で見かけたホルモン焼き屋「百萬里」ですが、今日はかつて釧路の炭鉱マンたちが愛した「炭鉱ホルモン」で一杯というわけですなぁ!







ガラリと入口を開けて、パイプ椅子が置かれたコの字形のカウンターに着席。店内には焼酎をかっくらうオッサン二人組と中年カップルが一組いましたが、着席すると「熱い熱い」と言いながら、オモニがすぐに卓上コンロを持ってきてくれました。







さーて、なにを食うか! 古めかしい渋い店内の壁に張り出されていた百萬里のメニューです。大衆ホルモン焼き屋にしては価格はちと高めですが、ジンギスカンが「成吉思汗」と記されているあたりが、チェーン店とは異なってオモニの店っぽくてなんかイイ感じ。これなら美味さも期待できそうだぜぇ!

ミノ1200円、成吉思汗850円、カルビ800円、肝臓800円、牛サガリ800円
豚バラ肉800円、千枚700円、心臓700円、豚舌700円、ホルモン600円、豚足550円
野菜大400円、野菜小300円

めし大300円、めし中250円、めし小200円、味噌汁200円
タレ1合400円、カラシミソ500円、
チャンジャ400円、朝鮮漬300円、冷奴250円

ビール600円、焼酎400円、清酒450円、ウイスキーW500円、ウイスキーS350円
ノンアルコールビール450円、ウーロン茶250円、コーラ250円、サイダー250円

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